2003年6月5日 花の原発使いEiFYE――かつて日本語サイトのなかで最も興味深いもののひとつでありながら、
不幸な経緯から活動を停止していた「EIFYE原子力発電所」にここ数日、再開のきざしが見られるようだ。
「EIFYE原子力発電所」は原子力発電の現場にいる職員が、その夢と現実を本音で語るとてもユニークで有益なサイトだった。
また、「原子力宣言」と「原発D」は、現場ならではのリアリティのあるネタを、危険なまでなギャグと結合したすごいコンテンツであった。
ギバちゃんからダイオキシンな迫力であった。しかしあまりに危なすぎたためクレームが来てしまったらしい。
原子力とおたくという一見無関係な事柄のあいだの深い関係をあぶりだし、
周囲のとまどいがあろうがあるまいが、ただただ確信に満ちた筆致でその独自の世界観を突き進む「EIFYE原発」は、
天下一品であった。また原発ネタが復活するのかな?などと甘いことを考えてはいけない。
もとあったものをただ復活させるだけで済ませるような、なまやさしい著者ではあるまい。
読者から熱い復活の要望があろうがなかろうが、結局、思いついたようにやるのだろう。
だからすごいのだ。
「愛する者だからとて風をとどめようと思うだろうか。とどまれば風は命を失う」――中山星香「妖精国の騎士」より
「セレクト・ロッド・インサート!」「こ、これがミュウアクアのちからか」