小粒でもぴりりとからいフリーウェア、今回はドイツ製 .NFOビュアー GetDiz 。
ダウンロードした書庫にときどき入っている拡張子.nfoと.dizのファイル――とくにNFOファイルには使用法に関する重要な説明が書かれていることが多い――は、メモ帳のようなテキストビュアーでも見れますが、専用ビュアーでみると読みやすく、本来のデザインできれいに見れます。日本語圏では NfoDiz が比較的よく知られてるようで、また日本製のNFOビュアー「NFO View」もありますが、拡張子との関連づけを含む動作の安定性、しっかりしたインストーラ、キーワードの自動強調表示(ユニークな機能)、フリーウェアであること、バージョンアップをつづけている新しいソフトであることなど、以下ご紹介する GetDiz が、かなりおすすめです。
2003年4月1日追記: MSI Consoleフォントの独特の味はないものの、DAMN NFO Viewerも洗練されていて完成度が高い。GetDiz のハイライト機能も捨てがたいし、気に入ったほうを選ぶと良いだろう。
2003年10月9日追記: 拡張子 .DIZ は、Description In Zip (同梱説明)の略。 典型的なファイル名は file_id.diz 。 1行が40字程度、最大10~20行程度と小さいのが普通。
.NFOファイルを日本語環境でひらくと、多くの場合、一部が文字化けして、半角英数字と半角カナの「アイウ」などが混ざったテキストがあらわれます。半角カナに化けている部分の大半は単なる飾り(アスキーアート)なので、化けていても実用上、さしつかえないのですが……。NFOファイルは、DOS時代の古いフォントセットを想定してて、例えば、0xB0, 0xB1, 0xB2 にスクリーントーンのような、白と黒との細かいハーフトーンで「灰色」を表現した文字が入っています。0x80-0xFFのコードポイント(ユニコードでいう Controls and Latin-1 Supplement)の使い方が独特なのです。
逆にいうと、日本語環境用のごくふつうのエディタでも、適切なフォントを選択すると、NFOファイルをきちんと表示できる可能性があります。例えば、Cool Mint Yellow版という日本語圏のフリーのエディタは、べつにNFOファイルをサポートする意図などないでしょうが、NFOファイルをきれいに表示できます。
このように、形式において、拡張子.nfoと.dizのファイルは、昔のDOS時代の特定フォントセットで表示するアプリを想定したテキストデータであり、部分的には、そのころからのアスキーアートの伝統をついでいるのでしょう。具体的なフォント名としては、MSI Console(Msifont.fon)や Lucida Console Ansi(Lucon1.ttf)が該当します。また内容についていえば、nfoファイルは取扱説明書ないしリリースノート(NFO: information)、dizファイルは分類カードのような書庫内容、年月日、配布元などの簡潔な説明(Description In Zip)。なお、拡張子NFOは、プログラムのソフトばかりか、動画や音楽のファイルの付属説明書として用いられることもあるようです。
NFOファイルの特性をふまえて、WindowsのGUI上でNFOファイルをひらくのに特化したエディタがNFOビュアーであり、正しいフォントセットで表示でき、拡張子NFOとDIZとの関連づけ機能があるのがふつうです。GetDizの場合、さらに Install とか Serial といったキーワードが自動的にハイライト表示されますので、英語がふとくいで全文、読みたくない場合でも、とりあえず最低限どこに目をとおせばいいか、めやすになるでしょう。
GetDizは、Outer Technologies のダウンロードページから入手できます。2002年7月11日現在のバージョンは2.6で、フリーウェア。インストーラがついているのでインストールもかんたん。インストールのとき、関連づけの設定もできます。通常、.NFO と .DIZ は関連づけオン、.TXT は関連づけオフにすれば良いでしょう。
NFOビュアーで見ても文字化けがなおらない場合があります。NFOビュアー自身がなんらかの理由で正しく動作してない可能性もありますが、一般的でない言語(例: 中国語)のNFOファイルもあって、この場合は、想定するフォントセットがまた違うので、文字化けが起きます。
マジだぜ、マジもんの制御棒バトルだ!
2002-07-08 「諸君、私は~が好きだ」原子力発電バージョン
ってか、おもしろすぎ、これとか (・∀・) 嫁!
