いちおう、フルタイムで仕事をしてるサラリーマンですけど……今年は本を484冊読み、DVD換算で1493枚分の映像作品を視聴したようです。
読了冊数に漫画は含むが雑誌は含まない。仕事関連の本も除外します。映像作品のDVD換算とは、映画は1本で1枚、1時間番組は2本で1枚、30分番組は3本で1枚という数え方。ちなみに音楽は映像作品のうちに含めており、CDはシングルでも1枚と数えます。だったら楽勝……と思われるかもしれませんが、再読と再視聴は数えないというルールですので、同じCDを何回聴いても1枚分の扱い。年間1000枚超は厳しいです。
というわけで、たくさん読み、たくさん視聴したけれども、とくにお勧めしたい作品はありません。強いていうならば、「世間に冷たくされた人々の言葉」は書籍として公になることが多いので、書店で見かけたら手に取ってみてほしい。
昨年も、例えば蓮舫さんが著書を出しています。こうした本を、粗探しをするように読むのは、時間の無駄だと思う。既にある批判を上書きすることにしかならない。しかし、なるべくよい方に行間を補って読んでいくと、意外な解釈にたどり着き、「そういうことだったのか」と腑に落ちることがままあります。
リンク先の記事にも書いたことですが、ま、本を読んでも、とくにいいことはないですよ。それは、生きてても、とくにいいことがないのと同じです。読みたい本があれば、読めばいいと思います。
読了冊数は漫画や児童書をどれだけ読むかに大きく左右されます。読む本の趣味・傾向次第では、年間1000冊突破もあり得えそう。
年次視聴作品数は、ふつうに生活する限りでは、限界に近い。録画番組を1.5倍速で延々と視聴し続けて、この数字。休日にダレてしまう分を何とかすれば、DVD換算で2000枚まではいけるかもしれないけれども、仕事と両立させるのが大前提なので、大幅な上積みは無理そう。
……それにしても、私が読みたい本は数万冊はあるので、死ぬまでかかっても、現時点で読みたい本すら、全て読むことは不可能。映像作品も同じで、観たい映画がざっと5000作品くらいはある。一生かけても見終わらない。テレビドラマやNHKスペシャルなどもどんどん新作が登場して、それすら追いかけきれない。
テレビドラマなんてくだらない、つまらない、という人がけっこういますね。まあ、そうかもしれない。私はたくさんのテレビドラマを視聴しましたが、その動機はハッキリしない。強いていえば、「すれちがい」に関心を持っています。
言葉足らずや、他人の言葉を悪意に解釈するために、悲劇が起きる。日本では、そういう作品を毎日、1000万人以上が視聴しているのに、他人の言葉を好意的に補ってすれちがいのトラブルを減らそうとするような社会は、まだ遠い夢のような気がする。ドラマの中では、当人たちだけでなく、冷静であるべき周囲までもが、すれちがいを助長するような言説を振りまいている。「ああなってはいけないな」と、思わないのか。
どう思ったところで、そうなれるというわけではありません。ただ、マスメディアの啓蒙効果に疑問を持つ理由のひとつは、こうしたところにあります。
月次データを見ると、けっこう波がある。月平均はこんな感じ。ばらつきが大きいので、統計的な意味はないに等しいが、単純な事実として個人的には面白い。