このページは、とくにふまじめである。
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さあゲームの始まりです。左は触ると爆死。右は食糧。ランダムにまきますよ。地雷原にね。
スリル満点
「アフガニスタンの皆さん、ご注意下さい。我々が落としている黄色い四角の包みは食糧ですが、黄色い缶の方は爆弾です」*
だいたいこのクラスター爆弾、単体でも非人道兵器。BBCのMilitary Fact Filesのなかの、Cluster Bombsを参照。これをまかれると、そのあと何年も何十年も外出は命がけ。空爆の日だけ生き残れればだいじょうぶ、というもんじゃない。枯れ葉剤のように「残留」する。
写真: 「朝日新聞社のasahi.com 2001年10月31日から」引用
2001.11.02 最近のニュースより
2001.10.27 US warplanes pound Kabul : 日本時間22:25 BBC News カブール大空襲。米軍がアフガニスタンの首都を猛攻撃、とBBCの報道。「most intense bombardment of Afghanistan's capital, Kabul, since the air campaign began nearly three weeks ago」として、アメリカが利用しようとしていたアブドゥル・ハクが死んだことに対する「報復」か?と。ラマダン入りを前に、という背景もありそう。またもや赤十字を誤爆。建物にはでかい十字架マークがあるハズだが夜で分からなかったのか?つか経緯度データとかないの?てゆーかカブールなんて「廃墟」をさらに空爆して何になるの?? The Pentagon has admitted that US Navy fighters and B-52 bombers mistakenly bombed warehouses used by the International Committee of the Red Cross (ICRC). 毎日のように mistaken してる人は、もう mistakenly と言えず、それが「実力」その人自身の真の姿。無理に実力以上のことやることないじゃん。ぶざまだよ。(24:03)
下には、たくさん人がいるし。飛び込みたくても川なんて無いし。大衆向け口実のオサマなんてどこにもいないし。
Quoted from Cluster Bombs, Military Fact Files, BBC
2001.10.26 テロ事件で抑圧されるウェブ上の言論の自由(wired): 「熱狂的な愛国主義」(the nationalistic furor)という風潮で「多数派と異なる意見を持つ人々が沈黙を強いられている」。こんなサイトも進軍当事国だったらすぐ閉鎖に追い込まれるでしょう。もっとも別々のサーバに5重ミラーされてますが……。|アフガンで活動18年、中村医師が語るタリバンの真実
2001.10.25 US admits Bin Laden may escape (BBC News): ラムスフェルド米国防長官「オサマは捕まらないかもしれないし、オサマがいてもいなくても世界は同じだ。けれどアフガン政府は転覆できる。問題はオサマより大きいのだ」――真の狙いに比べればオサマなどどーでもいいことを再確認(オサマを殺しても問題は解決しないことも再確認)。当初からきわめて明らかなこと。じゃあ何のための進軍?
全てを叩き壊せ、火をかけろ、エスカフローネをいぶりだすのだ!
ある人々は今でも信じ込んでいる――アメリカが事件の仕返しのためにオサマを叩いていると。そしてそのオサマをいぶりだすために(笑)アフガンを叩いていると。本末転倒も、はなはだしい。アメリカは愚かでない。賢い。人がこんな茶番に納得できるほどバカだということをちゃんと知っている。(茶番の論理に従ってさえ、裁判で有罪にできるだけのちゃんとした証拠は無く、要するに「あいつが犯人に違いない。殺せ」とひとり決めして人殺しをしている)
特に、『反戦平和とか言っている、自分は意識が高いと思ってる人々』は、戦争が良いか悪いかなどというのは問題の核心じゃないことに気づいてほしい。人が死んでいるから可哀想だ良くないとか、テロは許せないが報復は良くないとかいう以前に、これは報復じゃないし戦争でもない。
2001.10.24 Cluster bombs trap villagers (BBC News): これで今後何年も安心して外に出れなくなるとUN。アメリカがこういう非人道兵器をばらまいてる事、あなたの国のメディアは報道してますか。
2001.10.23 Kuwait MPs Demand End to U.S. Afghan Strikes(Reuters): クェート議会。議員半数が「アメリカはアフガニスタン侵攻をやめて撤退してほしい」と声明。「湾岸戦争」で「助けて」もらったクェートは、アメリカの「助け方」の「りっぱさ」を良く知ってます。
パレスティナの問題=イスラエル国内の自治区で起きてるいざこざ。
