ΗΡΞΑΤΟ ΛΥΠΕΙΣΘΑΙ ΚΑΙ ΑΔΗΜΟΝΕΙΝ
イエススは悲しみもだえ始めた。
ΤΟΤΕ ΛΕΓΕΙ ΑΥΤΟΙΣ
そして少年たちに言った。
ΠΕΡΙΛΥΠΟΣ ΕΣΤΙΝ ΗΨΥΧΗ ΜΟΥ ΕΩΣ ΘΑΝΑΤΟΥ
「信じられないくらい悲しい。死にそうなくらい切ない夜だ。
ΜΕΙΝΑΤΕ ΩΔΕ ΚΑΙ ΓΡΗΓΟΡΕΙΤΕ ΜΕΤ'ΕΜΟΥ
今夜は、ずっとそばにいてほしい‥‥」
ΚΑΙ ΠΡΟΕΛΘΩΝ ΜΙΚΡΟΝ
そう言うと、さまようように二三歩、歩き、
ΕΠΕΣΕΝ ΕΠΙ ΠΡΟΣΩΠΟΝ ΑΥΤΟΥ
突然、崩れ落ちるようにひざまずいて顔を地面につけ、
ΠΡΟΣΕΥΧΟΜΟΜΕΝΟΣ ΚΑΙ ΛΕΓΩΝ
苦しげな声で、こう祈った。
ΠΑΤΕΡ ΜΟΥ ΕΙ ΔΥΝΑΤΟΝ ΕΣΤΙ
「ああ、父よ、できることなら、
ΠΑΡΕΛΘΕΤΩΝ ΑΠ'ΕΜΟΥ ΤΟ ΠΟΤΗΡΙΟΝ ΤΟΥΤΟ
このさかずきが、わたしのもとから、離れ去りますように。
ΠΛΗΝ ΟΥΧ ΩΣ ΕΓΩ ΘΕΛΩ ΑΛΛ'ΩΣ ΣΥ
しかし‥‥わたしが望むようにでなく‥‥あなたが‥‥望むように」
Ο ΔΕ ΠΑΡΑΔΙΔΟΥΣ ΑΥΤΟΝ ΕΔΩΚΕΝ ΑΥΤΟΙΣ ΣΗΜΕΙΟΝ ΛΕΓΩΝ
イエススを裏切ったイウダスは、祭司らにひそかに告げていた。
ΟΝ ΑΝ ΦΙΛΗΣΩ ΑΥΤΟΣ ΕΣΤΙ
「どの男が神をぼうとくしているイエススか、教えましょう。僕が今から愛を示す(くちづけする)相手がそうです。
ΚΡΑΤΗΣΑΤΕ ΑΥΤΟΝ
彼を引っ捕らえてください‥‥」
ΚΑΙ ΕΥΘΕΩΣ ΠΡΟΣΕΛΘΩΝ ΤΩΙ ΙΗΣΟΥ ΕΙΠΕ
イウダスは、まっすぐイエススに近づいて行って、呼びかけた。
ΧΑΙΡΕ ΡΑΒΒΙ
「‥‥ラッビ、我が主よ」
ΚΑΙ ΚΑΤΕΦΙΛΗΣΕΝ ΑΥΤΟΝ
そう言って、イエススに、そっとくちづけした。かすかにふるえながら。
Ο ΔΕ ΙΗΣΟΥΣ ΕΙΠΕΝ ΑΥΤΩΙ
イエススは、かすれた声でささやいた。
ΕΤΑΙΡΕ ΕΦ'ΩΙ ΠΑΡΕΙ
「いとしいイウダス、それでいいんだ‥‥」
ΤΟΤΕ ΠΡΟΣΕΛΘΟΝΤΕΣ ΕΠΕΒΑΛΟΝ ΤΑΣ ΧΕΙΡΑΣ ΕΠΙ ΤΟΝ ΙΗΣΟΥΝ
くちづけの合図を見て、武装した群衆が一斉にイエススに近づき「こいつが教祖か」などと言いながら、手をかけて捕らえた。
ΤΟΤΕ ΙΔΩΝ ΙΟΥΔΑΣ Ο ΠΑΡΑΔΙΔΟΥΣ ΑΥΤΟΝ ΟΤΙ ΚΑΤΕΚΡΙΘΗ
さて、いざ、実際にイエススに死刑判決が下されてみると、
ΜΕΤΑΜΕΛΗΘΕΙΣ
若いイウダスは、にわかに激しい自責にかられ、
ΑΠΕΣΤΡΕΨΕ ΤΑ ΤΡΙΑΚΟΝΤΑ ΑΡΓΥΡΙΑ ΤΟΙΣ ΑΡΧΙΕΡΕΥΣΙ ΚΑΙ ΤΟΙΣ ΠΡΕΣΒΥΤΕΡΟΙΣ ΛΕΓΩΝ
密告の褒美として受け取っていた銀貨を祭司たちに返しに行った。
ΗΜΑΡΤΟΝ ΠΑΡΑΔΟΥΣ ΑΙΜΑ ΑΘΩΟΝ
