予め何点かお断りしておきます。
以上を前提として、次の意見をご紹介。
技術系サラリーマンの交差点: 「専門家は個人の責任で情報発信するな」について
↑こちらの記事経由で、当の発言をしていらっしゃる所へ読みに行った訳です。
この方自身もWebデザイナーという職種のようですが、この方のblogの別の記事を見ようとしたのですが、そしたら全く記事が表示されなくなって、背景の恐竜の絵だけしか見えなくなりました。Netscape7.1で見るなって事ですか? WebデザイナーってのはInternetExplorer6.xで正常に表示できればそれでいいような作り方して良いわけですか?
HTML も CSS も Valid なのだから、問題があるとすれば JavaScript か NN7.1 です。
ところで、何を根拠に私の職業を勘違いされましたか。satoshis さんが参照されている文書には、徳保さんって、当事者ではないという立場なんですよね?
とありますが。実際、私の職業は Web デザインに関しては消費者側です。
しょうがないからトップページへ無理矢理行きましたよ。そしたら、トラックバックがずらずら並べてあって、それがどれが誰の記事やらすぐに分からないデザイン(って言って良い代物?)で、ひどく混乱しましたよ。
取り合えず、この事を通して、Webデザイナーという職種とその業界全体についての私の評価は定まりました。貴重な体験をどうもありがとうございます。
謎の記述。当サイトは Trackback を受け付けていないのだから、トラックバックがずらずら並べてあ
るはずがない。当サイトのトップページのどの部分を、なぜ TrackBack 一覧だと思ったのか、説明していただきたい。混乱
したのは satoshis さんの問題かもしれませんよ。
ああそうそう、本題の件ですが、そんな業界の事情を世間一般に拡大してもらってはた迷惑なのでやめてください。Webデザイナーは技術者では無いことはよーーーく分かりましたから、技術者と一緒くたにして論じないでください。
「読めなかったので読んでいない」のでしょうが、(以下略)
…本人のところに直接トラックバックしようとしたのですが、どうしても、トラックバックURLを表示できませんでしたので、不可能です。こんなひどいblogのデザイン見るの初めてだよ、全く。
もういちど書くけど、そんなにNetscape7.1を使うのが悪いことなのですか??
デフォルト設定でうまく閲覧できないとき、閲覧者が製作者を一方的に責めたてることを正当化するなら、satoshis さんの記事はデフォルト状態の NC4.78 で次のように表示されることについて、どうお考えなのか。閲覧者がスタイルシートを無効化しない限り、satoshis さんの記事は読めないのですが。
ちなみに当サイトの場合も示します。
NN7.1 で製作者 CSS を無効にする方法は簡単です。
これくらいのことは試してみてもいいのではありませんか。また、NN7.1 は Mozilla1.4 をベースとしていますが、Mozilla における既知の脆弱性をご覧いただければ、Mozilla1.4 に多数の脆弱性があることがわかります。Mozilla はセキュリティアップデートにより脆弱性を解決しますが、NN7.1 は長い間アップデートしていませんし、今後もしないでしょう。
Mozilla における既知の脆弱性には、パッチ適用前の応急措置として多くの場合 JavaScript を無効にする
ことが勧められています。NN7.1 を使い続けるならば、JavaScript を無効化しましょう。そしてそうすれば、当サイトの記事が読めないということも無くなるでしょう。製作者 CSS が読み込まれなくなりますから。万が一それでも読めないのだとすれば、NN7.1 が欠陥品なんですね。Valid なマークアップの文書を解釈できないのだとすれば。
Mozilla1.4 ベースのブラウザは、ひょっとすると当サイトの JavaScript か CSS のいずれかをうまく解釈できないのかもしれません。しかし少なくとも、Mozilla と firefox の最新版では問題ないわけです。IE にパッチを当てるように、NN7.1 も最新の Mozilla にアップデートした方がいいと思いますよ。
先に紹介した批判記事には賛同記事と本編の続編がありまして。
もう少し調べてから発言なさってはどうか。
記事消失もサーバサイド障害臭い。サーバがデータを出さなけりゃどうしようもない。しかし、下手な判別で出されるべきデータを出さなくてよいという表明には断固反対する。大体、点字表示器あたりにはそのような判別ルーチンは無益。
当サイトでは UserAgent 毎に出力を変えるという方式を採用していない。やってもいないことについて断固反対
されても、当惑する他ない。
例によって例のごとく。
