7 : 18 binary speak

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RikaiXUL ほか

2003年 5月10日
記事ID d30510

RikaiXUL

2003年5月10日――RikaiXUL――日本語学習のおともに。ちょっとした漢和辞典のかわりに。 漢字を読めるようにするための、Mozillaブラウザのアドオンです。

読めない漢字にカーソルを合わせると、漢字の情報がポップアップ

Mozilla でインストールページに行ってクリックするだけ。 Toolメニューに追加されます。

MKVtoolnix for Win32

2003年5月10日 MKVの新しいMuxerを含むMKVtoolnix for Win が公開: 解説

花の魔法使い DVD

2003年5月4日 「花の魔法使いマリーベル」DVD
時代遅れのMPEG2ですが……。DVDが発売されなかった十年前のアニメの手作りDVDです。 メニューで選択項目に応じてフローティングする小さなタンバリンのアイコンがかわいい。 カートゥーンネットワークの放送では省略されてしまったABパート中間のアイキャッチも完全再現されてます。

かわいいメニュー画面のスナップ

Matroska では、こんなふうに任意のメニューをつけて、5話をまとめて1つのファイルにして……といったことができるようになるらしい。 もちろん字幕もサポートされる。

Leet版グーグル

2003年5月2日 w00t - kEwL G00gl3 @ l33t sp34k, j00 ju$7 pwned m3 ;p ←baka
http://www.google.com/intl/xx-hacker/

そのほか

2003年5月3日 foobar2000 0.61a

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binary speak ほか

2003年 5月20日
記事ID d30520

binary speak

2003年5月16日 グーグルには意識があるのだろうか?
この問いには微妙な含みがある。「あなたが考えているのか、それともグーグルが考えているのか」。 漢字の知識はIME、英語の知識はBabylonや英辞郎、情報一般はグーグル、というふうに、 人はたしかに、脳の活動のかなりの部分を外部化している。 ウェブ上の日誌は、通常、だいたい決まった「シナプス接続」(巡回経路)に依存しつつ、 ときに何かを「認識」したいときにはグーグルを経由して通常接続しないニューロンと連絡をとりあう。 ウェブ全体を巨大なWikipedia、自己増殖し新陳代謝を行う系と考えることは容易だ。 この場合、人の立場は補助酵素のようにも見える。「……第n-1章はかれ、第n章はわたし、第n+1章はあなた……」というように、 人は移ろい、「辞書」は続く。そうだとすれば、グーグルが人間型の意識を持たないことは本質的だ。 グーグルはある事柄を人間のように「分かろうと」せず、あるがままにすべてのまぜこぜを透過させる。 間違っているか正しいかといった人間的な基準には直接、興味を示さない。 質問に対して「それは要するにこういうことですよ」と「自分なりの表現でまとめて」答えたとしたら、 ただのニューロンになってしまう。そういう「意識」。

「機械の意識は清潔だ」とふたたび感じたのは、 binary speakというアイデアを読んだときだった。
I'm starting to grow tired of l337 5p34k (or however you spell it). Not only is it annoying to read, but it ushers in a string of once-cool-but-now-overused terms such as, ‘this rocks your socks’ and the ?x0r family of words. Isn't there some better slang? Something more succint, uniform, and non-annoying?

That's when I had the idea of binary speak (binspeak): all letter substitutions are annihilated, and any ‘special’ phrases are translated into a string of binary numbers.

この考えを別の角度から言えば、ASCIIなlolとかbbrとかのマトリョーシカ版なのである。

ネットの未来は明るい華やかなものではない。人はますます淡々と話すようになるだろう、相手のことを思いやることが嘘の本質であったと感じつつ。 ネットは人を陽気にする特別な世界ではなく、ただの空気なのだから。 「自分勝手だ」「人と会っても挨拶もできない」とわたしたちが叱られないように、 さっさと人間は挨拶プロトコルを標準化したら良い。Ping、Pongとレスポンスを返すスクリプトを携行するくらいは、するだろうから……。

