昨年の方針を維持する。
一昨年、勤務先はたいへんな危機に見舞われたが、昨年前半は持ち直した。ただ、どちらにしても私に求められたのは短い勤務時間で所定の開発成果を上げること。勤務時間などの面ではむしろ、以前の好況時よりよほど楽になってしまった。「仕事を守り抜く」と掛け声は勇ましいが、行動に戦いの実感が伴わない。
秋以降、また業績が悪化しており、「何か素晴らしい発明でもできたらなあ」とは思うが、汗を流して披露すれば発明が成るというわけでもなく。人員増なし残業ゼロの制約下でと開発の遅滞なき推進を実現していく日々が続く。疲れてヘトヘトになれば、「できるだけのことはした」という言い訳ができるのだが……。