「やはり僕は間違ってました。無実の者の命を売り渡すとは‥‥」後悔のあまり、茫然自失として、もはや無表情に見える少年イウダス。
ΟΙ ΔΕ ΕΙΠΟΝ
祭司たちは取りあおうとせず、こう言った。
ΤΙ ΠΡΟΣ ΗΜΑΣ
「わたしたちの責任でしょうか。
ΣΥ ΟΨΕΙ
あなたご自身が、彼を異端として告発なさったのに」
ΚΑΙ ΡΙΨΑΣ ΤΑ ΑΡΓΥΡΙΑ ΕΝ ΤΩΙ ΝΑΩΙ ΑΝΕΧΩΡΗΣΕ
イウダスは黙って銀貨を神殿の中に投げ込んでから、その場を立ち去り、
ΚΑΙ ΑΠΕΛΘΩΝ ΑΠΗΓΞΑΤΟ
離れた場所へ行って、みずからの命をもってつぐなった。「主よ、私が先に参ります」
ΣΥ ΟΨΕΙ: 意味は文脈から明らかだが、 ΟΨΕΙって何? ΟΨΕΑΙ (you will see) が縮まった形?
2001-04-13 マタイ伝だと、実際にイエスが処刑されるより前に、「裏切り者」と呼ばれているユダは責任とってる。使徒伝にも出るからユダが変死(たぶん自害)したのは本当らしい。そういう過剰なまでの感受性を持った若者(イエスの処刑が実際に行われるかどうかは直前まで不確実だったのに、ユダは結果を確認する前に責任をとっている?)が、単なるカネほしさから、それもたったの銀貨30枚で師匠の命を売るか……というと、百億千億にもあるように、ここには、もう少し何かある、と見るほうが、たぶん当たってるでしょう。
いずれにせよ、このユダの活躍がなければ、こんにちのキリスト教は無かった、というのは確実で、キリスト教をややこしくした二大責任者(使徒ヨハネ&使徒パウロ)より、本質的にはユダのほうが役割がでかい。
2001-04-13 心理的一考察:十字架上でイエスはユダのことをどう思っていたか。1:てめーこの裏切り者、てめーのせいで死刑になっちまったじゃねーか、恨むぞ、一生恨むぞ。ってその一生がもう終わっちまうじゃん、なんだよ(=正統的キリスト教の解釈:ユダヤ人迫害の根元) 2:ホントはイエスはユダを愛していた(=これもよくある文学的解釈) 3:すげーいてー!なんか茨の冠で十字架って耽美的でちょっと素敵かなとか思ってたら、まじいてーじゃんか、なんだよこれー死ぬーって死刑だから死ぬに決まってるんだけど、早く死にてーもー痛すぎー。おまけに、しょんべんもれそうだよ~(=ユダのことなんか考えてる余裕なし)
2001-04-13 『トーマの心臓』ふう - 裏切り、それが僕の愛、僕のいのち。かれのことばにいのちを吹きこむために、僕は奪う、かれのいのちを。この斧をふりおろせるほど、かれを愛せるのは、僕だけだ。彼がどうしても飲み干さねばならないさかずきなら、だれかがそのさかずきを満たさねばならない。
「あと数分だ。この真夜中に、あの子が来てささやくだろう。『僕がキスする男性が、その人だよ』と。『僕は、くちづけであのひとを殺すの。限りない愛をこめて』」
……どうやら教団内で、なにか複雑な愛情のもつれがあったもようです。ゲツセマネからお伝えしました。
2001-04-13 Good Friday
13日の聖金曜日、シグナル照合パターン青、使徒です