MKxDS 0.4.0

2003年5月12日 Matroska DirectShow Filter MKxDS.DLL 0.4.0
名前が旧仮称KAxから現在の拡張子にあわせたMKxに変わりました。 シークの実装が始まりましたが、シークはまだ実用レベルとは遠いです。 BATが付いたが、アンインストールのときには /u を忘れないように注意。 もう少し一般向けのインストーラーを現在、準備中のようです。

そのほかプラグインなどもリリースされています。 アナウンス参照。

OGM→MKVのtransなどで日本語SRTの文字コードは?
Windows上では、まだ再生できませんが、 MKVmergeは、字幕の文字エンコーディングを詳細に処理できます。 結論から行くと、SRTがShift_JISで無問題っぽい。
上記のように、MKV Muxer のなかには、すでに字幕の文字エンコーディングを詳細に処理するものが現れています (ほんとオープンソースだと開発が速い)。 本来はLinux版なのを、移植したものです。 その例では、「デフォルトではOS自体のデフォルトコードページからS_TEXT/UTF8へ変換」ということなので、 日本語Windows上では、SJISのSRTが何もしなくても勝手にUTF-8に自動変換されてS_TEXT形式で格納されます。 したがって、このモジュールのロジックを使うなら、OSが日本語である限り、OGMからのtransでもSJISになっているSRTが、 そのまま問題なくUTF8に自動変換されそう。

韓国語Windows上ならEUC-KRがデフォルト変換元、 ロシア語Windows上ならWin1252……といった具合に、それぞれのデフォCPを自動検出して変換元にしますので、 大半のユーザは文字エンコーディング問題に悩む必要なくなります。 “マトリョーシカ”なんて、変てこなロシア語のプロジェクト名にするだけあって、欧米語以外への対応もきっちり考えられてます。 てか実際にロシアやアジアの開発者も入ってるし。 上の規則で自動変換されると具合が悪い場合(例、日本語Windows上でドイツ語の字幕をMUX)、 文字コード変換をマニュアルで設定することもできます。 (以上は、VdubModなどで実装済みのものでなく、 あくまで現在のコマンドラインツールからの推測。なので参考にとどめてください。)

2002年5月20日 MKxDS.DLL 0.4.1
何か不具合を修正したらしいが0.4.0よりかえって悪くなったという意見も……。 「字幕切り替えがOGMより速いがシークがだめだめ」というのが現状。 字幕切り替えは驚異的で、ある字幕が出ているときに「その瞬間から」言語を切り替えられる(次の行を待たずに、今出ている字幕の別の言語版にそのまま切り替えわる)。 バッファリングなしでリアルタイムで表示されてる感じ。カラオケがソフトサブできれいに出そうな予感。 すでにUTF-8を埋め込めるが、まだ再生側の(非公式)サポートがASCIIのみ。

ZoomPlayer 3.10 beta 1 MOVのサポート開始。関連づけ欄にMKVも登場

ZoomPlayer 3.10 beta 2

VirtualDub 1.5.2 (標準版)――範囲指定がおかしい。部分エンコすると末尾が30フレームくらい脱落する(既知のバグ)。→1.5.1を使う

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メモ: AAC音声の動画/ほか

2003年 6月 3日
記事ID d30603

2003年6月3日 AAC音声の動画: 「現在の現実の」MP4は、 Windows上ではビデオ作成時の微妙なオプションの違いで再生できなくなりやすい(量子化器がMpegかh.263か、視覚心理オプションの有無、サブピクセルを使うか、大域差分を使うか、などなど)。同じことだが、再生プレーヤーを選びやすい。 WMP4のほか、Envivo、QT、Real、Mpegableなどなどの間で「実際に試してみるまで再生できるか分からない」ような状態だ。 QTやRealのようなうざいプレーヤーを使いたくないという自然な感情もある。 ――MKVは、DivXなりXviDとしてAVIで再生できるものなら何でも受け付けるし、 DSなのでWindows用のほとんどどのプレーヤーでも透過的に再生できる。 AC3でもVorbisでも何でも入れられる、というのもMP4コンテナとは比較にならないメリットで、MP+もサポートされる予定だ。 したがってPC上だけに限定して考えるとMP4は実用的に問題が多く、MKVが広く支持されるだろう。 しかし、当面のハードウェアサポートまで考えれば、MKVにはハードウェアのハの字もないので、 MP4に軍配が上がるはずだ。

