ダリルシェイド

森を抜けてダリルシェイドへ帰還し、セインガルド城で王様に報告すると、王国に反旗を翻した大司祭グレバムに奪われた「神の眼」の回収を命じられた。犯罪者扱いは変わらず高圧電流発生装置内蔵のヘッドギアは外してくれないが、成功報酬はもらえるらしい。命知らずルーティの交渉が奏功した。

というわけで2日目は神の眼奪還の旅。

ダリルシェイド港で神の眼(と思われる物体)の目撃情報をゲット。カルバレイス方面へ船で運ばれていったのだそうな。王様に船を出す許可を貰い、後を追うことに。

セインガルド城の目の前にある港から堂々と国外へ脱出されてしまうのだから、この国の軍隊はつくづく無能である。貧弱なモンスターが出たくらいで国教の大神殿の守備を放棄するくらいだから、スタンたちの反応は淡々としたもの。呆れる気にもならない、って感じか。

ムカつくのは、街の娘たちセインガルドの無能な軍人たちが大好きらしいこと。傭兵出身の若き将軍アスクスの人気がとくに高い。かっこいい、らしい。らしい、というのは、PS版TODだと7将軍のビジュアルが共通で見分けがつかないから。長老のルウェイン将軍も紅一点のミライナ将軍も外見が同じ。想像力が試される。

カルバレイスはセインガルドの西にある。まずは同国唯一の港町、チェリクへ向かう。TODでは港のない場所に上陸することはできないので、グレバムもチェリク以外からカルバレイスに入ることはできないのだ。

海底都市

出航後間もなく、巨大な海竜が出現。その導きに従い、スタンたちは海竜に乗って海底都市へ。水中で息ができる理由はよくわからない。浅い海底なら空洞が残っていてもおかしくはないが、呼吸可能な空気の組成が維持されているのが不思議。

○ボタンを押しながらの移動で石を動かせることに気付かず、「どの道を進んでもすぐに行き止まり?」と、しばらく無意味にウロウロ。気付けば簡単な話で、ずんずん進む。最深部でソーディアン、クレメンテを発見。クレメンテはフィリアを選び、両者は契約を結んだ。何となく次はマリーかと思っていたので意外。

あれ? そういえばフィリアが剣の声を聞けるというイベントがあったような気もするが……。

帰りも海竜。船乗りたちが化け物扱いするので生物なのかと思っていたけど、飛行竜に似ている感じがする。海底都市の最深部は妙に近代的なデザインだったし、海竜は高度な技術で作られた機械なのかも。逆に飛行竜が生物だったりしたら衝撃だなあ。高度な科学力で電子操作を可能にしている、みたいな。

そういえば、1時間以内に戻らなかったら俺たちを無視して神の眼を追え、とリオンが命じていたはずなんだけど、実際には1時間を過ぎても船は待っていた。そりゃそうだろうね。セインガルドの兵士たちはヘタレですから。自分たちだけで戦うなんて、問題外なんだよ。

チェリク

チェリクの港はカルバレイス港というのだそうだ。ダリルシェイドのお城がセインガルド城なのと同じことかな。でもセインガルド唯一の港であるダリルシェイド港はセインガルド港とは呼ばれていないよね?

おいしそうだったのでドリアンを買う。無駄遣いなんだけど、グミ類はモンスターがバカスカ落としてくれるし、武器はソーディアン固定、防具はダンジョンの宝箱からかなりの数、手に入る。正直、使い道がなくてお金は余ってる。

日差しが強い。なんだか暑そうな国。

汗をかきかき情報収集を始めたんだけど、みんなどうも人当たりが悪いんだよなあ。カルバレイスは天地戦争で敗れた天上人の子孫が暮らす国なのだという。だから地上人の子孫である異国人には冷たいのだそうな。大昔の話なんだし、もういいじゃないの。

カルバレイスに王様はいないらしい。オベロン社が進出して成功を収めており、収益を慈善事業に回して住人に感謝されている。チェリクの北西に、カルバレイス方面の責任者の名を冠した「バルック基金」のオフィスがあった。