ここにも介入している世界の警察さま。そんなにあちこちでしゃばるお金が余ってるなら、ミサイルなんかムダうちしないで、火星に人口都市を建設してほしいよ(関係ないけど第一次火星入植者ってのもいい人生かも。そのためにタバコは吸わない――酸素は1グラムもムダにできないから)。まあ余談はともあれ、お金と支持率だけで動く大国の非道なやり方に対して(まあそれも政治システム上、仕方ないけど‥‥)、オサマたちの批判は当然だった。抗議の手段が良いかはともかく――アメリカの正規軍の行動が正義なら民兵の過激な行動も正義かもしれない――、ともあれ抗議が起きることそれ自体は当然。ちょっとパレスティナの歴史を考えればすぐ分かる。が、この抗議運動(例えばインティファーダ)はアフガニスタンとは関係ない。ごらんのように舞台の焦点は地中海沿岸。アフガニスタンなんて、イラクのむこうのイランのそのまたむこう。パレスティナ問題にかかわりたくても、普通のアフガン人は、こんなとこまで行けない。だいいち99%のかたは自分の家、きょうの生活、せいぜい自分の村のことでせいいっぱいで、はるか彼方のアラブ人の争いに参加するどころの騒ぎじゃない。
パレスティナ人とユダヤ人が遠いイスラエルで争っているのは、ご承知のように、英仏の二枚舌外交のツケ。そしてイスラエル軍の容赦ないやり方、それに対するパレスティナ人の抗議(といっても戦車でくる相手に石を投げるとかちょっと情けないが)――そうしたことをめぐって、この一年くらいに何があったか(例えばこういうこと)――。あんまり簡略化するとかえって誤解の原因になるかもしれないけど、くだいていえば、19世紀くらいから、中東地域の現地の人は酷い目にあいつづけてきた(by トルコ、イギリス、フランス、イスラエル、アメリカ)。それも単に植民地支配されたとかの話じゃない。「独立させてあげますよ。いっしょに戦いましょう」と嘘をつかれ、だまされた。勝った!と思ったら獲物をぜんぶ横取りされて(まぁよくあることだが)。これだけの目に繰り返し繰り返しあえば、西洋文明文化に不信感があるほうが当然でしょう。その不信感のかなりの部分は客観的というより主観的なものかもしれないけど、いずれにせよ、宗教がどうこうなんて問題じゃない。いじめたほうは「宗教の違いのせいであいつらは怒ってるんだ」と言い張りたいだろうけど、本当は「おれたちがいじめまくったから腹の底では凄く怒ってるに違いない」と分かってると思う‥‥。
そして、アフガニスタンは、このいじめ(?)とは(ほぼ)完全に別問題。焦点のイスラエル(パレスティナ)を中心とした上の地図をみても、アフガニスタンなんて、ぜんぜんあさっての関係ない方向。ただパレスティナ独立支持派の親分がカネに物言わせて貧しいアフガニスタンに住ませてもらってただけで。つか、くだいていえば、オサマをアフガンに呼んだの、アメリカじゃん。で、ソ連とケンカしたいときはオサマに「お前テロやれゲリラやれ。お前は英雄だ。応援するぞ」って。
現在のアフガニスタンの住民は、反米だ親米だジハッドだ、なんてのんきな話をしてる余裕ない。今だって、アメリカでハイジャック事件があったこともよく知らない人も多いだろうし、だいいち問題はパレスティナなのに、アフガンなんていくら叩いてもパレスティナは収まらない。やるならイスラエル軍がアメリカに紛れて蜂起してホントの舞台で戦うしかない。そういう話じゃないでしょうか‥‥。
「テロ行為」というのは「非国民」のような漠然とした概念だけど、決して「殺人愛好家」とかじゃない。我慢に我慢を重ねてなお我慢できないあまりにも酷すぎる仕打ちに対して「抗議」の意志を示している――「正義の味方くんが勝ちくさって視聴者がいい気分になる」という目的で登場して世界中を荒らし回る幼児番組の怪獣とは違う。幼稚園児でもない限り、それくらいは考えれば分かる。
インティファーダと連続している。それに対して――むこうが怒って投石を始めたら――こっちはトマホークをぶちこんで「だまれ」? ヤクザ全開。そりゃあ賢い(ずる賢い)ほうがいい目を見るのが自由競争の世界かもしれないけど、窮鼠に噛まれるまでやりつくさず、しぼりとるのもたいがいにしたほうが我が身のため。いま万一何かの弾みでドルが暴落してアメリカが最貧国になったら、どうなると思う? 素朴な素直な意味で、アメリカって友達いるの? 日本だって、アメリカが軍事大国、経済大国でなければ、安保だなんだとつるむ必要ない。沖縄にベースまで置かせるわけない。友達だから、アメリカが好きだから、基地を置かせてるわけじゃないことくらい、誰でも知ってる。怖いからだ。不興を買うと怖いというterror(恐怖感)。それが大国の論理、世界支配。
パレスティナの住民が投石を始めるにいたった経緯を思い出してください。ラビン暗殺とか複雑な問題もあるでしょうが、とにかくアフガニスタンの内戦とは、ぜんぜん関係ないパレスティナ内の問題。――で、アフガンのほうでは、それなりに平和に暮らしてて去年のごり押し制裁の前までは包括和平のきざしまであった。ベンドレルのおっちゃんがすごく動いていた。国連決議後、日本の大島さんも、現場を見てものすごいショックを受けた表情だった。何十年もこういう仕事をしているベテランのスタッフが「これほどひどいのは見たこと無い」とも。アメリカが侵攻する前ですらそうだった。ぼろぼろの息も絶え絶えの、ひからびかけた国。イスラエルなりチェチェンなりカシミールなりましてアメリカなんかにちょっかいを出せるような余裕がある国じゃぜんぜんないんです。
