死体遺棄容疑で指名手配されていた人物が約1年勤めていた会社が、公開された整形手術後の予想ポートレートから元社員と気付いて通報したところ、こんな結果が待っていた。
この会社の通報がひとつ役に立って容疑者は逮捕されたのだが……。
2003年5月、新型肺炎(SARS)が中国などで小流行して話題を集めるさなか、台湾人観光客の一人が帰国後の検査でSARSに感染していたことが明らかとなった。日本では途端にパニックが起き、観光ツアーのルートにあった施設が軒並み予約キャンセルの嵐となった。とくに大きなとばっちりを受けたのがホテル・旅館だった。
国民の突き上げを食らった厚生労働省は、観光客の利用した施設を公表することになる。入念な消毒作業の様子をマスコミに公開し、一定期間の使用禁止措置もとり、それから安全宣言を出した。ところが、その後もホテルにはキャンセルは止まらなかった。
どんどん、どんどん世の中アホな方へ向かっているような気がする。
それから6年経った。2009年の話題といえば、こんにゃくゼリー、マスク騒ぎ、エコナ、そして今度は容疑者の潜伏先、か。悲しい。