下の記事「教会でカップめんは食えるか?(お湯をもらえるか)」のシチュエーションが分かりにくい!ということで少し引用部分を増やしました。というか、これはKOI2さんの原文をちゃんと全部クリックして読むのが宇宙の真理であろう。電波全開1ギガボー、もし神の子とやらが本当に復活したなら牧師さんとか神父さんとかをねぎらうであろうか。なんか教会を爆破するような予感が120%。この前も神社の境内の綿あめ屋、ハト屋、なんかの屋台をひっくり返して大暴れしたし。
♪じゅーじーかーの もとには みははぞ たちます むせびなきつつ。じゅーじーかーの うえには みこいぇすかかりて ちをながしたも。しにゆくみこをば みまもるみははの むねやいかならん。……ハイハイ、それが知りたいところですね。というわけで突撃インタビュー! ヨシュア受刑囚のお母様のお宅の前に那梨記者が行ってます。こちらです。「あの~、ちょっとお顔を見せていただけないでしょうか。全世界のみなさんが、親の顔が見たいと言ってるのですが~」(扉を激しくノックする)「結婚なさってないのに、ご出産なさったというあたり、ひとことコメントいただきたいのですがぁ」
『カルブーシュ、タハリーフェーム・ウェヤハローフー。ウェアター、フー、ウェシュノーテーハー、ロー・イタームー』
那梨さん、ことばが分からないんですが、マリアさんは何ておっしゃってるんでしょうか。「えーとですね、『あなたは上着を着替えるようにすべての外見を変えてしまう。でもあなたは変わらない』とのことです」「はぁ?それってどういう意味でしょうか」「偽春菜のゴーストとスキンの話じゃないでしょうか」「なるほど!」
2001-04-13 インタラクティブな死刑 - 一方向の生中継など、もはや時代遅れというべきだろう。太平洋標準時の5月16日のある時刻(非公開)にカウントが開始される。受刑者の様子はブロードバンドに乗せて動画で生中継されている。ウェブカメラの画像の下に、2つのボタン
があるので、処刑に参加したい者は、どちらかをクリックする。カウント開始時点から86400秒以内に一万クリックのキリ番をだれかがゲットしたらその人のブラウザ画面に「あなたのクリックで受刑者は殺害されました。ご苦労様でした」と表示されて終了。86400秒以内に規定数のvoteが集まらなければそれで「刑」は終了。デクリメントボタンはワンクリックごとに1票マイナスカウントされる。直接民主主義は、いいねえ。人民の責任の、人民の責任による、人民が全責任を負う行政。
ここ以下は、日付の違う記事ですが、同じネタなのでここに移動しておきます。
2001-04-10 死刑執行のウェブ実況中継問題、法廷へ:人間文化によれば、罪と罰(死刑)は正義の実現、つまり、正しいこと、良いことかもしれない。「人が見ているところで悪いことはできない」というのは人間的だが、「良いこと」「正しいこと」であれば、お手本として、堂々と、みなに見せるべきだろう。――妖精現実内の関連記事:「殺人集団」に人権は、あるか(妖精現実ロンドン「グッドモーニング・アレフ」より)