誰も神の眼について教えてくれないので気分がくさくさしていたが、バルックさんに会って温かい言葉をもらったら、やる気が出てきた。バルックさんがコンボカウンターをくれたけど、私には無用の長物。不器用なプレーヤーに操られるスタンにコンボは無理。見てて悲しくなるだけだからコンボはオフのままで……。

港で、ジェイクという水夫が何か知ってると思う、という情報を入手! ジェイクを探して、情報に従い宿屋、武器屋と転々。常に一歩遅く、ジェイクはいない。結局、港へ戻ったらしい。というわけで港へ。水夫たちの見た目はみんな同じなので、ウロウロしている場所を参考に、さっきはいなかった人を探す。

やあ、北東の角にいた! 勢い込んでジェイクに話を聞くと、荷物はカルバレイスの首都カルビオラにあるストレイライズ神殿へ運び込まれたという。この国にもストレイライズ神殿があるんですね。

カルビオラ

首都というからには行政を司る組織があると思ったんですが、何もない。町の真ん中に神殿があるんだけど、信者はいないらしいです。神殿の隣にオベロン社の北西支店がありますが、ここではとくに慈善事業をしていない様子。

ウロウロしていたら、街の入り口付近で子どもがモンスターに襲われているのを発見。すぐに助けてあげました。

神殿へ行ってみたけど、神の眼は見当たらない。だけど神官たちは何かを隠している様子。フィリアが神殿に残り、夜、みなが寝静まった頃に裏口から手引きしてくれるという。

宿屋で休み、夜更けに出発。

裏口から入って聖堂へ。演壇の奥を調べると隠し扉。大神殿と同じ仕組み。なぜか神の眼の台座が作られている。神の眼は大神殿に1つあるだけで、他に動かすこともありえないのに、どうして?

*チェリクでイベントをジェイクの話を聞かずにカルビオラへ直行すると改装工事で神殿に入れないのだそうです。

それはともかくとして。結局、神の眼は持ち去られた後。無駄足だった。

ジャンクランド

天上人のゴミ捨て場だった場所。今、天上人の子孫が資源のリサイクルで生計を立てているのは、歴史の皮肉なのか。

フィリピンのスモーキーマウンテン(1980年代)みたいな感じ。フィリアが気分を悪くしていた。

すさんだ生活をし、精神的にも余裕のない人が多いようなんだけど、花の咲き乱れる街にしたいと思って努力している人などもいる。当面は無理だろうなあ……と思いつつも、心の中で応援。

ノイシュタット

カルバレイス国の南に位置するフィッツガルド国、その首都(+港町)がノイシュタット。神の眼の情報を求めてやってきた。

民主国家、だそうで、王様はいない。ならばお城の代わりに議事堂があるはずなんだけど、見当たらない。カルバレイス国でもそうだったんだけど、行政の責任者がいないってことは、「国」がない、無政府状態ってことなんじゃないのか。

ここにもオベロン社が進出している。責任者はイレーヌ・レンブラント。ヒューゴ邸で執事をしていたシャイン・レンブラントの娘だそうだ。設定資料によると24歳。18歳のルーティが陰でおばさん呼ばわりするんだけど、すごく若い。例によってゲーム画面のビジュアルは年齢不詳。想像力!

街中を歩いてみたんだけど、孤児がとにかく多い。なんなんだろ。自殺が多いのか、病気でも流行っているのか。ここでもオベロン社は慈善事業に熱心で、イレーヌさんは街の人に感心されている。でも慈善事業が根本的な問題解決につながらないのはTODの世界も地球と同じ。

さて、ノイシュタットの人々というよりこの地のオベロン社を悩ませているのが通商船のレンズを狙う海賊。海賊の黒幕はグレバムらしい。

というわけで、リオンが安請合いしちゃったのでスタンたちは海賊討伐をすることに。肝心の神の眼の行方がわからないので、グレバムにつながりそうなことは何でもやる、って感じになってる。

海賊船

スタンたちが乗り込んだ艦が囮として航海に出る。

レンズを運んでいると見せかけて、じつは強力なソーディアンマスターが乗っており、接弦してきた海賊船に逆に乗り込んで頭領を殺してしまおうという血生臭い作戦なのである。

