趣味Web 小説 2011-12-01

「罵倒芸」なんて幻想だ

徳保さんってほんと変わらないよね…。ただ単に気に入らないというだけなのに「お前はどうせ匿名に叩かれるよ!」だもんな…。

また加野瀬さんに言及されたが、例によって「補足説明をしたくなる」ような文言だった。いい機会だと思うので、以下、延々と書く。長いよ。

追記:やっぱり長すぎたのと、ひとつの記事で扱う話題が多すぎると思ったことから、昨日、先に書き上げていた部分は、昨日付の記事として分割した。

1.

質問されたから、コメント欄へ出向いて回答したのに、完全に無視された。これが、私の加野瀬さんに関する最も不愉快な思い出。だから「さして嫌な思いをしたことはない」ともいえる。

加野瀬さんには、けっこうはてブされてる。私も、加野瀬さんのはてブのコメントにはレスしてない。はてブのコメントは無視していいが、ブログ記事のコメント欄は無視してはいけない、というのは無理がある。一方をスルーしていいなら、他方もスルーしていい。そう思う。思うが、やはり、「教えて!」といっておいて、回答を無視するのは、ひどいと思う。

参考・関連として並べたリンクの中に加野瀬さんの記事も含まれていただけのケースを除外すれば、近年は、私から加野瀬さんの記事に言及した回数より、加野瀬さんに言及された回数の方が多いと思う。私の方が言及に対する反応率が高いので、記事数では「私→加野瀬さん」の方が多いだろうが……。

ちなみに、ブログツールの編集画面で検索すると、「artifact」で31件、「加野瀬」で33件、「kanose」で44件の記事がヒットした。Googleよりは確実な結果だと思うが、重複も多いので注意。またこれは、「加野瀬さん」に対する言及ではなく、話題を拾ったネタ元としてリンクしているだけの記事を多く含んでいる。

2.

記事中、加野瀬さんが引用しているhankakueisuuさんの記事は、私は名誉毀損だと思う。ひどいと思う。「面白いからいい」「ジョークだからいい」みたいな意見には、怒りを覚える。

6年前に私が怒ったのも全く同じ構図だ。ある日のhankakueisuuさんのジョークに、私はプッツンきて批判した。hankakueisuuさんのブログは私の巡回先ではなく、たまたま目に入ったものを批判したという経緯なので、hankakueisuuさんの他の記事と比べて、当該記事がとくにひどかったというわけではないだろう。

だが、私の怒りに共感する人は少数派だった。「ひどい」といいつつ笑っているような人々が、当時の空気を形成していた(少なくとも私には、そう見えた)。

hankakueisuuさんの暴言が許されるなら、世の中に名誉毀損なんて罪は存在しないのと同じだが、実際には、「たまたま場の空気が許せば笑って済まされるが、そうでなければ叩かれる」という仕組みになっている。同じことをいっても、場の空気が叩きモードになっていると、何でも攻撃の理由になる。ジョークがジョークとして許されず、暴言だとして叩かれるようになる。

hankakueisuuさんも同じだろう、と6年前の私は思ったし、今もそう思っている。以前と変わらぬクオリティで記事を書き続けても、何かのきっかけで空気が変わった途端、「キレがなくなった」ということにされ、「単なる暴言」「笑えない」という反応が大いに増える。「暴言」を理由として、本論の手前のところで拒絶されるようになる。あるいは、そういう理由で拒絶する側の声が目立つようになる。

私は、hankakueisuuさんが書いているのは名誉毀損で、ジョークだから許されていいものだとは考えていない。だが6年前、可視化されている読者の大多数は、その暴言を問題視しておらず、私が抵抗しても勝ち目はなかった。だから私は「野暮を申しました」と引き下がったが、納得したわけじゃない。

あんな暴言が許容されているのは異常な状態であって、何か切っ掛けさえあれば、「暴言が暴言として正しく認知される」はずだと思っている。「罵倒芸」なんて幻想だ。罵倒は罵倒、名誉毀損は名誉毀損、ひどいものはひどい。「**だから許される」なんてのは、カンチガイである。

3.

a)

この記事の中で小林Scrap Book(現:Heartlogic)の名前を出したのは、私の誤り。小林さんには悪いことをしました。私は罵倒に対して怒っていたはずなのに、最初に「ツッコミ屋」という枠で記事を起こし、小林さんも例に挙げたために、論旨が不明になっている。このことも、今回、長々と「補足説明」をした理由のひとつ。

マサムネさん、山本さん、hankakueisuuさんのサイトやブログは、巡回先ではないものの、巡回先のサイト・ブログで記事が紹介されることがたびたびあって、いくつも記事を読んでいた。だが、小林さんの記事は、ほとんど目にした記憶がない。今回、小林さんの2005年5月当時の記事を全て読んだが、読んだ記憶のある記事がひとつもなかった。なのにどうして小林さんのブログを例に出したのか、全く思い出せない……。

ちなみに、私が小林さんのブログにリンクしている記事は、ツッコミ屋の有為転変(2005-05-28)の他には棚卸しメモ(2007年5月版)(2007-05-01)しかない。

b)

検索した限りでは、私のブログに加野瀬さんが初登場するのは孤独(2003-09-06)という記事。ARTIFACT ―人工事実― : テキストサイトの衰退?(2003-09-03)のコメント欄での発言に対する言及だ。

いま読み返すと、コメント欄にある2003年当時のjounoさんの主張は、2005年以降の私の主張と概ね重なっており、興味深い。

c)

少なくとも近年の記事に、いわゆる「釣り」はありません。(中略)矛盾があれば、実際に矛盾しているだけです。書いてある通りに読んでいただければよろしいかと。

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