AACが“フリー”で普通に再生できるようになると現在Vorbisでやってることの一部はAACになる可能性もある。 ツールの使い勝手は、OggencでもAacencでもほとんど同じだ。 160より上はMP+になるとして、128前後~64の範囲はvorbisなのかaacなのか。気分的にはもちろんフリーのoggのほうが気持ちがいいだろうけど、 ブラインドテストにかけるとaacのほうが少し上というデータもある。 しかし、現在のDSFは、VBRなAACがうまく処理できないようだ。 しかも、モノラルのAACも使えない。Vorbisの敵になるには、もうちょっと環境の整備が必要だ……。

「ニュー・メディア研究サイト」でOGMのGUIを作ったKoepiが最近少しナーバスになっているようだ。 XviDのビルダーとしても有名なかただが……。OggMux 0.9.5のOGXファイルのGUIサポートは良いニュースのはずなのに、 ほかのあれこれの陰に隠れてしまっている。 どんな「最先端」の世界も1、2年たてば「花の色は……」な世界。 にわかに注目されはじめたAACやMKVやASSも5年10年と最先端であり続けるわけもなし。 ともあれ、いま「時の人」はTobiasでなくGabestだ。 仕事の結果が永遠であるために仕事をするというより、 たとえ結果がつかのまでも、作ることそれ自体のおもしろさが、ちょっとした永遠性なのだろう……。

MP4風に構成したMatroska: XviD + AAC (128Kbps 2ch CBR)
サンプルクリップ「Serial Mom」より
4629KB / 50秒
matroska_aac.zip (容量の都合で削除しました)
推奨再生環境 Media Player Classic 6.4.5.1以上, Core AAC DirectShow Filter。MPC以外のプレーヤではDSFとして公式のmkxdsでなくalt版MatroskaSplitterがおすすめ。

2003年6月2日 Media Player Classic 6.4.5.2 , guliverkli すごい。 これはVobSubでできることを全部コンテナにうめこめるようにする動きっぽい。 さしあたってはSSAをねらっているに違いないが、 VobSubのパワーがDSFになればSUBも埋められる。しかもUnicodeベース。 OGMをここまで応援してきて突然のようだが、こうなるとOGMは一瞬にして意義を失ってしまう。 しかもMPCのネイティブサポート。本家のDSFより良い。シークも問題なし。 オープンソースだから良いとは限らないが、OGMとの比較でいうとMatroskaはオープンソースの強みを発揮している。 本家の開発者がぐずぐずしているうちに、こんなものが……。

ハンガリーのかたによると、グリベルクリは、Gulliver + 'verkli' の言葉遊びでないかという。 (ガリバー + ミュージックマシンの名前)

2003年5月30日 Asia running out of IP-address room「日本は2年後に資源枯渇」→前から分かっていてもホントにやばくなるまで宿題に手を付けない厨房な人類
Baka妄想「IPが枯渇するとトラフィックが増える」
IP難民の大量発生、ネットが発達してない(IPの割り当てにまだゆとりがある)地域にIP援助を依頼 → 「干ばつで人が餓死しても食糧援助してくれなかったくせに」と断られてへこむ。逆ギレして親分に頼みまたぞろああいうことやこういうことをする→がめつく独り占めしてる親分からそもそももらえバカ、あそことつるんでいると最後は泣くぞ、と怒られる→国際関係がぎくしゃくしてマジでやばくなる→それをネタに楽しく日記を書いたりする→トラフィックが増える
ツバルあたりの密IPでネットに密接続→これで串がいらねえや がはは→トラフィックが増える
IPv6移行(しかないでしょ)→どさくさに紛れて文字エンコーディングもUTF-8に全面移行、いまだに機種依存文字がどうたら半角かながどうたら言ってるお姉様がたに引導を渡す→さらにどさくさでユニコードをねじ曲げ、日本製「全角ギリシャ文字、全角ロシア文字」には別のコードポイントをふる(ラテン文字には全角と半角があるのだからついでにGO!)→しかもSMPとかじゃイヤだ、と経済力に物言わせて残り少ない貴重なBMPのコードポイントをゲット→どこかの少数民族とかのマイナーな文字が入る予定だった場所を横取りし謎の「全角ロシア文字」とかをねじこむ。だって要るんだもん、半角だと顔文字が変なんだもんーと理屈をこねる→日本語の文字多すぎと非難される→事実だから反論できないがどうしょもない→ユニコードも結局2バイトじゃ収まらないのだから3バイト(256の3乗)を1面扱いで再編しれ、ついでにUTF-8もやめてUCSっぽくやれや、という結論になる→a1文字送るごとに3バイトになる→トラフィックが増える