(1)「趣味でやっている」は何の免罪符にもなりません。趣味だから何をやっても良いということにはなりません。Operaでしか見れないWebデザインでしたら、表紙に大きく「Opera限定」とでも書いておいてください。出来れば画像データ(注釈付き)でお願いしますね。また見れないと困るから。
画像なら見れるのか。情報が伝わるのか。テキストブラウザは? 音声系ブラウザは? いずれも CSS を解釈することが期待されているわけですから、CSS 解釈において生じた不具合について対処が必要という趣旨なら、無視できない存在となるわけですけれども。
それはともかくとして、当サイトの HTML と CSS がきちんと仕様に則っていることには気付いていただきたかった。
(2)JS,NNという略号が何を表すのか、万人に通じると思っている所がそもそもだめ。何で、「Netscape利用者であれば、JavaScriptをOFFにする設定を行えば見れるんじゃないかと思います。」と書けませんか? この表現でさえ、分からない人には分からないですよ。多分、恐らく、99.9%位の確率で、NNはNetscapeNavigatorの事を指し、JSはJavaScriptの事を指すのでしょう。でも、Webデザイン業界の用語では全く違う事を指す可能性もあります。ちなみに、Netscape7.1はNetscapeNavigator7.1ではありません。Netscape7.1のNavigatorは存在しますが。
あのー(以下略)
(3)JSがJavaScriptであることを仮定して、それをOFFにすれば見れる(でしょう)というのは、いかがなものでしょうか。なんで、わざわざWebデザイン上の勝手な都合でブラウザ側の設定を変更しなければいけないのですか? ちなみに、Netscape7.1の設定を端から端まで見てみたのですが、JavaのON/OFFはあってもJavaScriptのON/OFFを見つけることはできませんでした。もしかしたらどこか、よく分からないところにあるのかもしれませんが、そこまでさせるんでしょうか? それは、見るなと言ってるのと同義です。
JavaScript は基本的に切っておいた方がいいですよ。危ないんだから。でも、初心者ほど切らないという罠。
私は基本的に、過渡期の問題には対処しません。HTML や CSS は、きちんと仕様通りに記述しておけば、いずれブラウザが対応します。きちんと文書をつくっておけば、10年、20年後でも問題なく利用できるはずなんです。趣味の Web デザインでは、目先の利益を追いかける必要がありません。趣味のサイトを何回もリニューアルするのは困難なのであって、目先に問題に目を奪われて小手先の策を弄するのはエネルギーの無駄遣いです。
批判なさるなら、この主張を踏まえたうえでお願いしたい。「だからといって現在の閲覧者を切り捨てるのは云々」という話になることは目に見えているわけですが。
世の中に出ているWebブラウザで、正常に表示できる、最低でも「そのブラウザでは見れませんごめんなさい」くらいは表示できるWebページを作ることがWebサイト設計の常識です。私だって「セキュリティ上問題のある、InternetExplorer 5.5で正常に閲覧できないココログデザインは、OKでは!」と冗談で申しますけど、これを真顔で言えば暴言です。
自分も NC4.78 ユーザには読めないサイトを作っていることをご存じないから、そのようなことがいえるのです。
「今そこにいる閲覧者をどれだけ重視するか」というのは、価値観の問題に過ぎません。製作者は粛々と標準仕様にしたがって真っ当なマークアップの文書を作成するのみであり、閲覧者はそれを解釈できるブラウザを選び、適当に設定すればよい……と私は考えます。面倒くさがりの閲覧者は、時代が変わるまでお待ちになればよいのです。そのうちにブラウザが仕様に追いついて、デフォルト設定のままでもちゃんと読めるようになるでしょう。これは satoshis さん的には暴言
になるのでしょうが、それはひとつの意見に過ぎません。
様々な制約から、現実問題としては、ほとんどの Web サイトは PC から視覚系ブラウザで閲覧されています。なので、今そこにいる閲覧者層だけを見て最大多数の幸福を目指すなら、テーブルレイアウトが正解です。だから企業サイトはテーブルレイアウトを採用します。ほとんどの人がブラウザのデフォルトスタイルに満足せず、リッチなデザインを好みます。そして何か表示に問題が生じたときに、ブラウザのデフォルト設定をいじるだけの勉強をする気もない。この制約条件の中で CSS デザインを導入するのは、あまり分のいい話ではありません。