↑一部で誤解があるようですが、この記事でいう「殺人集団」とは、オウム真理教のことでなく、もちろん、あなたがた死刑真理教の信者たちのことです。死刑を肯定する殺人集団だから悪い、という意味では、ありません。広い意味での「宗教」――社会の精神論的側面――の段階に応じた「信仰」は自由ですから。
2001-04-17 Code of Hammurapi - 死刑執行中継にハッキングの可能性?:「処刑室とオクラホマ州にいる被害者の家族との距離が離れているので、CCTV中継
」うんぬん。結局、“被害者の家族”にだけ死刑のもようを生中継で見せるらしい。“家族”ってどの範囲なんだろう。そして、なぜそれが、家族以外に傍受解読されると困るのだろう? そもそも、なんのために死刑の模様を家族に見せるのだろう。これらすべてを含めて、めぐりめぐって「犯罪」抑止に役立つってことなのか……専門家じゃないのでよく分からない。
街でお湯を貰う2(爆裂!カップメン§15より)
全開の巫女麺ですが一部の熱狂的巫女ファンから「うぉーそれはナイス!」「ボクも巫女麺やります」「とにかく巫女さん萌え!トリプル萌え!!」と励ましのお便りが大量に!冗談抜きに30くらい来ました。何か報われた気分です。世の中には巫女さんファンが多いと聞いたのですがこれほどとは・・・。しかし日本の神の使いである巫女さんで満足して良いのであろうか?これは外国の神のしもべにもカップメンに湯を入れてもらうべきではないのか?そんな訳で私に残された使命はこれであろう!
シスター麺!
教会のシスターに湯を入れてもらいましょう!絶対にいつか天罰が落ちると思います・・・私。まあOK!
さっそく教会を探す。こんな無茶を聞いてくれるカトリックはあるのであろうか?
タクシーを捕まえて開口一発
「教会のシスターがいる教会まで行ってください!」
と。「降りろ小僧!」とか言われるかと思ったんですが運転手の反応は「了解」であった。あんた漢だ・・。そしてついに到着!はっきり言って全然来た事が無い町に来てしまった。帰れるのか?しかし良く考えたら教会って勝手に入っていんですか?外国のテレビとか映画ではドカドカと勝手に入っていますが日本ではそれは不法侵入です。とりあえず扉を思いきりノックする。しばらくすると扉があいて本物のシスターが出てくる。
うわやべぇ!
どうしよう。実はダメだったらこのチャレンジは終了にしようと思ったんですが出てきてしまった・・・シスターが!それもかなり若い人である。挙句にニッコリとされています。こ、これはギャルゲーのシチュエーションそのままでは!現実世界でこんな事がおきるとは・・・とっても恥ずかしいです。これは用件をとっとと告げてしまいましょう!
自分「実は知り合いの家に行こうと思って道に迷ってしまいました。」
シスター「そうなんですか。」
自分「はい。で、実は友人の家でと思って買ったんですがかなり先みたいで。」
シスター「はい。」
自分「お湯もらえませんか?」
シスター「どうぞどうぞ御入りください。」
自分「いえ入らなくてもいいです。」
シスター「いえおはいりください。」
いてぇ!
心がダイナマイト痛い!
