昨日に続き、地晶霊の廃坑。鉱山と言うからには何かを掘っていたんだろうけど、見つかったのは古の勇者コルレーンのおならが封じられた壷(セレスティア7大秘宝のひとつ)くらい。謎の廃坑である。
最深部にはMOTHER2の「どせいさん」みたいな容姿、性格のノームが集落を作っていた。ノームをパクりとかいってる感想を見たことがあるけど、そうじゃないと思うんだよね。大好きな先輩PRGへのオマージュでしょ。偶然、似ちゃっただけかもしれないんだけど。ていうか、パクりとかいうほど似てはいないし……。
地の大晶霊ノームの力試しをクリアし、ケイジに入ってもらう。これで全体回復の晶術ナースが使えるように。これでちょっと楽になりそう。
リッド「地晶霊の宿った石って、きれいなんだな」
メルディ「ほら、見て! お星様みたいよー」
ファラ「星? そろそろ寝るね、お休み」
メルディ「ファラ? どうしたか?」
リッド「さあ……」
あれれ? どうしてエターニアで星が見えるの? 空の全面が対になった世界で覆われているのに。ファラの様子も気にかかるけど、このスキットはいささか気になった。
廃坑を抜けると小屋があった。奥の部屋で一休みして廊下へ出たら、建物の様子がスッカリ変わっていた。どこかの迷宮へ移動してしまったらしい。仕方ないので、仕掛けを解いたりしつつ8階層を駆け上る。敵も強いし、ボスもいるし、廃坑から連戦で回復アイテムや食材の補給もできず、きつかった。
しかし何とか見覚えのある部屋にたどり着くと、伝説の海賊アイフリードの子孫を名乗る少女、チャットが現れる。なんと迷宮は彼女が一人で作ったものだとか。モンスターが生息している理由は不明だが……。
ともかくチャットはリッドたちを子分にしてくれ、その特典としてホバー船バンエルティア号の使用許可を与えてくれた。まあ子分とは名ばかりで、実際にはリッドたちが主導権を握っているわけだが……。
リッド「なんでそんなに嫌がんだ? かわいいじゃねえかよ」
チャット「無理です! そのふさふさした毛、身体が受け付けません! 動物嫌いは遺伝なんです」
リッド「そういえば、チャットの親の話って聞いたことねえな。やっぱり海賊なのか?」
クィッキー「クィッキー」
チャット「うわー、もうヤダー」
機械大好き少女がメカ故障の原因となる動物を嫌うのは理解できる。まあ、極端な感じはするけど。ゲーム画面だと床に転がって足をジタバタさせており、小学校低学年くらいなのかなあ、と思っていたら設定年齢12歳で驚いた。キールの設定は低年齢過ぎ、チャットは高年齢過ぎ!
でもメルディも16歳にしては幼い。後に出てくるフォッグも38歳とはとても思えない。セレスティア人は精神年齢が低めなのかも。まあキールも大人気ないが、人生遍歴の設定がね……。
船が手に入っても、じつは行ける場所はひとつしかない。セレスティアの大陸は逆C型で、チャットの小屋は内海の一番奥にあるのだが、出口部分が氷結してしまっているのだ。そのため行動範囲内にある未到達の街は1つのみ。
実際には、それ以前の問題というか、イベントで自動的に氷結した街ペイルティへ案内されてしまう。ホバー船なのに氷を砕いて進んでしまうのがすごい。(ありえへん……とは思うが、別に目くじらを立てているわけではない。こういうツッコミを入れつつゲームするのが個人的に好みだというだけの話)
なんでも氷の大晶霊セルシウスが暴走しているのだという。街も港も凍りつき、人々は食べるものにも事欠く有様だった。このままでは死を待つのみ。
なるほどなるほど。これはリッドたちが何とかするしかない。というわけで、近くの山に住むという氷晶霊に会いに行くことに。防寒具が必要だというので、ファラにポンチョ、メルディにケープ、キールにオーバーマントを着せる。リッドは店員お勧めの謎の服。
リッド「大晶霊って人間を痛めつけることもあるんだな」
キール「人間の行い次第だろう」
リッド「でも! この仕打ちはひどすぎんじゃねえのか。街ひとつ潰す気かよ」
キール「いちいち僕に訊くな。セレスティアの大晶霊については、まだよくわかっていないんだ」
リッド「氷の大晶霊ってのは血も涙もねえ恐ろしいやつなんだろうな。俺はそう思うぜ」
頂上で待つ氷晶霊セルシウスは話の通じる状態ではなかった。こういう場合、じゃあ殴り倒して話を聞いてもらおう、というのがRPGのお約束。
