あるリンクをきっかけに、一連の議論を(途中から欠伸を噛み殺しながら)読んだわけだけれども。
例によって、現に存在する「それを嫌だと思う人」をみな確実に説得できる言葉・方法など存在しないことがポイント。究極的には、何かを諦めるしかありません。「解析したくない人」はしなければいい(逆に、したい人はすればいい)。「解析されたくない人」は、解析しているサイトを利用しなければよい。実際問題としては、そう割り切るしかないはずなんです。
ただ、前者は誰も困らないけれど、後者は困ると思っている人がいます。「(解析はしたいのだけれど)なるべく、大勢の人に見てほしいから」というわけ。でもそういう人には、「気にしない方がいい」とアドバイスしたい。したい解析を我慢することは勧めません。
お客さんに嫌われまいと努力する、後ろ向きのサイト運営は結局のところ効果がない。いくつかのサイトで話題にしていただいた最強の blog サービスは「楽天広場」でご紹介した大人気サイトをご覧になってですね、目覚めてほしい。少ない需要の中で100%を目指すより、需要そのものを拡大した方が、より多くの閲覧者を獲得できるのです。
アクセス解析云々も、「精神的な閲覧障壁」と呼べばアクセシビリティの範疇かもしれません。しかし、私はそのような立場を支持しません。(アクセシビリティの概念をそこまで拡散させると不毛な議論になると思う)