CSS デザインによる装飾と論理構造を分離というお題目は、今そこにいる(大多数の)閲覧者を喜ばす方策としては、いささか問題含みです。製作者は楽をできるかもしれませんが、ほとんどの閲覧者には利益がありません。それでいて CSS デザイン導入によって(広い意味で)切り捨てられる人数は、救われる人数よりずっと多い。人数の問題だけをいうならば。では、あえて CSS デザインに手を出す理由があるとすれば何か? 私は、この問題を避けて通るわけにはいかないと思います。
プロが CSS デザインの導入に慎重になるのは当然なのです。それはわかっています。それでも私が CSS デザインを採用した理由は、すでにひとつ書きました。目先のことより、未来のことを考えた結果だ、と。
この程度の意識がWeb設計に表れている方に、レベルが低いと言及されるWebデザイン業界ってのは凄いものですね、としか評価できないじゃないですか。少なくともコンピュータ/サーバ/ネットワーク技術者が、Webデザイナーに対して期待するレベルの仕事をしてくださらない事が良く分かりました。
「今、役に立たなきゃしょうがない」インフラ系の人間の考え方と、「後々評価されればそれでいい(という発想もありうる)」コンテンツ系の人間の考え方の差なのでしょう。期待外れは仕方ないとしても、ちょっとした努力を惜しんで読みもせずに判断なさるのだから、早合点してしまって自分の知らない考え方に触れることもできない。余計なことを考えずにすんだという意味では得したのかもしれませんが、どうなんでしょうね。
そふぃあさんが書いていらっしゃる通り、問題は私の用意している JavaScript かもしれないのです。ただし、NN7.1 には JavaScript まわりの脆弱性があります。なので、Mozilla1.6 にアップデートしていただくか、JavaScript を無効化することを勧めます。WindowsXP + Firefox0.8 (デフォルト設定)という私の手元の環境では問題ないので、おそらく、それと同時に当サイトを閲覧する際の問題からも開放されるのではないでしょうか。
じつは NN7.1 でも閲覧できますよ、という話があるんです。困りましたね、これは。問題はブラウザの新旧じゃないということになるわけだから。ひょっとすると、セキュリティ関連ソフトあたりが問題なんですかね。参った。
痛いところを突かれた。
私の特徴は、首尾一貫しないところにあります。互いに矛盾する価値観を同時にたくさん抱えていて、それをいい加減な判断でパッチワークにしているのです。
例えば私は「製作者は CSS など提供しないでいい」と考えています。そして閲覧者としての私は、レジストリをいじって IE が製作者スタイルシートを解釈しないよう設定した状態を常用しています。Opera もユーザモードを常用し、製作者スタイルシートは無視しています。ユーザスタイルシート利用の邪魔になりそうなものは、可能な限り排除しようという発想です。ではなぜ、自サイトに製作者 CSS を(しかも JavaScript 経由で)デフォルトで適用させているのか。
答えは簡単です。現状、ほとんどの人はユーザスタイルの利用を常態化していないし、仮にユーザスタイルを用いていても、限定的な利用にとどまっています。製作者 CSS による何らかの視覚効果に期待しているのです。そのことだけが理由ではないにせよ、私が製作者 CSS の提供を完全にやめたら、「こんなつまらんデザインのサイトの管理人に Web デザインを語る視覚はない」といった批判が出ます。Opera ユーザには現時点においても製作者 CSS を提供していませんが、あの Opera ユーザでさえ、そういうことをおっしゃるのですから、IE ユーザの反応は容易に想像がつきます。
もちろん、大半の方は何もいいません。しかし、少数であれ現在でも毎月のように批判があるわけで、これが毎日になったら私の精神的キャパを超えます。ある程度の日を置いて批判があるからネタになるのであって、毎日では苦笑いの目が血走ってきます。そこで、筋を曲げているわけです。かといって、諦めるならスッパリ諦めてしまえばいい……という意見にも、素直に肯けない。だからといって、ほとんど理解していない JavaScript をなぜ使うのか、というあたりは、私にとってかなり痛いところ。
ちょっと便利だからといって、よくわかっていないものをホイホイと導入してしまうなんて、「タグ屋」の類を喜んで利用している人と何ら変わりありません。スタイル選択という機能は、そもそも CSS デザインの安直な宣伝として「使える」から、という動機ではじめたものです。だから、screen メディア向けの CSS しか用意していない。各メディアに最適な云々という理念とはかけ離れたことをやっています。
