12歳でWebページってのはもう珍しくない。
12歳でフリーソフトを開発して公開するっていうのはちょっと珍しいレベル。
でも12歳でPodCastってのはバリバリに珍しい。
今はまだ珍しいのか……。でも、いずれ珍しくなくなるものと、いつまで経っても珍しいものってのがあるよね。PodCast というのはようするに音声配信のことだから、ブログ同様、数年後にはそれほど珍しくなくなるのではないかな。あと、今後どんどん、フリーソフトを開発して公開する12歳は貴重になっていくと思う。白黒テレビが普及した頃には自作ラジオを作る少年がまだたくさんいたけれど、カラーテレビが普及して以降は急減していったようなもので、WindowsXP の時代にソフトウェア開発を12歳で始める少年は珍しいような……。
それはともかく PodCast にはひとつ期待していることがあります。声を知り合いに聞かれたら一発でバレるので、PodCast の普及がウェブの実名利用推進のキーとなる可能性が少しだけあるかな、と。個人的には大本命はプロバイダ SNS(新世代SNS)だと思っているのですが……どこかの大手プロバイダで実現してくれないかなあ。あ、コケても責任は取らないよ。
ところで「実名制SNS」で Google 検索して JOCOSO が私の記事(実名制 SNS になり損ねた「ゆびとま」)より下位に登場するのはちょっと寂しい感じ。そんなに人気ないの? ま、SNS のトレンドは「交流はオープン、情報はクローズ」に書いた通り、(インフラとして通用するだけの登録者数がない限り)本名で登録する理由がないんですよね。
オフラインのコミュニケーションをウェブベースに置き換えると便利になる部分はたくさんあります。例えば町内会を SNS のコミュニティ形式で処理できるようになると、回覧板を回す手間が要らなくなりますし、町内会も掲示板上の討論である程度は代替でき、忙しい人が役員の当番になっていても、町内会の仕事を進められます。商店街の店長会議も同様です。大学の教授会だってそう。こうしたウェブを活用した生活改革を実現するためには、新世代 SNS がどうしても必要であり、このサービスを提供できるのは大手プロバイダの他にない。うまくすれば、これは価格競争に飽いているプロバイダのキラーコンテンツとなりうると思うのです。ユーザの囲い込みができますからね。(妄想爆走中)
その他、新世代 SNS を名乗るサービスとしては Affelio などが存在します。私にはピンとこなくて、「これが時代を変えるサービスとなるのかなあ?」と疑問を感じてしまうわけですが、今後の発展に期待。