いつものことながら、どうでもいいところにピコーンとなりました。
私がSBM上に異論をあまり書かない理由は以下の通りだ。
- 字数制限その他の制約により、SBM上では自分の意図を完全に説明しにくい(相手に異論を述べる場合には、特に十分な説明が必要だと私は考える)
- 機能上の特性から、SBM上では双方向の議論がしにくい
- 議論とは、相手の反論権が担保された状態でやるものだと私は考えている(でなきゃおもしろくない)
- 上記1~3の理由により、SBM上では私の考えるスタイルの議論が成立しない
私なら、こうまとめる。
私がSBM上に異論をあまり書かない理由は以下の通りだ。
松岡さんのいう「理由」は、私などからみると「松岡的世界観を受け入れた上での話」であって、もう少し手前から話をはじめてほしい、と思う。
注:私は松岡さんの主張を理解したつもりですが、共感はしません。私は議論の意思なく異論を表明したいし、ネタ振りに十分な説明は不要だと思うし、SBMのコメントと同ページ上で反論する必要はないし、SBMのコメント=反論しにくいとも認識していないからです。
批判する場は他にいくらでもある。朝日新聞の批判を朝日の紙面でやりたい人は大勢いるだろうが、それが認められなくても言論弾圧ではない。「正しい」主張は、無条件で最高の発表場所が与えられるべきだと考えるのはナイーブだろう。
SBMのコメントに反論したい人には、メタブクマ、ブログ、雑誌に寄稿、チラシ配布、街頭演説、抗議デモ、他にも様々な方法が用意されています。反論権は十分に担保されていると思う。
SBMのコメントには同ページ内で反論したいと思うのは、同じギャラリーの前で反論したいから? でもSBMのコメント一覧ページに並んでいるのは、過去のブクマ記録。今その場にいるギャラリーの顔じゃない。
それに、SBMのコメントに同ページ上で反論したって、大して読まれない。ブロガーなら、記事本文に追記するべき。字数制限もないし、より大勢に言葉を伝えられる方法だからです。これは零細ブログでも同じ。コメント欄が炎上しても、コメントより本文の方が読まれるのと同じ。このあたり、錯覚してる人が多いと思う。
ブロガーの特権に気付く人が、もっと増えるといい。新聞記事やテレビ報道、あるいはメディアの向こう側の事象、身の回りのこと、ブロガーたちは何でもブログに書いてる。批判対象が決して読まないことを知っていてさえ書いてるよね。それでいいんだ。SBMのネガコメだって、ブログで反論すればいい。
私の行動原理は「それがエキサイティングかどうか」である。モラルや平等がうんぬんの話ではない。一方的な放言は、議論にならないからエキサイティングじゃない。だから私はやらない。ただそれだけの話である。
「反論するな」とまでいう人は珍しい、と私は認識しています。仮にそうでないとしても、松岡さんがSBMでネガコメするかどうかは、松岡さん自身の問題でしょう。ネガコメにブログで反論されることを「大歓迎!」といえるなら、松岡さんがネガコメを自粛する必要は全然ない。
100字以内のコメントでは十分な説明ができない……議論の起点としてはそうだろうけど、ネタ振りには十分だと思う。長文で異論を書いても大抵はスルーされちゃう。だったらSBMのコメントで各地に議論の種を撒き、芽が出てから記事を書く方が効率がいい。SBMは議論のきっかけ作りに向いているかもしれない。
松岡さんはどうして、そういう方向に頭を働かせないのだろう。何というか、「ネガコメしない」という記事から「ネガコメされたくない」というメッセージが透けて見えるんですよね……。誤読かなあ。
SBMのコメントへの反論には気付きにくい、といった話なら、私も共感できるのですが。