その無垢な顔で受け答えをしないでくれ!疑ってくれ!頼むからお湯だけもってきてください。キリストの像がある前で何ですが全部ウソです。なんか頭が混乱してとっさにめちゃくちゃ言ってしまいました。本当は「お湯ください」だけ言うつもりだったんです。しかしすでに遅し。教会の台所でカップメンを食べる事になりました。お茶までもらってしまって本当に申し訳ございません。とても美味かったです。
まことに、まことに、あなたがたに告げます。自分の足は自分で洗いなさい。先生も弟子もありません。神もしもべもありません。教団も信者もありません。だから、わたしがいま言ったことを、すぐに忘れなさい。
果実に対する貪欲のために
人は
その花の美しさが見えなくなる。
■
花は
あらゆる花びらを落とす
と、そこに実がついているのを見いだす。
■
葉っぱは何もいわずに花のまわりにそよいでいるが
葉っぱのことばは
その花が語っている。
■
木たちは
地球のたゆみない努力
──やさしい天に向かって地球の心を語ろうとして。
■
わたしは
わたしの歌のなかで遠い神にさわっている、
ちょうど丘が
滝の流れで遠くの海につながっているように。
妖精現実内の関連記事:アノニマス・コペルニクス
美少年が好きな教祖さま:「キミの足を洗ってあげるよ。もっと上のほうも洗ってあげようか」
「イエスの愛しておられた若者は、イエスの胸にもたれながら、『ね、先生。それ、だれのこと?』と甘えて尋ねた」(ヨハネ伝13)
なんて愚かなんだろう。わたしが、このような変な冗談を言ったからって、異端として、わたしに敵意をいだくとは。あなたがたがジャンヌにやったことだ。ジャンヌがインスピレーション豊かだったから、「教会を通さずに直接、天の啓示を受けた」罰と称して、あなたがたは教会の権威によってジャンヌを死刑にしたのではないか。伝統的な権威に照らして「異端」を迫害するあなたがたが、異端として迫害され十字架にかけられた者をあがめているとは、自家撞着(じかどうちゃく)もはなはだしい。
例えば、この教会のホームページをごらんなさい。「私たちの教会は、正統なキリスト教会(プロテスタント)であり、ものみの塔(エホバの証人),統一協会,モルモン教などの団体とは関係ありません。
」と書いてある。ああ、愚かな律法学者、権威ある「正統な教会」よ、何千年、同じことばを繰り返せば、あなたがたは理解するのか。しかし、がまんづよく、もう一度、繰り返しておこう。あなたが閉ざしたその扉は、あなた自身に対して閉ざされたのだ。ひらくも閉ざすも、扉などないのに。あなたがたが見ても見えないその本にも書いてあるでは、ないか。「地上で結ぶものは天でも結ばれ、地上でほどくものは天でもほどかれる」と。
妖精現実内の関連記事:聖カタリナ
早大名簿提供裁判で原告が敗訴 東京地裁判決:プライバシーの侵害であり一般論としては違法としながら、「一般人の感受性を基準としても社会通念上許容されるべき
」だという。つまり「ふつーの日本人の感覚として、まあ、警察様から要請されれば断りにくいですよね」という「警察にさからうと怖いという感受性=仕方あるまいというあきらめ」が違法性阻却事由にあたる、という。
毎日新聞の記者にも酷評されている――「「この判断は現時点でのものであることはいうまでもない。その意味では議論を深化させていくための一里塚にすぎない」とわざわざ述べるなど、自信のなさがうかがえる判決
」だ、と。「本来こんなことがゆるされるはずがない。違法だ」と裁判所自身が事実上、認めながら、「でも現状、警察の要請じゃ断れないのも仕方ないですよね……」とは、なんかなさけない。行政(警察も行政)がやることについて、司法が「違法だが有効」とか妙な判断をすることがあるけど、司法が行政から独立できていないのは、克服すべき課題では。例えばの話、「これは違法状態だから、その選挙はやりなおせ。選挙のやり直しが現実的にどんなに大変であろうがなかろうが、当裁判所は法律の定めるところに従って命じるまで」と冷然と言い切れる権威が、本来、司法には、あるのだし、また、あらねばならぬのだから。
