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metro さんの弱きを挫くテロリスト
という表現はいい得て妙。ryus さんの問う動機
は、雑感いくつかに書きました。私は抽象的に書きましたが、その中には弱きを挫く
意図もありました。WWW では(相対的な)弱者が(相対的な)強者を公に袋叩きにするが、その逆は許されない(と思う人が多い)。何だか歪な状態です。弱者は強者を高圧的に批判してよいが、強者は弱者に敬意を表さねばならない。弱者権力万歳、です。
強者が本当に強者かどうかは問題ではなく、とりあえず一般的に強者と思われている側がここでいう強者であると読み替えてください。
私の批判について青天の霹靂
と仰ったじっぽさんは、ヤクザ交渉本の読者を反吐が出る
と書きました。こういった自分の言葉が、誰かに青天の霹靂
というほどの衝撃を与えている可能性を考えないのは何故か。弱者権力に胡坐をかいているからです。自分は弱者だから、手ひどくやっつけたって誰も傷つかないだろう、と思っている。チェック機構のない弱者権力は、腐敗します。お客様は神様です、という考え方が「お客様」を増長させたように。
私がじっぽさんへの批判として医者という職業を持ち出したのは、弱者を自認する者の強者としての一面を炙り出すためだったのかもしれません。批判の仕方は他にいくらでもありました。無意識であれじっぽさんの社会的地位を持ち出した背景には、こうした持論がありました。
今更何で蒸し返されているのか
というのだけれど、別に蒸し返しているのではなくて、metro さんのご意見と ryus さんのご質問にお答えするのが単に忙しくて遅くなっただけです。そろそろ言及も尽きてきたことだし、ついでに言及元を整理しておこうかと思いスミダさんの記事にもリンクしたのです。さらに補足すると、ryus さんの質問はメールでいただきました。質問の核心は記事にある(という意味のことを ryus さんが仰った)ので、記事への返信という形で補足を書いたという次第。
迎賓館裏口から短期間に2度リンクされて思い出したんですけれども、私、「ジョゼと虎と魚たち」を映画館で観ているんですよね。柊さんが秋田県では上映されないことを残念がっていらしたので、じゃあ悔しがらせてやろうか、と。渋谷へ行ったのは小学生のときの家族旅行で東京見物に出たとき以来でした。(追記:就職活動でも足をのばしていました)
せっかく行ったのにその顛末を備忘録に書かなかったのは何故かと考えますと、たぶん、映画がとてもよかったから。そんなことと関係なくネタにしたっていいといえばいいのですが、ちょっと気が引けた。下手に感想とか書く気になれなかった。
で、8月に DVD が発売されたんですね。私はそういうの買わないんですけれども、柊さんはもう購入されたのかな。あまりそういう身辺雑記を書かないサイトだから、ちょっとわからないんですけれども、とりあえずご連絡。(これは私信ではありません、と書かないとわからない人がいるみたいで困りますね。備忘録で書いているんだから、私信風に書いていても私信じゃないってことはわかりそうなものだと思うのですが。柊さんにはわかりきった話でお目汚し失礼)