シデン領

バティスタを追ってアクアヴェイル国へ向かい、無事にシデン領へ潜入することに成功したスタンたち。だけど、バティスタはシデン領ではなくモリュウ領にいるらしい。なんでも新しい領主になったとか。情報がはっきりしないのは、モリュウ領と音信普通になったから、らしい。

港へ行って船員に尋ねてみると、船は出せないという。そりゃないよ。アクアヴェイルは島嶼国家なので、船が出ないと国内の行き来ができないんですよね。じゃあどうすればいいのか。

手当たり次第に話を聞いていこう、と思って埠頭の先端にいる老人に話しかけると、いきなりモリュウ領に通じる海底洞窟の存在を教えてくれた。ラッキー!

お店巡りをしてみたが、船が出ないので品不足になってるとかで、品揃えの確認もできず。シデン領って、自分とこの領内では何も生産していないのだろうか。そもそも不通になっているのはモリュウ領だけでしょ。海でサカナを釣ったりすることもできないの?

他に話題になっていたのは領主の三男、ジョニーさん。長男、次男はしっかりしているのに、三男だけは遊び人で……という話。三男だし、別にいいんじゃないかという気もするんだけどなあ。

もうひとつ、アクアヴェイル国の大王について。アクアヴェイルは小国の連合体で、基本的にはシデン領の領主が盟主となる。だけど今はトウケイ領のティベリウスが大王となっているのだそうだ。この異常事態の背景にはグレバムの力があるらしい。

シデンの海底洞窟

状況を整理したい。

まずPS版「テイルズ オブ デスティニー(TOD)」の世界には5つの国がある。仮にセインガルドを中央とすると、西にカルバレイス、南西にフィッツガルド、南にファンダリア、東にアクアヴェイル、これで5つ。

神の眼はセインガルドのストレイライズ神殿総本山にあったが、大司祭グレバムに奪われた。犯罪者としてセインガルドに捕まっていたスタンたちは、恩赦などと引き換えにグレバム追跡の命を受け、監視役のリオンとともにカルバレイスへ向かう。しかし一歩遅く、足取りは途絶えてしまう。

神の眼強奪以降、レンズを組み込まれたモンスターが激増していることから、モンスターを作り出しているのはグレバムたちであろう、と予想された。フィッツガルドでレンズを積んだ通商船が海賊に襲われる事件が頻発していることから、リオンは海賊の背後にグレバムがいるのでは、と考える。

果たして、海賊の首領はグレバムの腹心、バティスタだった。しかしバティスタは拷問されてもグレバムの居所をいわない。そこでリオンは、バティスタを逃がし、行方を探る作戦に切り替えた。

バティスタが向かったのはアクアヴェイルだった。スタンたちがアクアヴェイルのシデン領に潜入してみると、バティスタは速攻で隣のモリュウ領の領主に収まり、鎖国を行っていた。

またアクアヴェイルの大王は最近、武力による脅迫によりシデン領主からトウケイ領主に変わっていた。グレバムたちは神の眼の力によりアクアヴェイルの支配を目指しているようだ。

スタンたちにとって、アクアヴェイルがどうなるかは重要ではないが、神の眼は取り戻さねばならない。何せリオンの気分次第で致死量の電流が流れるヘッドギアを装着されているのだ。任務をこなし、恩赦を勝ち取らねばスタンたちに平穏の日々は帰ってこない。

うん、そういうことだよな、と納得したところで洞窟のボス、オーガスクイーン戦となった。圧勝。

大目的達成の目処が立たないまま世界各地を移動し続けているので、ときどきこうして整理しないと、何をやっているのかわからなくなってしまう。

モリュウ領

どう見てもシデン領よりモリュウ領の方が栄えている。トウケイ領がどうかは知らないが、街並みを見る限り、少なくともシデン領主よりモリュウ領主の方がアクアヴェイルの大王となるにふさわしいと思う。

名誉職とか事務的な調整がメインの役職だというなら話は別だけど、軍事力で脅してまで手に入れたい地位なのだから、実質的な意味を持つ権力があるのだろう。徴税権とか。

モリュウ城は正面突破できない。実力的には問題ないと思うんだけど、キャラたちが「危険だ」といって、いうことをきかない。城へ向かう道中、兵士に絡まれている子どもがいたので、助けてあげた。すると今度はスタンたちが兵士に追っかけられて逃走。ジョニーという音楽家に匿ってもらった。

戦えば勝ったと思うんだけど、それでもジョニーには感謝。そして彼こそシデン領主の三男である。

街の声を聞くと、モリュウ領の人々は新領主のバティスタが気に入らないらしい。兵士が増えて威張り散らしているのだそうな。たしかにバーなんか、かなりひどいことになってたね。ま、そういうことであれば心置きなくバティスタを退治いたしましょう。

