7 : 10 残酷な入社試験のトリック

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残酷な入社試験のトリック

2005年 2月13日
記事ID d50213

面接官「のりまきあられと、せりおが戦ったら、どちらが勝つと思いますか。理由もつけて答えてください」

受験生「………すいません、質問の意味自体が分からないのですが?」

面接官「合格です!」

模範失敗例

あの繊細そうなセリオと、あの頑丈そうなアラレちゃんが戦えば、当然アラレちゃんが勝つように思えます。 高度に複雑化したOSと、単純なMS-DOSの堅牢性になぞらえることができるかもしれません。 しかし、セリオに搭載されている技術を考えると、そう簡単には結論が出せないはずです。 アラレちゃんはスタンドアローンですが、セリオはサテライトを経由して全世界から情報的なバックアップを受けているのです。 原理的には、セリオは自分で指一本動かすことなく、サテライトを経由してアラレちゃんに核ミサイルを撃ち込むことだってできるはずです。 今は情報化時代です。古いものの方が丈夫そうで安全だ、などとぬるま湯に浸っていては進歩はあり得ません。 単純な安定性の比較で、現代のOSよりMS-DOSがまさっているというのか。 「どちらが勝つか」という分析は、そんな単純なものであってはならないはずです。 マーケタビリティで言えば、セリオが勝つでしょう。 テクノロジーの比較で言えば、セリオが勝つでしょう。 そして何より、その洗練された美しいインターフェイスにおいて、セリオが勝ちます。 では安定性、物理的能力はどうか。 わたしならアラレちゃんに勝てるセリオに賭ける。繊細で高度でしかも頑健なシステムを作る。 それこそが現代の、そしてこれからのニーズではないでしょうか。 このような信念で、御社の、そして社会の未来へと貢献していきたいと考えております。

コメント

色覚検査の「石原表」には、 「健常者なら読めるけれど、色覚異常者には読みにくい数字」だけでなく、 逆に「健常者には意味不明だが、色覚異常者には数字が見える」とされている図がある。 「分かりません」が正常で、答えられたら異常なのだ。 一種の「反対尋問」として、方法論としては優れている(健常者が意図的に色覚異常のふりをしようとしても、ここで失敗する)。 しかし、意地悪な問題であることも確かだ。

上記の面接試験も、同様に、 一般の人はどう逆立ちしても意味が分からないが、 ヲタだと思わず目を輝かせて弁舌をふるってしまう、という意地悪な引っかけ問題だ。 当然ここでは「ヲタは採用したくない企業」を想定している。 裏採点基準には「答えられたら原則不採用。 特にセリオを熱心に弁護するヤツは危険」などと書いてあるに違いない。 「人工知能/ロボット/ソフトウェアの比較」という本質を突いてくるかどうか? という解答内容から、 単にこれらのキャラを知っているだけか、それとも女の子を無機的なモノ扱いしたい(≒対人関係に問題がある)ヲタ的意識を持っているか? も、 ある程度まで分かってしまう恐ろしい口頭試問である。 単にどっちがかわいいかみたいなことを言う受験生はまだ軽症だが、 当然のようにソフトウェア技術の比較論を始めるヤツは(この企業から見て)やばい。

「模範失敗例」は、一見うまくまとめたように見えながら、 すべての減点ポイントにヒットしている例だ。 特に、セリオの美しさを「洗練されたインターフェイス」と言い切っているところがやばい。

まあ、そんな会社、入ってもこっちが苦労するだけなので、 こちらから願い下げである。(ぇ

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脳で直接デコードする情報圧縮に成功: AI研究チーム

2005年 3月 9日
記事ID d50309

ソフトウェアもハードウェアも必要なく、情報を圧縮して直接脳に伝達。 そんな夢のような技術を、千葉電波大学のAI研究チームが開発した。

同チームによると、この技術は、 人間の脳に本来備わっている誤り自動訂正を利用している。 偶発的な伝送エラーを自動修正するアルゴリズムを逆用して、 意図的にデータを破壊、自然言語の冗長性の排除を試みる。 実験の参加者らは「大変おもしろい。どこまで圧縮が可能なか興味」

圧縮アルゴリズムには、現在、三つのモードがある。

第一のモードは、圧縮率が低い代わり、デコード時の負荷が低く、高速に解釈できる。そのため実用性が高と考えらる。

第二のモは、圧縮率が高い代デコ脳の負荷、素人には。

第三の妄想

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