2002-01-18 変てこ判決で話題を呼んだ早大名簿裁判の第二審で、今度は一転して大学側に賠償命令。この事件は、早稲田大学が政府要人を招いておこなった講演会において、警察の要請で出席者の氏名(や住所?)をちくいち記した参加者名簿を、参加者らには無断で、警察に提出していたことの是非をめぐるもの。第一審=確かに黙って個人情報を収集提出するのはプライバシーの侵害だが「警察の要請を受ければ断れない」というのは一般人の感覚であるからそれが違法性阻却事由になる、という意味とろロジック。おまけに第一審=「といってもこの判断はとりあえずのもので、もっとよく考える必要があることは言うまでもない」という自信なさげ、歯切れの悪い判決(別記事「ニッセイ記念日/ほか」参照)。今回の第二審=「要請を受けて参加者名簿を出すこと自体は場合によってはアリだが、「出席者の個人情報は調べて警察に出します」とちゃんと前もって告知してそれでも参加したいか自分で決めれるようにしれ、ひそかにチェキはダメっち。ってとこか。犯罪捜査に是非必要、とかならまだしも、何も起きてないけど警備のつごうで参考までに……だし。
警備のつごうってのは、その名簿を洗って「あやしいやつ」はいないかあらかじめマークしとくのでしょう。雑なたとえとして、ひじょーにセキュリティ厳重な空港や軍事施設で「入館には全部服を脱いでボディチェックを受けていただきます」というのと似ているかも。入るには全部脱いで指紋を調べるぞ、と入口に書いてあれば良いが? 物理層での同じ行為でも、あからじめ情報があるならOKで、あらかじめ告知しないでやると違法性が出る、という、これはこれで興味深い過渡っぽい。
2001-04-12 "Anyone reading this column would assume the mounting pressures of my role as chief nerd has turned me into an asshole," says Torvalds. But, he adds, that impression is wrong: "I was always an asshole."
「Linuxの神様にまつりあげられたせいで俺は傲慢な変なヤツになったと思うかもしれないけど、それは誤解。俺は初めっから変なヤツなの」 from The life and times of Linus Torvalds: きょうの単語(ぉ――nerd: an unstylish, unattractive, or socially inept person; especially : one slavishly devoted to intellectual or academic pursuits(服装や外見に無頓着だったり、会話のノリが悪かったり、社会的に問題がある者のこと。特に自分の研究や学問のことばかり考えている者を指す)だって。英辞郎によると「無能な人、まぬけ、うすのろ、(専門)ばか、おたく、ぐず、かっこ良くない人、ださい人、遅れてる奴、ガリ勉野郎、頭デッカチで融通が効かなくて面白味がない人、退屈な奴、つまらない奴、暗い奴」
2001-04-11 偽偽AI 00.03:サーバ負荷軽減のため、今回はSSIにしてないです(下の出力例はリロードしても変わりません)。ほかの対話を出力させるには、このページを使ってください。どんな対話が生成されるかは筆者にも予期できません。組みあわせは何万通りもありえるので……。コードの機能テストなので対話の内容はてきとーです。→ 説明は偽春菜のページ。
妖精ルーシェ:つりがね草は猫の鈴、錬金術師ってふしぎだけどいかにもな綾波育成計画のために生きてるって感じでしょ? それに、指輪物語もかなり嫌いじゃないみたい。
ミルヒャ:この子の考えでは、いかにもな綾波育成計画ね……シンクロテストとか……。だけど、指輪物語のことはどうかねえ……。綾波の着せ替えかぁ。
妖精ルーシェ:あら、ダイヤモンドの国マリネラとか指輪物語のことが好きなんだよ、錬金術師って……。
2001-04-11 ニッセイ記念日
