警報音が響き、白いダイアログがポップアップする。
「何だ―」
「MBMから温度警報。CPUが動作保証温度を突破。信じられない…強制冷却しているのに」
「部屋ごと冷やす。エアコン始動」
「待て、少尉。センサーの誤作動かもしれない。MBMの故障かも…」
「なぜ分かる」
「室温は18度だぞ、誤報だ、上限温度の73度を超える訳がない」
「ではspeedfanでも確認しろ」
「やっている…数値は同じだが、温度センサー側のトラブルかもしれない」
「Waveletを2枚かまして24時間連続エンコしているのだ…ありうる」
「やめろ少尉! 気でも狂ったか? こんな肌寒い部屋で冷房を最強にしたら、凍えてしまう」
「プレスコットが…暑いと言っている」
Intel Pentium 4 "Prescott" 3.4E GHz
3.4ギガ、熱いCPU
任意のプロセスを、一定の時間割合でサスペンド/レジュームさせることで、 CPU負荷率を強制的に下げる。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA022257/BES/
PearPCは、Pentium や Athlon などの x86系CPUを使って、 アーキテクチャがまったく違う PowerPC系 のCPU(Macintosh が採用)をエミュレートする、 GPLライセンスのフリーウェア。 例えば、Windows 上で Mac OSX を動かすことができる。
詳しくは公式サイトの FAQ やドキュメント参照。
名称 PearPC(ペア~PC) は、PowerPC(パワ~PC) のもじりであるとともに、 Mac のシンボル「リンゴ」に引っかけて「梨」としたのだろう。
このサイト(妖精現実)では、2004年5月22日に 「PearPC GPL の Mac OS X のエミュ。 Windows版もある。 スクリーンショット」と速報メモを載せた。 2004年6月8日になって、 Max OSX 10.3 "Panther" のイメージが用意できたので、 さっそく PearPC 0.1.2 を使い、Windows 2000 の上で MacOSX を動かしてみた。
その後、PearPC のバージョンアップで、ゲストOSからのネットワーク接続も可能になり、 楽しさが増した。 ブラウザ Safari が Mozilla/5 を名乗りながら、次のようなHTMLのCSS指定を適切に解釈できないことも分かり、 サイトのデザインをひそかに微修正するなど、 実用面でも役立った。
color: MenuText; background-color: Menu;
これまで散発的に何枚かスクリーンショットを掲載した。 まとめて再録しておく。
イメージファイルへのパスのほかは、
redraw_interval_msec = 80 memory_size=0x20000000 pci_3c90x_installed = 0 pci_rtl8139_installed = 1
くらいで、ほとんどデフォルトのまま。上記のメモリー設定値は512MBに当たる。 1024MB割り当ててみても速くならなかった。ネットワーク設定をしない場合は、以下も0。
pci_rtl8139_installed = 0
Ctrl+C で止めて、やり直すと、あっさり起動することが多い。
ゲスト側(Mac)の画面を800x600より大きくしても、CPU負荷は大して増えない。 ただし、あまりに大きくすると、起動時にこける率が上がる?
インターネットに直接つながっているユーザなら、下記リンク先を参考に簡単にできると思われる。 自分はLANなので、Tap-Win32 の Default gateway を ipconfig の値通りに記入、 PPCを起動、TAPが接続されたところで、 LAN側の共有を有効にした。PPCを再起動後、上記ページに従って、 マニュアルで Mac 側のネットワークを設定した。 また、ZoneAlarm のファイアーウォール設定が High だとだめかもしれない。 該当ユーザで、PearPC から外につなげない場合、 ZoneAlarm の設定を Medium にしてみよう。