趣味Web 小説 2005-10-04

経済本の理解度チェックで落第

なるほど……。新春鼎談2004も興味深かったです。

ところで、「デフレは終わるのか」(安達誠司 東洋経済新報社)の理解度チェックのつもりで手を出した「虚構の景気回復」(水野和夫 中央公論新社)を読了しました。

いちいち著者の主張に異論・反論(の枠組)を考えながら読むのは非常に疲れます。「近代化経済圏」と「ポスト近代化経済圏」の話が出てきたあたりから頭が痛くなってきて、思考停止に陥りました。付け焼刃ではダメですね。

水野さんは「意外なデータ」を素直に「常識に対する反証」とみなし、すぐに旧来の理論を捨てて新理論を考えてしまう。でも私には、安直の指摘はできても、安直でない考え方は示すことができないのでした。下手の横好きでは「旧来の理論」の知識が足りない。応用力が足りない。あーあ、試験問題はもっと簡単で素朴な(立ち読みした限りではそう思われた)デフレ擁護論(例えば長谷川慶太郎さんの一部著作など)にすべきだったかな……。ぐったり。

いろいろ経済本を読んだ感想などは、また後日。

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