オート戦闘で3戦3敗。仕方なくセミオートでリッドを操作し、セルシウスに詠唱時間を与えないよう殴り続けて足止めする作戦に切り替え、辛勝。ところが帰り道でビックフットらのザコパーティに全滅させられる。えっ!? と思ったが、次も同じ。挟み撃ちされると回復晶術の使い手が詠唱中に攻撃されて負けパターンに。
四苦八苦した結果、リッドを操作し突き系の特技で速攻、片方の敵を足止め、撃破する作戦を選択。後方キャラが1〜2人死んでしまっても仕方ない。中途半端なことをして挟み撃ち状態のままリッド一人になってしまったら、ライフボトルで何度仲間を生き返らせてもすぐにやられて勝ち目がない。
キール「こう寒いと、寝ることすらできないな」
ファラ「寒い寒いって考えてると、よけい寒くなっちゃうんだよね。気を紛らわせてみようか。はーい、ダジャレでポン!」
リッド「マジかよ。俺、ダジャレなんて」
ファラ「ふとんがふっとんだ! はい次リッド」
リッド「猫が寝転んだ! はい次キール」
キール「キールが樹を切ーる」
一同「さ、サムー」
いや、3人ともひどいんじゃあ……。
防寒具をカンパしてくれたガストンはシンティアを拠点とする地下組織シルエシカのメンバーだった。シルエシカはセレスティアをモンスターの力により支配している総領主バリルを打倒するため戦っているのだという。バリルといえばグランドフォールの実行者でもあるわけで、リッドたちと目的が同じといえる。
そこでリッドたちはティンシアへ向かうことにしたのだが、そのときメルディの額の石エラーラが光る。アイメンの街が危機的状況にあるのだという。リッドたちはまずアイメンに向かう。
ファラ「どう? 少しは落ち着いた?」
メルディ「はいな、ありがとう。はじめはメルディ、一人で行こうとした。でもみんながいてくれたよ。それ、よかった。助かった」
ファラ「そっか、そういってくれると私も嬉しいな」
メルディ「はいな! 仲間は大事ね。信用一番!」
ファラ「うん、大事だよね、信じたいよね」
街は崩壊していた。悪魔風に変化したヒアデスの仕業だ。最後の生き残りを助けるため、リッドたちは図書館でヒアデスに挑む。
キール「ヒアデスを、昔から知ってるといったな」
メルディ「はいな」
キール「どういう知り合いだったんだ?」
メルディ「それは……えっと」
ファラ「ほらキール、手伝って! 洗濯物がたまってたいへんなの」
キール「ぼくはメルディに……」
ファラ「あのねえ、メルディには時間が必要なの! ほら、わかったら行くよ」
やたら立派な街。セレスティア全人口の半分くらいが集中しているんじゃないか。
一番奥の船みたいに見えるものがシルエシカのアジトだった。その地下には未完成の晶霊砲があった。技術的課題があって、開発が壁にぶつかっているのだという。キールが知恵を貸すことになり、入れ替わりにシルエシカ頭領のフォッグがリッドたちの仲間となって雷晶霊の居場所へ案内してくれる展開。
メルディ「大晶霊たち、何歳なのか?」
リッド「え? 大晶霊の歳? 人間と違って長生きだとか、キールがいってたような……」
ファラ「だったら、500歳くらいじゃない?」
リッド「そんなにいってねえだろ? せいぜい100歳ってとこじゃねえの」
ファラ「大晶霊なんだもん、ぜーったい500歳は超えてるはず!」
リッド「その自信は一体どこからくるんだよ」
メルディ「んー、キールがいればなー」
大晶霊というのがどんどん代替わりしていくものなのか否か、だよね。大晶霊自体は大昔からいたんだろうし。
不思議な仕掛けがたくさんある遺跡。インディ・ジョーンズっぽい。いつものことだけど、かたく閉ざされた扉をどうにか苦労して開けたはずなのに、中にはモンスターがいっぱいいるというのはおかしいよ。
最深部には雷晶霊ヴォルトがいたが、やはり暴走していた。とりあえず殴り倒して静かにしてから話を聞いてもらう。例によって例のごとくの暴力的展開。
スロットをヴォルトの言葉どおりに止めないと話が進まないのだけれど、こういうのは私が一番苦手とすること。20分もかけてようやく揃った。1文字ずつ確定できるからよかったけど、3ついっぺんに成功しないとダメ、だったらゲームのクリアをここで諦めていた。