Note: 「諸君、私は~」と「原発D」は「EiFYE原子力発電所」のコンテンツです。このサイトは決して100%「マッド」系というわけでなく、むしろサイト全体としては、原子力発電所のもと現場職員さん(現在は原子力技術センター所属)が原発問題について、「幸せの意味」にまでふみこんで、さまざまな角度から、わかりやすく、具体的に、自己の苦悩もふくめて、まじめに語っており(例: Re:原発がどんなものか知ってほしい)、そちらもおすすめできます。また、「原発D」の上のリンクはHTML版です。これは、もと同人誌のものであり、本来のレイアウトに近いPDF版も利用できます。
2002-07-10 - IE6 SP1 Beta - #2800.1041 → #2800.1067 にあがりました。(XP SP1同梱のは、すでに#2800.1068らしいですが……)
Win 98~XPの全プラットフォーム用のがIRCに、そこからさらにiexbetaにてWin2000版がウェブに流れました。
入れると再起動になるので、いまちょっと再起動できない状態なのでまだ入れてないので動作未確認ですが……。
内容ですが、MSXML 3.0 SP3で見るかぎり、#2800.1041と同じ 8.30.9622.0 もちろんこれは現行のIE6よりは上位バージョンでたくさんのバグフィックスが入ってます。
スクリーンショットがNeowinに。
追加リンク: UPDATE: IE6 SP1 v1067 for 2000/XP Download
次の書庫は、手元でも動作確認ずみです。
MD5 (ie6sp1_bld2800.1067_w2kxp.zip) = 4b5b178a7798c3ebd0b33d05a84caff0
2002-06-30
先日、「愛国戦隊大日本」をダウンロードできるフランスのサイトをご紹介しましたが、ほかにもマッドアニメをダウンロードできる場所がありました。興味ないかたには、おもしろくもなんともないものでしょうが、とりあえず、ご紹介しておきます。
http://ncc17004.online.fr/
タイムスタンプみると1998年なんていう古いのが混ざってます。1998年のマシンに合わせて作られたものらしく画面サイズも小さいし画質も低く、コーデックも Intel Indeo Video のような現在ではあまり見かけないようなのも入ってます(Media Player ならたぶんCodecの自動ダウンロードでうまくやってくれるかも)。けれど、比較的最近のものと思われる高画質なのもあります。
ダウンロードできるものはリンク先を見たらだいたい分かりますが、ファイルサイズが大きいのは、
MAD_Kidoubutouden_Y_Yamato.zip 31.3MB
MAD_Mobile_Police_Aestevalis.zip 14.7MB
あとは1~6MBです。Codec等は下記参照。
ダウンロード場所は
http://ncc17004.online.fr/
evaOPものでは最高とも言われる「ナデゲリオン」もありますが、小さなサイズです。ユニゾン版ではありません。
2002-07-08 評価の高いフリーのマルチプレイヤー Zoom Player ですが、2.70 の RC2 が出てます。前にも何度か紹介しましたが、この機会に、あらためてご紹介します。
Windows Media Player は別問題として DivX Player2.0 Alpha5 より高機能で試す価値あり。基本的なことですが日本語のファイル名、パス名が問題なく通ります――日本語をサポートしてるわけではありませんが、実用上は問題ありません(これに反してDivX Playerは日本語のファイル名を関連づけ以外から認識しないことが多い)。
ズームプレーヤーの名のとおり、ズームにはこだわりがあり、全画面表示にせよ拡大にせよ縮小にせよ、アスペクト比をどうするか(アスペクト比を無視して全画面にフィットさせるか、ソースのアスペクト比のまま最大限拡大するか、等々)多くのオプションを選べます。全画面表示のときいちいち全画面表示から出ないでコントロールバーを出したり消したりできるところもべんり。下のショットは720x480(つまり3:2)ピッタリ(縁塗りつぶしなし)で保存したファイルをワイドスクリーン(16:9)の比率にアスペクト比変更して全画面表示(手元の解像度=1280x1024)させ、しかも、コントロールバーをトグル・オンした状態の例です(128KB)。
エンコのときトリミングで生じた誤差をべつにするとアスペクトは、これでオリジナルとほぼ同じにもどるはずなのですが、どうでしょ……。この例はソースファイルが720x480ですが、もちろんソースが640x480でも「16:9」への変更はプリセットで簡単に選べます(右クリックメニューから簡単にアスペクト比を変更できます)。これでも不満な神経質なかたは、軸を指定してのリサイズもできますから(RMのMini Playerにもある機能)、アスペクト比を好きに微調整できます。(注: 「アスペクト比」の話です。「画質」についていえば、この例はテレビ放送をエンコしたものなので、原理的にテレビの走査線の数程度の解像度の画質から補間するしかありません。)
また好みしだいでは、ソースのアスペクト比にかかわらず壁紙のように本当に全画面ぴったりに拡大することもできます。これはこれで迫力があります(画面解像度にもよるが、本来16:9のものでやると、顔とかが縦長になりますが……)
DivX Player や WMP では、こういうことはできず、ソースファイルのアスペクト比のまま拡大されますし、これらのプレイヤーでは全画面モードに入ってしまうと一時停止、音量調整、表示調整などのコントロールバーが出せないと思います。IrafanViewでは、やや似た表示ができますが、あれはレタッチソフトなのでZoom Playerほどこうした操作に特化してません。また、Winamp 3 も動画サポートを大幅に強化してますが、現時点では Winamp 3 は動画再生には不向き。本家DivX Player以外は同じコーデックの DirectShow だから、理論上、どのソフトでみても基本的な画質は変わらないはずで、使いやすさや機能で選ぶことになるかと思われます……。
まるでページのスクロールのようにマウスのホイールボタンですばやく早送りしたり、動画を再生させながら早送りやスローモーションも可能なので(つまりリアルのビデオデッキと同じような感じ)見たい場面を探したりするのにも重宝。テレビ放送のキャプはエンコの状況によってはPCで見ると暗く見えたりもしますが、Zoom Player ならオーバーレイ・カラーコントロールの設定で明るさ、コントラスト、色調、彩度等の再生時補正がかけられます。ぜいたくな悩みをいえば、機能豊富すぎてとっつきにくい面があるかと思いますが、べつに全機能を理解してなくても基本的な用途は直感的に分かることばかりなので、試してみてはいかがでしょう……。
フリーウェア。2002年7月8日現在、Zoom Player の正式版は2.60が最新で、公式サイトからダウンロードできます。解凍したらすぐそのまま使えます。また2.70もすでにリリース候補2となってます。2.60からの変更点の詳細や2.70のダウンロード場所などの詳細は、フォーラムを参照。ダウンロードミラーがエストニアにあるところも親近感がわくような……。