なかなか海賊船が現れず、罠だと気付かれたか、とリオンが心配しだした矢先、海賊船が現れる。

各ダンジョンで毎回道に迷って敵を倒しまくってきたためか、海賊も頭領も弱い。海賊の宝物なら奪ってもいいだろうと思い、船内を探索していろいろゲットしまくる。本来は頭領だけ倒せばいいんだけど、海賊の方から接触してくるのだから仕方ない。無益な殺生はしたくなかったが、海賊をほぼ全員殺害した。

船長が「迅速な行動、見事だった」というのでクリアかと思いきや、海賊たちは船団を組んで襲ってきているらしい。続けて2番艦へ突入。また殺戮を繰り返す。

船長に「やるじゃないか! 敵はもう後がなくなった。ここで一気に畳み込むんだ!」と激励され、3番艦へ。またまた殺戮。海賊も悪党なんだろうが、リオン配下の盗賊ルーティ様御一行は、もっと冷酷で容赦ない。10数分で数十人を殺害。見た目はバーサーカーだけど、海賊なんだから人間なんだろうに。

いやまあ、モンスターだから平気で殺せるというのも、ちょっと疑問ではある。何せ毎回モンスターの死体を切り裂いてレンズを入手しているんだよね、スタンたちは。チキンやビーストミートなど、ちゃんと遺体を食用にしているときはともかく、そうじゃない場合は、殺して切り裂いて捨てるだけ。何だかなあ。

いつまで続くのかと思っていた海賊退治も4番艦で最後。

最深部に陣取っていたのは神官バティスタ。大司祭グレバムの補佐役で、フィリアの同僚だった人物。フィリアは説得を試みるけど、うまくいかず戦闘に突入。かわいそうなので、フィリアの作戦は「みをまもれ」にしました。でもマリーとスタンの猛攻で圧勝。

ノイシュタット

バティスタをイレーヌの屋敷に連行したリオンは、フィリアのヘッドギアをバティスタに取り付けて拷問する。だけどグレバムの居所を頑として吐かない。知らぬ存ぜぬで通そうとする。そんなバカな話があるか。だったら集めたレンズはどうしていたんだ、という話だよ。

レンズを動物に埋め込んでモンスターに改造しているらしいが、どこでやっているのか。ともかく秘密基地のような場所があるわけだろう。

しかし考えてみれば、これはリオンの仕事。スタンたちに手伝うべき作業はない。

手持ち無沙汰になったスタンを、イレーヌが観光案内してくれるという。なんでスタン一人を誘ったのかはよくわからないが、ルーティは気になって仕方なく、ストーキングを開始。どこまでもついていく執念を見せるが、入場券の必要な闘技場で追跡不能になってしまう。お金の管理はスタンがしているのだ。

しかしスタンにも試練があり、闘技場でチャンピオンの挑発を受け、勢いでタイマン勝負をすることに。……えーと、あっさり負けました。

その後、料理を作ってあげようとしたフィリアが眼を離した隙にバティスタが逃走。じつはこれ、リオンの計画通り。ヘッドギアは高性能発信機でもあり、リオンの持っているモニターにバティスタの逃走先が表示されるのであった。きっとそこにグレバムがいるのであろう、というお話。

シデン領

バティスタの逃走先はセインガルドの東に位置するアクアヴェイル国だった。どうやって海を渡ったのか。海賊の残党でもいたのかな。

スタンたちは当然、後を追うことに。フィッツガルド国ともお別れか。

ところでフィッツガルド国といえばスタンの故郷リーネ村があるはず。本当は無事を報告したいところなんだけど、犯罪者となってヘッドギアをつけられている姿を家族に見せる気にはなれず、それにリオンもそんな寄り道を許さないだろう。後ろ髪を引かれる思いながら、フィッツガルドを去ることにした。

宿屋で休んだ後、船に乗って出発。

監視役のリオンを全然戦闘に出さずにいたら、いつの間にかスタンたちの方がステータスが高くなっていた。ヘッドギアさえなければ失礼なリオンのいいなりになどならずに済むわけだが……。

シデン領の港でセーブして2日目終了。

今日の一般人

少女「……」

ノイシュタットの孤児。無言の子どもが多く、なんかヘコむ。

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