Mozilla 1.5の声も聞こえてきました...

2003年5月27日: レイン気分 - WindowFX 2.1: Why wait for Longhorn?
最近のビデオカードではハードウェアでこんなことができる(CPUに負担がかからない)とは言われても、ウィンドウが3Dアニメーションすると実際にはうっとうしい気もする。といいつつ、レインとかビバップとかに出てきた近未来のマシンを連想してちょっともえてしまう。
http://www.wincustomize.com/images/news/5202003102815AM1.jpg
http://www.stardock.com/video/winfx21.wmv
試しに入れてみたら気分は???

2003年5月27日: Acrobat Reader 6.0 - CJKフォントパックがまだ5.1までしか対応していないのが難。 ヘルプには日本語のPDFも読めると書いてあるが6.0に上げると読めなくなった(フォントのダイナミックダウンロードがきかない)。 正直、ほとんどの場合、PDFは重くてうっとうしいだけという気がする。 数式や特殊な言語などでHTMLでは表示できるか本当にまだあやうい、というときだけはPDFも悪くないが…… 2003年6月17日追記: 日本語のフォントがサポートされた

2003年5月27日: Kazaa 2億ダウンロード突破 Kazaa claims 230 million downloads

2003年5月27日: 最近、Babylon でクリックする場所がずれていたときとか、日本語の文字を読みとってしまうのがけっこううっとうしいと思いつつ、 ひそかに「でも読み取れるなんてすごいよね」と思っていたら……辞書データを入れたら、和英翻訳ができるようになっていた。すげえ。 英語or日本語学習にいいかも?

和英翻訳ができるようになったバビロンの画像

接続されたねずみ: もの知りなバビロン。微妙に不正確な点は、ごあいきょう……

yaoiの意味を解説している画像

2003年5月26日: 最近更新されたソフトより
VirtualDub 1.5.3    Wavelet3DNR2フィルタ 0.42α4
GSpot 2.2    窓の手 6.51
XnView1.61    Zoom PlayerBetas) 3.10 RC1

2003年5月25日: 「オリジナル」の作品と言われるものも、例えばギリシャ神話のサイドストーリーと見ることができる。

2003年5月24日: MKV、音声AACも対応――「MP4」はもはや無用?

Matroska DSF 0.4.2 でAACサポートが始まった。 非常に低いビットレートでは、Vorbisの代わりにAACというのは、ありうる選択だ。 音声AACのMKV、再生はすでに快適。マックスは
MKVtoolnix内のmkvMerge 0.4.1を使い次のように簡単にできる。

mkvmerge -o out.mkv in.avi in.aac

AACについては、PsyTEL AACENC などが使える。――要は、有料で使いにくい QuickTime など持ち出すまでもなく、 MP4という枠にとらわれることなく、どんなビデオとどんなオーディオ(Vorbis、AC3、AAC、etc.)もすべてMKVで合体させられる。 なかなか有望そうだ。半面、シークにはまだまだ不満が残る。これでシークの不具合がなおって、 字幕のUTF-8再生がサポートされれば(すでに埋め込みはサポート済み)、これで決まりという感じがする。

MKVに限らず一般にAACオーディオのDS再生には、3ivx D4 4.0.4 Video Codec for Windows(Audio Codecも同梱)などが使える。

2003年6月3日追記:
新しいオープンソースの AAC DirectShow Filter "CoreAAC"
http://corecodec.org/projects/coreaac
http://rarewares.hydrogenaudio.org/aac.html

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