趣味Web 小説 2010-02-02

「リンクすればいい」は実情に即していない

全く同じ記事なのに、ブックマークの付き方が全然違う。読んだ人数も大違いだと思う。転載先のブログは、ちゃんと原典へのリンクをしている。しているのに、この結果。

増田にゃんねるβ』の記事は、多くの場合、原典よりブクマが少ないから、単純なことはいえないけれども、「リンクすればいいじゃん」が現実に即していないことはたしかだ。

もし増田にゃんねるがリンクだけしていた場合、原典に1000以上のブクマがついただろうか? そうはならなかったに違いない。アクセス解析をしてみれば明らかだが、リンク先を読みにいく人は少数派だ。リンク以外にほとんど何の情報もない記事ですら、特定のリンク先を過半の読者が参照することはない。

転載記事っぽく見えて、じつは肝心な部分が改変されていた、なんて事例はしばしばある。あるいは「中略」の部分を読んでみたら印象がガラッと変わったり。そういうことはみんな知っているのに、それでも原本を確かめる人は少ない。

はてブで政治家の「失言」が話題になると、「前後の文脈はこうだ」なんて記事が、後にまた話題になったりする。それが本当に労作である場合もあるけれど、しばしば官邸や官庁の会見録をまとめ直しただけのものだったりする。それをありがたがってる人たちが「情報をコピペしてるだけのマスコミ報道は使命を終えた」なんて意見を称揚していたりするから、私はポカンとなる。

結局、大多数の人は情報の収集整理を他人に任せたいわけだ。その生活スタイルはネット以前と全く変わっていない。コミュニティで話題になっているブロガーの記事を、それが自分の直感に反しない限り根拠なく信用するなんて、新聞を毎日きちんと読むより、世界を見つめる態度として劣化していると思う。

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