ちなみに本来、新領主になると目されていたのはフェイト・モリュウというジョニーの知り合い。前領主の子息。ようするにアクアヴェイルはこれまでずっと国のトップを世襲制で決めてきたわけだ。フェイトの評判はいいけど、最初から唯一無二の領主候補として、前王以外と比較されない条件での話。

意外と新領主が世襲制を崩して就任したこと自体は問題となっていない。戦争に敗れ、多くの市民が死んだ、とかではなくて、王城の中で何かがあっただけ。そういうことであれば、ようするに生活に悪影響がなければいいらしいんだね。

となると、バティスタ撃破後はフェイトが領主になるんだろうけれども、父王の時代ほど権力基盤は磐石ではなくなるんじゃないかな。バティスタが善政を布いてさえいれば国民はついてきたであろう、という経験的知見があるわけだからね。有能な行政官なら、「俺がトップになった方がいい」と思えばそうするだろう。

ただ、フェイト・モリュウにはたいへんな強みがある。妻リアーナの存在だ。リアーナはたいへんな美貌の持ち主だそうで、領内にファンクラブが存在する。かといって女性の嫉妬を集めているわけではなく、国民に愛される存在。彼女がいる限り、フェイト政権は滅多なことでは倒れないだろう。

ところで、フェイトは最初からリアーナ一筋だったわけじゃない。かつてはエレノアという女性をジョニーと争ったのだそうだ。しかしエレノアが愛したのはフェイトだったので、ジョニーは身を引いたのだという。しかしエレノアはティベリウスに言い寄られ、それを拒否して殺害された。

リアーナは傷心のフェイトを慰めて妻となったのだそうだ。

一方、ジョニーの人生にはリアーナのような女性が現れなかったので、ジョニーはティベリウスへの恨みを抱えて生きているらしい。

スタンたちは、ジョニーを仲間にして船でモリュウ城へ。

モリュウ城

ジョニーが仲間になったが、戦闘メンバーはスタン、マリー、ルーティ、フィリアで固定。リオン様はヘッドギアのコントローラーを持って「逃げたら殺すよ?」と睨みをきかせてるだけ。もう長いこと、戦ってない。相対的に、かなり弱体化。メインメンバーならみな1対1で勝てると思う。

たぶんクリア標準よりかなりレベルが高いので、ステータス的にジョニーは弱く感じる。ま、いいでしょ。PS版「テイルズ オブ ファンタジア(TOP)」やDS版「テイルズ オブ ザ テンペスト(TOT)」でもそうだったんだけど、TODでは戦闘メンバーが全滅したらそこまで。控えメンバーが生存していても旅は終了。

TOTなんか6人もメンバーがいるのに、戦闘に出ている3人が倒れたら、「その後、彼らの行方を知る者はなかった」。理不尽だと思う。こういうとき、ドラクエが懐かしい。あとは、広大なマップを、一度行った所を再訪するために延々と歩き続けるとき。ルーラ欲しい、って切実に思う。

さて、モリュウ城。

ジョニーの手引きで水路から上階のテラスへ侵入すると、最初の部屋で幽閉されているリアーナを発見。テラスから逃げてもらえばいいような気もするけど、スタンたちがバティスタを倒すまで、もうちょっとここで待っててね、という展開に。リアーナは全員のHPとTPを全快にしてくれる。ものすごい能力だ。

モリュウ城はヘンな城で、警備の裏をかいて上階のテラスから侵入したはずなのに、なぜかそのルートでないと仕掛けを破れないようになっている。いや、たしかに正面玄関から入るとバティスタのいた場所にはたどり着くんだけど、他のどの部屋にも行けない。理不尽極まりない仕組みだと思う。

水路を使った仕掛けが繰り返し登場、プレーヤー的には「泳げばいいじゃないか!」といいたいのだけれど、よく考えてみると、TODで泳いでいる人というのを見たことがない。この世界では、水を恐れるのが人として当然のことなのかもしれない。ブツブツいいつつ、行ったりきたりを繰り返しつつ、何とか仕掛けを突破。

それにしても城内あちこちに腐るほどグミ類が落ちているのはどうしたわけか。場内モンスターだらけなので、餌として置かれているのかなあ。

途中、オルガンを弾いている間だけ開く扉のある場所があって、ジョニーが弾いてくれることになった。しかし他のメンバーが中に入っているときにジョニーがオルガンを止めてしまったらどうなるだろうか? ジョニーを信用していない慎重派のリオンが、そう心配するのも無理はない。

ここでジョニーの監視役をひとり残すことになるんだけど、私は迷わずリオンを選択。

最初はすぐに戻るつもりだったんだけど、アイテム回収に精を出してウロウロしてたら道に迷い、戻ったのは30分以上後。「遅い!」とリオンに怒られてしまった。しかし神殿で罠にはまって抜け出せなくなったルーティが率いるパーティなので、仕方ないのである。