にっせいや にちゃんをつついて へびをだし ぷらえせんすと どちらがうざいか
にちゃんねる つつくおろかな ハイエナを つつく同業 ここぞとばかりに
「万一のときにそなえたほうがいい」自分で招く万一のへま
「このすれがいやね」とキミが言ったから 四月十一日生記念日
Subject: ■東京地裁に行って来ましたぁの巻■
Date: Wed, 11 Apr 2001 13:50:00 +0900 (JST)
こんにちは、ひろゆきです。
そんなわけで東京地裁まで審尋にいってきました。……仮処分の申し立ての審尋の結果です。
日本生命さん側の申し立ては、「うちの会社について言われてるの削除してよ。」
ってことですね。
んで、おいらは「削除するURLとレスと削除の理由がなきゃわからん。」
裁判官さんが「次回までにそれつくっといてよ。日本生命さん」
要約するとこんな感じっす。
というわけで、次回18日の10:30までは進展はなしです。
いやぁ、司法の場って面白いっすね。
他の裁判をちょっと見たのですが、なかなか楽しいです。
暇ができたら傍聴日記でもやろうかなぁとおもっちゃいましたね。
↑まぐまぐメールより抜粋
2001-04-16 ---(追記)
「ニッセイ事件を和歌に詠もう!」の話(「2ちゃんねる保険業界板・日生事件和歌集」)……。手元にあるのが#1~#304の歌なんですが、じつは、そのなかには自分のカキコが4つ入ってる(すぐ上にあるヤツ)。で、アップしたままほかしてたのを今朝、別の用で見に行ったら、182さんが「私の10選」っていって、偽たわら二首とも選んでもらってて、嬉しかった☆
↓下の7番めと8番めです (^^))((^^)v ※ほかのは、違うかたのカキコです。
んでもって、#304までのなかから「妖精現実の10選」も選んでみました。自作も3つ入ってます。あとの7つは、ほかのかたの。
自分は2ちゃんねらーと言えるほどじゃないけど(ブックマークすらしてないけど)2ちゃんは好きで、いろいろ影響うけてます(とくに、ひろゆきさんから)。といっても、保険板なんて、今回のことがなければ一生、存在も知らなかったと思われ。ホントにやぶへびと思います>日本生命さん。上のカキコも、保険板の住人だから書いたわけじゃなくて、今回の事件で覗き行ったときたまたま「和歌に詠もう」スレがあがってて、「ぉ、そういう趣向、好きだぞ」って感じでカキコしてきた。
歌とは歌いたくて歌うもの。そしてともに楽しむもの。お偉い歌壇からみてへたくそだろうが、技巧が稚拙だろうが、破調だろうが、文法が間違ってようが、んなこと関係ない、ここで我々は楽しんでいる、自分で歌いたくて歌っている、あるいは出まかせにふざけ、あるいは一層懸命に考えている、そしてそれをわくわく楽しんでいる、それをみた者がまた自分も触発されて、歌を連ねる。これこそホンモノの歌。歌の歌。
国語の宿題とかで強制されて作らされる。試験問題のネタにされ次の選択肢から意味を選べだの言われワケワカメと悩む。――それらは本当の歌じゃない。歌は歌自身の歌。内発。ほとばしりでるもの。アトナリティーこそ我らの王国。
2ちゃん本体は、ほとんど見てないけど、2ちゃんから派生した任意板(いわゆる、もどき板)には、一時期、常駐してました。今でもたまに行ってます。2ちゃんでも、一時、葉鍵板の某sage進行スレに常駐してました(葉鍵は18禁なので中高生のみなさんは来ちゃダメらしいよ‥‥) あの知る人ぞ知るボイコットバナー、目線を入れたのは葉鍵で出た意見で、もとは目線がなかったという‥‥目線がなければ、あれほど広まらなかったでしょう。葉鍵の人に感謝です☆
---(追記おわり)
Houston, Windows Has Problems(写真)……ふつうのアパートの部屋と変わりませんね。
「ヒューストン、こちら国際宇宙ステーションISS。トラブルが発生しました」
「こちらヒューストン、緊急事態の概要を述べよ」
「Windows がまたフリーズしました。再起動できません」