原因も決して内戦やら宗教やらでなく異常気象でしょう。その結果をみて「政府が悪いからこうなった」? 「だからアフガン侵攻は正義だ」? 気象というのは天災。地震で倒れた神戸をみて「これは政府が悪いから東京を空爆する」というようなもの、極論すれば。――サウディアラビアあたりのオサマの組織がアメリカに対して何かやったというのは本当かもしれないし、本当でないかもしれない。それは分からない。いずれにせよ、アフガニスタンの普通の住民はまるで関係ないのに。
「タリバン」にしたって、日本の倍もある広い国の政府ですよ。日本でいえば秋田県のどこかの村役場の事務員みたいな人も「タリバンだから悪い。殺していい」って? タリバン政府関係者の誰をゆるして誰を殺すか、アメリカが決めるんですか? 許すも許さないも、ハイジャック事件の犯人はアフガン政府(タリバン)じゃないのに? おまけに、国連の制裁委員会がやってた「タリバン関係者に限った制裁」ですら、制裁対象リストがいーかげんで、関係ない相手をこらしめたりしてたのに。
2001.10.20 Chilling Effects of Anti-Terrorism: 見れば分かるように「テロの恐怖」ではなく、「“テロ対策”の恐怖」。テレビのコメディアンがふざけたことを言うだけで「今は非常時である。国民は言動をつつしんでほしい」とホワイトハウスから叱られ番組のスポンサーはボイコット(→コメディアンは「非国民」: ホワイトハウス)――といったご時勢、もっとコミットしている人々、例えば、一方的に「邪悪な敵」と決めつけられてしまった人々の言い分も伝えようとしている者がいかなる困難にあっているかは容易に想像できる。
カタールの放送局al-Jazeeraに対する米政府の圧力は、特に目立った一例にすぎない。
相手の言い分を聞こうとせず、話し合いに応じようとせず、強大な軍事力をバックに「イエスかノーかだ」とすごんでみせるのは、最初からだった。話し合いによって解決しようなどという“民主主義”の原則など、もはや存在しない。だからこそ石を投げられる。そして石を投げられたから機関銃を打ち返し、重装ヘリや戦車が出動する。いつものパターン。
上記のEFF(Electronic Frontier Foundation)のページは、政府の圧力等によって封じられた情報発信源をリストアップしている。EFFに対する一般的な好悪は別として、重要な視点だろう。
妖精現実にもブルーリボンの配布のページがありますが、現在EFFが配っているバナーより少し古めです。
★ ジョーク: 質問――「テロリスト」たちは、どうしてもっと何年も前にこのような抗議活動を行わなかったのか? 答――アトランタオリンピックに迷惑をかけたくなかったのだ。
The analysis - Does it make him guilty of terror attacks?(Guardian)
誤爆です。
無限の正義です。
Images quoted from Aljazeera.net
US hits Red Cross depot: 2001.10.16 BBC News 日本時間 21:58 「これは誤爆」という趣意で「事実上、無差別な軍事攻撃」を受け続けている中央アジアのあわれな山国アフガニスタンですが、今度は米軍が赤十字の施設を爆破しました。スタッフが重傷を負ったと報じられています。(0:12)
New 2001.10.14 BBC News 日本時間1:23: US admits bomb 'went astray': 米の立場も100%間違いとは言い切れないのですが、それにしても空爆の結果は目標をまるで外れて普通市民の居住区を直撃している模様。米側も認めました。詳細は未確認ですが、アフガン側は市民300名が亡くなったと発表、300名というのは多少、被害者数の水増しもあるでしょうが、少なくとも4名が死傷したのは確実のようです。しかしこれは序の口でしょう。(2:10)
2001.10.14 BBC News 0:38 Anti-war protesters rally in London: アメリカのアフガン侵攻――完全に筋違いとは言わないまでも少々強引で拙速な――に反対して、ロンドンで大規模な反戦集会が行われました。6夜に及ぶ空爆に抗議し、警察の発表によると2万人が参加。「事実上、無差別攻撃であり、無関係の市民が犠牲になっている。“テロ対策”の効果がないどころか長期的には逆効果。この血なまぐさい侵攻をやめてほしい」と訴え。
国連WFP(世界食糧計画)日本事務所 - ただでさえ「ここ30年で最悪の冬」が来ると。世界最強の軍隊の侵攻がなくても。日本は豊かだ――たんぽぽや芝生のように、食べても害がない雑草がふんだんにある。
対アフガン連日多発テロ
2001.10.15 多くのかた(国、地域)が言いたくて、でも言いにくいジャイアンねた。初めに言うのはマレーシアあたりかと思いきや、インドネシアだったようです。同じ文化圏だけどアラブでないのにアラブのいざこざに巻き込まれて、という似た境遇。日本? 侵攻反対をハッキリ表明する国が半分くらいになったら追随して「懸念を表明」するでしょう。それはそうとして、侵攻を継続するには、もう少し事件がほしいでしょう。でないとそろそろ正気に返る人も出てくるだろうし。
