趣味Web 小説 2005-03-18

見習いたい同人系サイトのリスペクト体質

二次創作同人娘のためのアクセスアップ講座運営>お手入れ編でリンクされてからというもの、同人系サイトからのアドバイス依頼が増えました。もっとも、2002年の300件余のアドバイスも少なからずがみゅうはぁとサイト鑑定掲示板への投稿をサルベージしたものなので、ログだけ読んでいくと変化に気付かないかもしれません。私にとっては、ご指名での依頼と、鑑定掲示板でつけるレスとでは気の持ちようがだいぶ違うのですが、結果は大差ありませんから。

さて、昨年8月に再開後、わずか19件しか書いていないアドバイスですけれども、予想以上に読まれているようです。掲示板は ROM だらけ(注:ROM=Read Only Member=読むだけの参加者)と先日書きましたが、アドバイスも平均で1000人以上に閲覧されています。表紙から過去ログへ移った後に限ってもそれくらい読まれており、意外に人気があります。その割に、アドバイスの中でリンクした文書を見に行く方の少ないことといったら驚くほどで、これでは1000人が読んでいるといっても誰も信じまいな……。いや、まあそれはいいのですが、同人系サイトにアドバイスしていたら、同人系サイトからのリンクが増えて、ちょっと嬉しいという話。

なぜ、嬉しいのか。

最近、mixi ばかり更新するのは本サイトの読者への差別だという話題が一部で再燃している強烈な燃料の投下があったため)のですが、私はこれ、差別されても仕方ないと思っています。沈黙のオーディエンスが話題になったとき、mixi なら記事に好意的な反応がたくさんつく! という主張が出てきました。実際には mixi でも寂しい思いをされている方が多いように見えますが、運よく mixi でよい読者に恵まれた場合、そちらを優遇するのは自然なことでしょう。

仮に足跡機能による圧迫効果だとしても、記事にレスがついたら嬉しい方は少なくありません。浅野教授も結局、土下座しなければリスペクトの言葉をくれない読者に愛想を尽かして mixi 三昧。id:cosmo_sophy さんが分類されているように、管理人もいろいろなのです。同じようなコンテンツを提供する管理人も、そのメンタリティは必ずしも似通っていない。

日記書きにせよ絵師にせよ、ある種の管理人が mixi などに活動の場を移していくのは、資本主義的に正しい。浅野教授の(あるいは岡田斗司夫の)用語を借りれば、管理人はラブの稼げるところで活動するのであって、適切な対価を支払わない読者がコンテンツの供給を止められるのは当然です。とはいえ、値札を隠して適切な対価が読者から見えにくいようにしている管理人にも、問題はあります。アクセスが多過ぎるので閉鎖、反応が多過ぎるので閉鎖、なんてケースもあるから読者は頭を柔軟にして、あらゆる可能性を考えねばなりません。けれども、閉鎖や更新休止に至る前に、たいてい警告が出ているように思うのは私だけでしょうか。

ちなみに当サイトは、何度も書いている通り、基本的にコミュニケーションに対して冷淡です。これは当サイトがスタートしてからほとんど変化のない私のスタンス。訪問者数については考えが二転三転しており、アクセスを減らしたくなって更新をサボったりしたこともあります。現在は文中リンク大歓迎、リンク集でのご紹介やアンテナ登録も歓迎、トラックバックは消極的に受付中、といったところ。

今、何でもかんでも総ブログ化計画ブログへの反応、正直少ないと思いません?ということでトラックバックを募集中。リンクされたのも何かの縁、せっかくだから一言書こうかな、と思ったときに見つけたのが、GREEN(仮)からのリファラでした。リンク集の方では素っ気ないのですが、某ひみつページでこないだ見つけた超素敵サイトと紹介されていて、いくら私でもこれは嬉しかったですね。

Amazon でベストセラー街道を驀進中の電波男の主張は、いささかオタクに都合がよ過ぎると思うのだけれど、無根拠でもないと思います。前段で一例を示しましたけれども、同人系サイトからのリンクはたいていリスペクトいっぱいで、ヘイトは滅多にない。この幸せなバランスは、こっちの(と書くと「一緒にするな!」って怒られそうだけれど)殺伐系プチ論壇の世界に欠けているもののひとつだと思います

運営>お手入れ編がきっかけで嬉しいリンクが増えたわけなので、誓さんには感謝しています。

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