趣味Web 小説 2012-07-28

感想:DQXベータ 8.雑踏を歩く

感想:DQXベータ 目次
  1. 孤独な旅立ち
  2. 絶望の雪原
  3. 暴虐の荒野
  4. 封印の森
  5. 悲しみの平原
  6. 旅の仲間たち
  7. 子どもは風の子
  8. 雑踏を歩く
  9. A連打
  10. 強者と弱者
  11. なお道険し
  12. 余白

以下、4月にフォーラムに投稿した文章です。

1.

個人的には、DQXには、「無言誘いは失礼」という文化を破壊して、「無言誘いOK」という文化を提示し広めてほしかったので、話の流れとしては残念に感じてます。とくに根拠はありませんが、私は「真にMMOの敷居を下げるためには無言誘いOKの文化を確立する方がいい」と、今でも思っています。

グレン入口でのPT誘い連呼も、私は大歓迎でした。私は積極的にPTを組みたいとは思っていないんです。だけど、何度もグレン入口を通り、数百回も様々な連呼を聞き続けるうち、フッと「じゃあ組んでみようかな」と思う瞬間が訪れるのです。いま私はプレイ時間の半分くらいでPTに入っていますが、誘ってくれるのは、グレンで私が気まぐれで「PT入るよー」と声をかけて、その日にフレンドになった方が過半です。

もしPT募集掲示板のような仕組みになったら、私はそういうのを見ないと思います。見なければ出会いもないし、出会いがなければ私をPTに誘うフレンドも増えません。

2.

私にはやっぱり、マルチプレイ対する壁が、相変わらず存在しています。誘われれば楽しいし嬉しいが、自分からは動かない。これが私のスタンスです。なので、PT募集掲示板やプラカードじゃダメなんです。そういうのは、積極的にPTに入りたい方だけが見るものでしょう。誘われない限りPTを組まない私のような「待ち専」のプレーヤーは、ただ街を歩いているだけで勝手にPTメンバー募集の声が聞こえてくるのでなければ、知らない方とPTを組むきっかけが得られません。

「いくらなんでもそれは消極的すぎる」と思われる方もいるでしょうが、私は、これこそ「敷居が低い」ということだと考えています。PTを組むことに臆病で、PT募集掲示板を見ようとさえしない人でも、PTを組むきっかけが得られる……それがグレン入口のPTメンバー募集の声なんです。私は、あれはとっても素敵なものだと思ってきました。

例えば、私はリーダーがPTの3人目、4人目を勧誘する様子を眺めていたことが何度かありますが、呼びかけに反応して「参加するよ」といってくれる方のほとんどが、仲間募集中マークをつけていないんです。そういう方って、やっぱり私と同じように、たまたまフッと心を動かされて「入りますよ」といってくれたのではないか? 酒場にPT募集掲示板があっても、自分から積極的にそういうものを見たりはしなかったんじゃないか? そう思うんです。

3.

無言誘いは、逆に誘う側の敷居を下げるものだと思う。じつは私も、キーボードがなく非常に低いレベルの頃、僧侶一人旅がつらくてつらくて、フィールドで無言勧誘したことあります。ソフトキーボードで文字を打っている間にみんな走り去ってしまうので、仲間募集中マークのある人にはすれちがいざまに無言誘いしました。ほとんど断られたと思います。b長押しがわからなくて、「パーティー組みませんか」という定型文がパッと出せることも知らなかったんですね。

ともあれ、誘われる側も、誘う側も、敷居を下げてみた……それがDQXのPT編成の仕組みだと思ってました。でも、開発側としては、それは意図したことではない、と。そして問題の解決策というのが、掲示板やらプラカードやらという話になるのだとすると、少なくとも現時点の私の気持ちとしては、残念です。とはいえ、それらが実装されてみたら、気持ちが変わるかもしれません。よい結果になることを、期待しています。

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