趣味Web 小説 2012-07-22

感想:DQXベータ 2.絶望の雪原

感想:DQXベータ 目次
  1. 孤独な旅立ち
  2. 絶望の雪原
  3. 暴虐の荒野
  4. 封印の森
  5. 悲しみの平原
  6. 旅の仲間たち
  7. 子どもは風の子
  8. 雑踏を歩く
  9. A連打
  10. 強者と弱者
  11. なお道険し
  12. 余白

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1.

「与ダメージが1で被ダメージが3とか、そんな……」

スライムの姿は確認できたのだけれど、まずはフィールドでの操作に慣れようと思い、少し走ってみました。そうしたら、モンスターに追いかけられて逃げ切れず戦闘に突入。初戦の相手はビッグハットでした。いきなり「不意を突かれた」で1回休み。その後も被ダメージが与ダメージを上回る苦しい展開が続きます。

そりゃ、DQ3だって、ひのきの棒しか装備してないLv1の僧侶が一人で旅立ったらこんなものだったかもしれない。でもDQXはソロでも楽しめるはずじゃなかったのか……。そのときでした。

ピッピッピ!ピッピッピ!

通りすがりの方の応援でソロゥのテンションが上昇。なんとビッグハットに3ダメージ。おかげさまでビッグハットを撃破。これで初戦での全滅を免れました。助かった……。一息ついた私がソフトキーボードでもたもたと「ありがとう」を入力している間に、応援してくれた方は走り去ってしまいました。

レベルを上げるまでは、小枝では戦えない。山村へ戻って、もっと強力な武器を買わないと……。残金は50G。これならちょうど竹槍が買えます。でも全滅してお金が半分になったら? あらためて確認すると、山村が意外と遠い。DQXはシンボルエンカウントなので、ある程度まで敵を避けて走ることができます。そのため、初戦の時点で山村から不用意に離れすぎていたのでした。

なんとか村まで戦闘抜きで戻らなければいけない。そう思うと、動きが硬くなります。「あっ」またビッグハットにぶつかってしまいました。しかも、今度はスライムをお供に連れていました。

……またもや温かい応援をいただき、MPもすっからかんの状態で薄氷の勝利。が、私は早くも絶望の淵に立たされていました。

まず第一に、これほどの激戦を制したのにレベルが上がっていない。オンラインゲームはレベルが上がりにくいという話は聞いていたけれど、DQXもそうだったのか。第二に、戦闘には勝利したものの、MPなし、体力は尽きる寸前。村へ戻るまでに1回でも戦闘になったら、その時点で全滅確定。お金が半分になってしまう。第三に、1回の戦闘で手に入るお金が2Gとか3Gとか。宿屋に泊まるには10G必要だから、たった2戦で消耗しきっているいま、全滅後に25Gを稼ぐ目処が立たない。いきなり武器選択のミスで詰んでしまったのではなかろうか?

そのとき、瀕死で背中を丸めて喘いでいたソロゥが光に包まれ、シャンと背筋を伸ばしました。通りすがりの方が回復呪文のホイミをかけてくれたのです。全く無償の行為。なんて優しい人がいるのだろう。

私はこれで奮い立ちました。くよくよ思い悩んでいても仕方ない。山村の入口まで猛然とダッシュ。幸い、途中で戦闘にはなりませんでした。そして武器屋へ向かい、竹槍を購入・装備しました。宿屋に泊まるお金はありませんでしたが、それは竹槍でスライムを突いていけば何とかなるだろうと思いました。

図:竹槍を装備してホッとしている様子

1分後。竹槍装備でも与ダメージは1。愕然としました。1回ホッとした後だけに、これは堪えました。失意の中、MP切れで回復手段がなかったこともあり、アッサリ敗北。これが私のDQXベータでの初全滅。

2.

  1. 全滅すると教会にてHPとMPが完全回復した状態で復活します。Lv9以下の場合、全滅して回復すれば、宿代が全くかかりません。
  2. ベータテストでは、Lv9まで全滅のペナルティなし。Lv10からはLvに応じて所持金減額のペナルティあり。Lv10で10%、Lv40で40%になり、最高は50%。また山村のタンスなどから出てくるアイテムを売れば100Gを上回るそうで、ドラクエの伝統に沿って泥棒をすれば、武器だけでなく防具も充実させることができます。
  3. ダメージには確率的な揺れがあり、竹槍装備で初期モンスター相手に1ダメージだったのは単なる不運。

つまり、私は状況を誤認して勝手に絶望していただけで、竹槍装備で全滅を恐れずひたすら攻撃的に戦い続ければ、何の問題もなかったわけです。とはいうものの。

ベータテスターフォーラムへの投稿から・1

1.1からのテスターですが、最初のログインから3秒後に「こんにちは」の声が聞こえ、1回目の戦闘のときに通りがかった方に応援をしていただき、2回目の戦闘の後では見知らぬ方がホイミをかけてくださって、とてもとても嬉しかったです。

当初は「ありがとう」ひとつなかなか出せず、パーティープレイとか「まだ全然、無理っ!」という感じだったのですが、3回目の戦闘の後、初めて応援したとき、素朴に感動したことを覚えています。「全くの初心者でLv1の私でも少しは他人の役に立てるんだ!」と感じ、オンラインRPGならではの喜びに触れることができたように思います。

こういうことって、だんだん慣れていってしまうわけですが、最初の右も左もわからず戸惑っていたときに、応援されて、応援して、どれだけ嬉しかったかという記憶は、忘れないと思います。

いったん悲鳴を上げたからこそ応援のありがたさが身に沁みたし、自分が他の方を応援したときの満足感も大きかったのだと思う。そしてソロプレイへの絶望感が私をマルチプレイへと導き、中盤以降はマルチプレイの魅力が私にとってDQXの楽しみの大きな部分を占めるようになっていくのだから、不思議なものです。

ベータテスターフォーラムへの投稿から・2

まず「あー、ちゃんとドラクエだ!!」と安心して、それからオンラインRPGならではの体験(おうえん、辻ホイミなど)があり、そろそろとパーティープレイをしたら優しい人に助けられ、練習するうちセリフを出すのが早くなってきたらお喋りが楽しくなり……と、順調に楽しんでます。

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