フォッグ「アイラのやつ、デデちゃんに餌をやるの忘れてないだろうな」
ファラ「デデちゃん? あー、フォッグのペット」
フォッグ「俺様は、一時的な世話係よ」
ファラ「じゃあホントの飼い主は別にいるんだ。あーっ、ピンときちゃった。大切な誰かの預かり物でしょう。ズバリ、恋人とか」
フォッグ「おう、正しくはアレ、女房だがな」
ファラ「うっそー、フォッグって奥さんいたの? 本当に? すっごい、すごーい!」
フォッグ「おう、すごいのか」
ティンシアに戻ると晶霊砲の技術が完成していた。バンエルティア号に晶霊砲を搭載するので、リッドたちはホテルに宿泊して決戦に備えてください、とのこと。
ホテルの部屋から街を見下ろせるのだけれども、ゲーム中では行くことができないが、かなり遠くまで延々と家が連なっている様子。こういう街の描き方はテイルズシリーズ伝統ですね。まあ、広い街のどこへでも行けるようにしたってゲームを無意味に複雑化するだけなんで、よく考えられているということかな。
ファラ「セレスティアには革命軍が多いの?」
フォッグ「おう、やわなガキ集団がほとんどだがな」
リッド「シルエシカは違うのか?」
フォッグ「おう、違うとも。まアレよ、うちは、ホレ、自由に権力争いができる、そのー、自由な世界を作るっつうの、アレがあるからよ」
ファラ「なんか、嫌な世界目指してんだね」
フォッグ「そっか?」
決戦前には、技の稽古、母の思い出、マゼット博士の教え、などなどいろいろ気分が盛り上がるようなスキットがたくさんあるんだけど、バッサリ割愛。
城壁を晶霊砲で破壊して中へ。
モンスターばっかりの城らしく、内部は荒れ果てていた。モンスターによる世界征服なんて、ふつうの人間には楽しくもなんともないであろうことが理解できる。経済的な豊かさにつながらない権力なんて面白くないと思うわけだが、バリルはいったい何を考えているのか……。
ファラ「リッド、裾がほつれてるよ。縫ってあげよっか」
リッド「なんだよ、やけに優しいな」
メルディ「なんでか?」
ファラ「リッドがかっこよかったからかな」
リッド「やっとわかったか」
キール「ファラの言葉をちゃんと聞いたか? 過去形だったぞ」
概観は円錐に近い形なのに、内部は妙に左右に細長いつくりだった。やたら長い直線状の廊下の両端に階段+部屋があるのだが、3階以外は廊下の真ん中が途切れている。左から登り、右から下って鍵を取り、左右上端の塔に登って制御装置を解除すると、3階中央の扉が開く。
玉座のバリルはミイラだった。そこにシゼルが現れる。メルディと顔見知りのようだが、シゼルはやたら強く、リッドたちは全滅。そこにレイスが現れ、リッドたちを助けてくれる。レイスは「極光壁」によりシゼルの攻撃を防ぐが、ついに力尽きる。しかしシゼルはバリル城を放棄し黒体へ昇っていくのだった。
えっと黒体というのはインフェリアとセレスティアを隔てるオルバース界面の中央(?)にあるセイファートリングの真ん中に出現した謎の空間のこと。どちらの世界から見ても「上」の方向にある。
リッドはレイスからセイファートキーを託される。レイスは「極光術」の存在を伝えるが、詳細を語らぬまま力尽きてしまう。
バリルの死を確認しただけで、あまり意味のなかったバリル城攻撃。えっ!? と驚いたのは、相変わらずモンスターがうようよしてるんだよね。シルエシカは人手不足らしく、城を制圧し武装解除するだけの能力がないようなのだ。まあ、こんな城を制圧しても何の利益もないわけで、無駄な労力を割く気がないだけ?
シゼルには逃げられてしまったし、とりあえず帰途に着くことに。
船上、キールはシゼルとの関係についてメルディを問い詰める。じつは、バリルは父、シゼルは母なのだった。昔は優しかったが、父の死後、母は人が変わってしまったらしい。う〜ん、テイルズオブエターニアの主人公ってメルディなんじゃないのかなあ。
リッド「バリルのミイラにエラーラがなかった。てことは、やっぱりあのミイラが、光の橋を架けたバリル?」
キール「まず間違いないだろう。インフェリアの晶霊術を使うことで総領主の座に上り詰めたのかもしれない」
メルディ「バリルは力で総領主になったと違うよ。バリルは平和を訴えてた。それでみんな賛成してた」
キール「だから、邪魔者として殺されたのか?」
メルディ「わかんない」
3日目Bへ続く。