あるいは、過渡期の問題には頓着しないといいつつ、単に表示確認のためだけに firefox0.8 と Mozilla1.6 をインストールしていることもそう。IE6 が XML 宣言があると互換モードになるのを嫌って(ただそれだけの理由で)文書を UTF-8 で記述し XML 宣言を省略しているというのも、あまりといえばあんまりな話です。本当に頓着しないなら、IE6 の問題など気にしなければいいわけです。そのくせ、Opera6 で製作者モードを利用しているユーザの声は却下。マイノリティ尊重の主張はどうなっているのか。
野嵜さんや加納さんの指摘を待つまでもなく、私のいうことやることは無茶苦茶であって、万事いい加減です。今更、「痛いところを突かれた」もないだろうという感じなのですが、しかしまあ、参った。
というか、「私は首尾一貫しない人間です」といいつつ、「HTML などについての主張と矛盾しないためには JavaScript の勉強も必要だよなあ、やっぱり。参ったなあ」なんていって困っているあたり、ホントどうしようもない。臆面の無さくらい、一貫すればいいのに……と、他人事のように思う。
私が HTML と CSS を「ある程度わかる」くらいまで勉強するのに丸2年かかって、それでも石川哲志さんのお書きになる内容には、正直ついていけない。あるラインから先、勉強する気がなくなってしまったということもあるのだけれど。
音楽の授業をずっとサボってきた人が、突然ギターに目覚めて毎日のように練習するとか、そういうことが世の中にはたくさんある。というか、勉強家が何でもかんでもよく勉強するわけではないのは周知の通り。努力家というのもそうで、結局、努力する気になれないことには努力しない。「あれができたんだから、これもやればいい」というほど、話は簡単ではない。もちろん、そういって発破をかけることは無意味ではない。無意味ではないが、多くの場合、失敗するのも事実である。
JavaScript は勉強したくない。けど、勉強した方がいいのかな、と思う。しかし、たいへん面倒くさいので、JavaScript を使わない方向で考えた方がいいかもしれない、とも思う。というか、よくわからないで使っているといえば、PNG など画像関連の仕様書はひとつも読んだことがないのだった。いいんだろうか。
ところで、正しく ECMAScript について学ぼうと思ったら、どこからはじめて、どういう手順で進むべきなんだろうか。
ご推察の通り、当サイトの CSS 切替スクリプトはいちゆうさんの作成されたものに、ほんの少しだけ手を加えたものです。
CSS 切替スクリプトは WWW で探すとあまり選択肢がないのですが、書籍や雑誌にはこれまでに多数、紹介されています。いろいろなスクリプトからいちゆうさんのスクリプトを選んだのは、次の特徴(重要度順)が気に入ったからでした。
「製作者は CSS を用意しないでいい」という主張と閲覧者の要望に折り合いをつけるため、スクリプトを無効にすれば CSS も提供されないようにしたい……これが最重要の条件でした。
Opera や Mozilla にはデフォルトで代替 CSS を選択する機能がついていますが、私はその機能に不満があります。ユーザスタイルを常用するようになるまで、私はサイト内移動のたびに自分好みのスタイルを再選択しなければならないことに辟易していました。結局、デフォルトのスタイルで我慢する方がマシだと思うようになるのがオチだったのです。スタイルはその場で選択できるだけじゃなくて、サイト内で選択結果を保存できなければあまり意味がないように思います。
これは文書管理上の都合です。私はこれまでに何度も、z-css.js を書き換えています。以前は、現在とはまったく異なるスクリプトを使っていました。なるべく、読込むスクリプトはひとつにしたいのです。フォームを生成するためにもうひとつスクリプトを読込まねばならないとなると、何百もある文書すべてに手を加えねばなりませんから。あるいは、今後作成する文書だけ、新しいスクリプトを読込ませてもいいのですが、そうなると、サイト内に複数の方式が存在することになり、やはり管理コストが増大します。
ダウンロード完了のタイミングで CSS が適用されるのは、見た目に難があると思う。なるべく、文書読込中にも CSS は適用してほしい。
可能なら。
ところで、CGI を利用しなかったのは、サーバを何度か移転した際に、SSI 必須という条件がひっかかったからです。たいていの「SSI 利用可」は拡張子を .html とすることが前提になっています。「.htaccess 利用可」といっても、実際には多数の制限がある場合が少なくありません。
……とまあ、要求するだけの立場でものをいうと、こうも貪欲になるという話。私のわがままは無視していただいてかまわないのですが、北村さんのスクリプトの今後の展開に期待しています。ところで、いつぞやは素晴らしい篆書バナーをどうもありがとうございました。本名で作っていただいたので、社内の非公式書類で活用中です(偶然に誰でも読めるような書体で仕上げていただいたこともありまして)。