趣味Web 小説 2010-09-03

memo:バリバリ系とノンビリ系のすみわけ

筆者のように敏感に「迷惑」を感じ取ってしまう場合、忙しい系の職場なら、世界中どこでも同じ問題があるよう。海外の映画や小説にも、「仕事で評価されるには家庭を犠牲にするしかない職場」は、よく出てくる。

ただ、働き方のバリエーションには差があるのかもね。海外の作品だと、仕事より家庭を選んでスパッと解雇された人が、とくに就職活動で苦労する描写なしにのんびりした仕事を見つける展開がままある。田舎へ引っ越したりして。「正社員だけど、暇で給料は安いよ」という職場が、日本にも、もっと増えるといい。

でも、当の労働者がそれを望んでいないんだよね……。忙しくてもいいから、もっと給料をほしいと思っている。当人の言い分としては、こんなに頑張っているのに給料がこれっぽっちなのはおかしい、というのだけれど。実際に儲かっていないんだから仕方ないじゃないか。

というか、現状は「棲み分け」ができていないんだろうな。同じ職場にバリバリ系の人とノンビリ系の人がいて、バリバリ系が多数派を形成し、ノンビリ系を「やる気がない。迷惑。死ね」と思っている構図。まあね、バリバリ系の成果を基準に給料が決まっているなら、ノンビリ系の人は成果にただ乗りしているという面がある。怒りはわかる。

ノンビリ系の人が、もっと起業しやすくなれば、状況が変わってきたりもするのかな。でも「給料は同業他社よりずっと安いけど、仕事と家庭の両立は十分できるよ」という人員募集(だけ)で会社をやっていくには、経営者の強い信念が必要。苦境に陥っても耐え切るのは難しいと思う。

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