「私はEvernoteと無縁でいい」と納得させてくれた良記事2つ。
プリンタやFAX等のカートリッジの型番や画像をまとめておいて、どこでも見れるようにしとく。情報の携帯性。
いきなり躓く。私は6年前にプリンタと一緒に買った2個の予備インクの片方を、いまだに開封していない。プリンタは、ないと困るけど、あってもほとんど使わないのだった。私がインクを買い足すことはなさそうだし、仮にあったとしても、必要が生じてから調べる方が合理的。先に調べて情報を携帯するのは無駄。
取説の類をPDFで入れとけば、いちいち現物を探す必要がない。むしろ捨てられる。
取扱説明書って、最終ページが保証書になっていることが多い。捨てない方がいいと思う。あと私の場合、購入直後以外に取説を必要とするのは年に2回くらい。しかもその過半は自宅にいるときだし、取説は取説ホルダ(文具店に売ってます)にまとめてあるから、探すのに手間取ることは皆無。だからEvernoteに入れる手間に見合うだけの需要がない。
取説ホルダはAmazonでも買えるみたい。
有益な情報が載ってたWebページをまるごと保存しとく。Evernoteに必ずある、という安心感。
私にはそういう需要がない。記憶している有益な情報すら(面倒くさいとか本音ベースではやる気がしないとかいろいろあって)ロクに活用していないのだから、覚え切れない情報なんか、どうでもいい。
それに、Evernoteが使えるならネットにつながっているわけで、Google検索すれば足りるケースが大半だと思う。たかが安心感と手間が釣り合うか。あるいは、「保存したつもり」で「保存してなかった」とき、自分に怒りがわくのが嫌。ググって見つからないならGoogleに責任転嫁できるし、既に削除されていたなら作者に怒ればいい。「悪いのは他人」の方が、精神衛生によい。
PCの設定など、何をどうやったかをスクリーンショットとテキストで保存しとく。2度目最適化。
面倒くさすぎる……。私はPCの設定なんて、新しいPCを買ってきたときしかやらない。OSもハードウェアもプリインストールソフトも違うのに、前回の設定なんて役に立たないだろう。同じPCだって、しばらく使っていれば「こう設定したい」という要求は変化していくだろうし、私には全く不要な情報だと思う。
同梱物、組み立ての手順とか。状態保存。再現性。
全然、具体例が思い浮かばない。Evernoteを私用で使う話ですよね、これって。何を組み立てたり再現したりするのだろう。例えば食後に食器を片付けるとき、いちいちEvernoteで元の状態を確認して、ぴったり元通りにしないと気が済まないわけ? 私は基本的にテキトーが気持ちいいので……。
一度なんかやったら細かく手順や分量をメモしとけば、忘れても思い出せる。
「レシピ通りに料理を作らないと不安になる」系の人なのかな。ニンジンと玉ねぎくらい同時にフライパンに入れたって不都合ないし、完全に順番を間違ってニンジンやカボチャが加熱不足になっても最終手段で電子レンジがあるし、乱切りにすべきをみじん切りにしちゃってもそれはそれで食べられるし、ようするに細かいことは気にする方が損だと思うのが私なので、私には関係ない。
あらゆるSNSへの投稿をログとして保存しとく。後で読み返すと面白い、単なる娯楽目的の使い方。
これは半分共感。私もよそのコメント欄とか掲示板とかに書いた内容を保存したりしてたんだけど、結局、コピペすら面倒になってやめた。後で読み返すのは確かに面白いけど、意外と読み返さない。滅多にしないことのために、毎度毎度手間をかけるのは、やっぱり割に合わない。
名刺管理
仕事でEvernoteを使うの? そうじゃなくて私用ならば、「覚えられない相手はどうでもいい」「忘れたらそれが縁の切れ目」でよい、というのが私のスタンス。というか、私用だったら名刺交換とかしない相手の方が多くて、往々にしてそっちの方が人間関係的には重要なんじゃないかと思うんだけど、そっちはどうしているんだろう。
テレビや誰かが言った言葉を残しておく。
残さない方がいいと思う。
部屋の図面やサイズなどを測った時にEvernoteに入れておけば、インテリアを買う時などに役立ちます。お気に入りの洋服のサイズは特に通販などで今も役立ってます。
インテリアは引越し直後に少し買っただけで、以降の2年間で購入ゼロ。前の部屋では本棚を2回買っただけ。洋服は「Mサイズを買う」だけだし、靴のサイズはそのとき履いている靴を見ればわかる。
よいアイデアを何も思いつかない私には不要。強いていえば、このブログが私の記録帳かな。私が何も思いつかないことを示す記録帳。
行動記録に関わるものを入れておけば、記憶を辿るのにとても役立ちます。レシートの写真や行った場所、会った人、など気が向いたら入れておくと日記がわりになります。
個人的には、Evernoteを選ぶ意義を感じない。バラバラの断片では一覧性に欠け、結局は役に立たない。なので私は、情報はExcelやテキストに整理して更新し、日々自動でバックアップを取り続けている。
いちばん手間がかかるのは情報を整理する部分。例えばレシートからデータを抜き出してExcelに入力するとき、写真より現物の方が作業はラク。そして入力を完了したらもう、写真とか要らない。
あと、整理したデータを出先で見たくなることは皆無。自宅のPCのExcelで開いて更新・閲覧できればいいので、ファイルをきちんと自動でバックアップし続けることだけが重要。Evernoteの利用には結びつかない。
送金先は3つくらいしかなく、いずれも既に簡単送金設定に登録済みなので、全く必要性を感じない。
これもiii)と同じ。生データをただ保管しておくだけで満足ならいいけど……。先月比、前年同月比、年間の支出額合計、増減の傾向などを知ろうとしたら、データを転記して整理する必要がある。そしてデータを転記したなら、個々の請求書を保管する意味はない。
これらは処分できない書類。そして私は、出先でこれらを見たいと思ったことが全くない。
忘れてしまう場合があるから、私もメモは作ってある。マイルールに基づいて伏字と置換字だらけ……。これはかつて母が通帳の表紙に暗証番号のヒントになる4桁の数字を油性ペンで大きく記載していたことにヒントを得たもの(詳細)。ただ、このファイルをEvernoteに置く理由が、私にはない。バックアップは取っているが。
どうでもいい……。
アマゾンや通販サイトの購入時のメールをそのまま転送します。
私はこの手の情報を滅多に見直さない。ゆえにメールサービスの方で検索できれば十分。Evernoteに送る手間が、割に合わない。
「あの時行ったあの店の名前、なんだっけ?」という会話は結構あります。
私はそういう会話をしない。お互い記憶頼りで適当に緩く喋っているのがいいのであって、そこに検証可能性を持ち込みたくない。だからむしろ積極的に情報を曖昧にするのが私の作法。ときには多少の無理は承知で「行ったっけ?」「思い出せないな」まで駆使する。
私もたくさんの機器を使っているけど、購入直後以外で説明書が必要になるのは年に2回くらい。その過半は在宅時なので、紙の説明書をすぐ手に取れる。そして外出先なら、必要になった時点でメーカーのウェブサイトからダウンロードすればいい。年に1回程度でしかないなら、その方が手間が少ない。
そういうものが思いつかない……。
面倒なのでEvernote使わない。