ところでロシアのアプリは、なかなかカッコイイらしい。If we could get a couple of large format LCD screens to hang in front of the Central Post, we could give Enterprise a run
……エンタープライズとまでは行かないまでも、十年以内には、宇宙高度(地球が丸く見える)への観光が実現するかもしれない。ウは宇宙船のウ。で、タバコには手を出さないほうがいいよ。なぜって、我々開拓者は酸素を1グラムたりとも無駄には、できないからね……。
2001-04-11 TVの“IP化”を巡る議論:理論的には、インターネットとテレビで同じチャンネル(伝送路)とモニタ(受像器)を使えるし、また、使えるほうが合理的なのですが、なぜなかなかそういう方向に行かないかというと……思うに、「パソコンの画面でテレビが見られる」「テレビの画面でインターネットが見られる」というのが今後どんどん普及すると、従来のテレビと従来のウェブサイトで画面のとりあいになるわけで、テレビの視聴率にも影響するし、なんといっても、テレビ局がある種、中央独裁していた既得権が揺らぐわけです。同様、NHKがネットでニュース配信するのに対して新聞社系があれこれ言っているのも、決してユーザの利益のためでなく、自分たちの既得権を守るためでしょう。
インターネットによる「情報化」というのは、じつは「情報発信の寡占(かせん:一部のメディアによるひとりじめ)」の解体であって、「情報化」で情報産業が栄えるというより、むしろ情報産業の既得権があやうくなるへんがポイントかも……。情報を発信する権利についていえば、「本質的でない理由」(本質的にすぐれた発信者だから、というより、テレビや新聞の大会社を運営できるお金がある、という理由)によるひとりじめは、もうできず、個人サイトも大新聞社のサイトも、ともにワンクリックの距離になってしまったわけで、情報の本質つまり「内容そのもの」が焦点になってきつつあると思われます。で、やりとりされる情報も、ひとびとの思考も、内容が深く、また洗練されてゆくのでは、ないでしょうか。
単に記者会見とかで発表された事実を伝えるだけの役割とか、一次情報を中継(速報、要約)するだけのメディアにも充分な存在理由がありますが、しかし、それとは別の機能として、創発的発信ということが、より重要になるでしょう。
「神経系」にも「脳」にもいろんな部分と機能の役割分担があるわけです。作曲できない人だって音楽批評は、できるでしょうしね……(微笑)
2001-04-10 Stratum2 の NTPパブリックサーバ(だれでも使える)が本日より「正式」に公開されました(詳細)。くだいていうと、ネットに接続している状態において、パソコンの時計を常に正確に合わせてくれるものです。これまでにも国立天文台の三鷹と水沢の Stratum1 NTPサーバが一般公開されていましたが(2000年11月21日の記事参照)、説明ページなど、ふつうには見つけにくい場所にあって、「あまり積極的には宣伝しない」という感じでした(NTPクライアントの作者たちでさえ国立天文台のサーバを知らないありさまでした)。また、天文台の Stratum1(最上位の時計)を直接、呼びだすということで、あまり人にすすめにくい状況でした。今後は、新しい Stratum2 サーバをどんどん使うと良いでしょう。
時計合わせをしてくれるソフトとしては「桜時計」が古くからあって、有名ですが、「たいむぼっか~ん」をおすすめします。冗談みたいな名称のソフトですが、Ver.4 が出て、Windows 一般ユーザ向けのNTPクライアントのフリーウェアのなかで、現在、最も優れたものとなりました。単なる常駐でなくOSの「サービス」として常駐し、オンライン状態のときに、自動で定期的に時計を合わせてくれるというスグレモノ。ちなみに、Windows 2000 のイベントビューアで見ると、こんな感じ。1時間ごとに自動で時計合わせをさせても誤差は最大±1秒程度になりますので(パソコンの時計ってホントにデタラメ……)、Stratum の階層によるミリ秒単位の誤差は無視できます。