2001.10.12 アフガン攻撃に備える? 米軍最新鋭兵器|つづき: 勝負になりまへんな。レーダー網もないのにステルスしてどうするん? 日本の人(沖縄県民)が大嫌いなオスプレイまで入ってる。いまいち未完成なものを実地試験する良い機会って。
サウディの王子さま「アメリカは中東政策を見直すべきだ」NY市長「ニューヨークでは数千人が殺されたのである。だからそんな要求する権利はあるまい」――論理が破綻している。「ニュース」
The Terrorism Research Center offers its deepest sympathy to the victims of the horrendous terrorist attacks in New York City and Washington, DC, Tuesday morning. These attacks, which were obviously well planned and coordinated, are a direct challenge to peace, and an affront to human decency. The Terrorism Research Center also offers its support and prayers to the emergency responders, including police officers, firefighters, emergency medical technicians and physicians, and urban search and rescue personnel, who now have such a daunting and heartbreaking task ahead of them. Finally, the Terrorism Research Center offers its reassurance to the citizens of the United States and faith in the United States Government, that the cowards who perpetrated these acts will be identified, located, and brought to justice quickly.
At this stage, the facts do not conclusively demonstrate the perpetrator's identity: only that the perpetrating conspiracy was well organized and well prepared. Certainly an attack on the political, financial, and military symbols of America suggest an anti-American agenda, however, the Terrorism Research Center cautions against drawing premature conclusions in absence of the facts. Our leaders' first task is to save those lives that can be saved, prevent further damage, and provide as much relief to the victims as required. We must rely on our leaders to discover the identity of the terrorists, and support our government in our national response.
Now is not the time for rash assumptions or finger pointing. Furthermore, while the attacks on the World Trade Center and Pentagon were not thwarted, other attacks may have been, today and in the past. We must now take stock of the lessons learned from this tragedy, and carefully consider where our national security system did and did not work. This is the only sound basis for change in how our democratic government of law fights terrorism.
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