ともかく景色のいい王座にたどり着いた。驚いたことに、王座は露天型だった。なんでよりによって王座が雨ざらしなんだろう。たまたま侵入した日は天気がよかったからいいけどさあ。

王座は階段の先にあり、その周りに大したスペースはない(スペースがないので戦闘前後の絵を見るとスタンたちは階段に立っている)。そのせせこましいところで4対1の戦いが行われ、またまた4人組が圧勝。バティスタは自分でヘッドギアを外し、自動発生の電流に貫かれて死んでしまった。グレバムの行方は謎のまま。

フェイトを救出したので、モリュウの混乱は収束するだろう。

*後日モリュウ城を訪問してみたが城門は固く閉ざされ無反応。フェイトは恩知らずだと思う。顔くらい見せろ。

クラーケン戦

モリュウ領にグレバムはいなかったので、トウケイ領へ向かう。

安心してバーでだべっていると、船が化け物の襲撃を受ける。甲板に出てみると、いましたいましたイカの化け物が。戦闘開始!

化け物の名前はクラーケン。ていうか、モンスターの名前って、誰が教えてくれるんだろう。それはともかく、クラーケンにも圧勝。レンズをたくさん持っていた。てことはこれ、海の主とかじゃなくて、人工のモンスターだったんですかね。

トウケイ領

立派な街ですね。シデン領の数倍の規模はありそう。素直に考えて、トウケイ領主がアクアヴェイルの大王となるのが自然だと思った。

何を考えているのかわからないが、ティベリウス大王は戒厳令を布いていた。外国との交易も禁止。経済活動を制限して、国力が伸びるわけがないし、生活水準を維持することだってできないだろう。当然、国民の不満は大きいようだった。心置きなく撃破させていただきますか。

水門を開けてトウケイ城の正面玄関へ。今回は堂々と突入するのである。(なんで?)

先へ進むためにはいちいち仕掛けを解いていく必要のあるトウケイ城の突破には、かなり時間がかかった。グレバムがやってきてから改装でもしたのだろうか。正直、行政庁の建物としては実用性ゼロだと思う。

とくに12の扉が並んでいる、王座直前の部屋! 十二支の順番どおりに扉を通らないと、次の部屋に行けないという、けったいな魔法がかけられている。ダンジョンと割り切れば、別にいいっちゃいいんだけど、つい先日までふつうに行政府として機能していた建物だと思うと、なんかムズムズする。

さて、ティベリウス戦。ジョニーと一騎打ちさせたら面白いんだろうけど、4対1の卑怯戦で圧勝。ジョニーはリオンと一緒に後ろで見てるだけ。

倒れたティベリウスはなかなかしぶとく挑発的な言葉を吐き続ける。とうとうリオンがぶちきれて止めを刺した。ジョニーは復讐を思いとどまったのに……。まあティベリウス的には死にたかったんだろう。

で、グレバムなんだけど、アクアヴェイルなんか支配してもあまり面白くないと思うようになったのかどうか、既にファンダリア国へと去っていた。どうもグレバムの行動原理はよくわからない。ファンダリアは大国という設定になっているらしいので、アクアヴェイルで力を蓄えて決戦に備えていたということなのかな。

ジョニーと分かれてファンダリアへ向かう。

艦隊戦

ファンダリアへ向かう途中、グレバムの艦隊と激突。

ソーディアンは格闘戦の決戦兵器。遠距離からの砲撃には為す術もない。

シューティングゲーム形式のミニゲームなんだけど、こちらのレベルは全く関係ないわけだ。となると反射神経の異常に鈍い私にクリアできるわけもない。ここで今回初めての全滅となった。

ゲームは人生をやり直せるからいいよね〜と思いつつ、再戦。じつはこのミニゲーム、こういうのが苦手なプレーヤーのために、△ボタンで味方が援護してくれるという反則技が用意されている。これを使うと勝利特典のアイテムがもらえなくなるんだけど、背に腹は代えられません。

ゲーム開始直後、△ボタン。横一列びっしりと並ぶ味方艦隊が登場。一斉砲撃で敵を全滅させてくれました。なるほど、反則技ですな〜。

ファンダリア国唯一の港街、スノーフィリアでセーブして3日目終了。

今日の一般人

4日目の内容をフライングでお届け。

孤児院の子供「な、なんだよっ! トイレくらい一人でできるよっ!! 早くでてってよお〜!!」

クレスタの孤児院にて。失礼しました。だけどキミ、いつきてもトイレにいるでしょ。ルーティお姉さんが心配するのも当然たと思うけどなあ。

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