はい、というわけで2011年もおしまい。
過去ログを見るとほとんどの日付が埋まっていますが、実際に更新したのは40日くらい? 最長で3ヶ月くらい更新が止まったと思う。よく覚えてないけど。昔、雑誌に連載されていた筒井康隆さんの日記も、「締切り直前にまとめて書く」というスタイルでした(日記の中に「日記を書く」という記述がある)。私のこのブログも、まあ、そんな感じですね。
そりゃPVも訪問者数も減りますわな。当然だと思う。
『夏休みの宿題』や『ハーバード白熱教室ノート』など、更新する必要のなさそうなコンテンツも、2011年にはすっかり需要がなくなったみたい。Google検索の順位は落ちていないので、検索する人自体が減ったか、1回見て「このサイトは見ても役に立たない」と学習した人が増えたのか。
あと、これほど更新をサボってもなお2003年〜2004年前半よりPVが多いのは、単純にページ自体が増えて検索エンジン経由での利用が底上げされているため。ブログの「更新から半月以内の、はてブがゼロの記事」の閲覧者数は、9年前の5分の1程度です。
RSSリーダー経由で読まれている方の人数は、わからない。ただ、Livedoor ReaderでRSSを購読されている方の大半は、ただ購読登録をしているだけで、実際には私の文章を読んでいないと思う。とすると、RSS経由を含めても、現在の方が読者の人数は少ないのではないかな。
3月に震災があって、ガッツリ節電したつもりが、請求書を見たら全然だったのはガックリきたな。
5時過ぎに帰宅して、そのまま電灯を点けずに就寝。8時間眠ると、午前1時半から午前2時くらい。結局、それからふつうに生活して朝を迎えていたので、単にピークシフトしただけで、実際には全く節電していなかったという……。わかってしまえば単純な話なんだけど、あのとき愕然とした感覚は、強烈だった。
昨年の家計は赤字。ただし毎月の貯蓄を「支出」としていることに注意。
具体的な金額と、支出分類の詳細は秘密。分不相応な義捐金を拠出したことから、3月に手取り月給の4倍もの支出をしている。秋にも大規模な支出をしたが、こちらは単なる無駄遣い。
さて2012年はどうしようか……。とりあえず、支出分類毎に計画と実績の差分を取り、現実的な計画を立てました。意欲的な計画を立てて、全く実現できず、「もう、計画とかどうでもいいや」となったのが2011年だったので、2012年は少し計画を甘くすることにしたわけです。上の図は2012年2月に作成したので、その後の状況が少し反映されていますね。2012年も、最初の2ヶ月は順調に節約できているようです。
リンク先の1人世帯の消費量を基準として、私の1年間の消費量の推移を記録したのが、次のグラフになります。ちなみに、灯油とガソリンの直接消費はゼロなので、グラフには入れていません。
標準値は年平均なので、冬場に100%に迫るのは自然。2010年7月以降のデータしかないのが残念ですが、震災後、エネルギー消費量の抑制に努めた成果が出ていると思います。
例外は水。両親がアパートへ来たとき、水圧が低過ぎるといって元栓を緩めたら、途端に消費量が激増しました。水圧が上がった分、水を流す時間を短くすれば……と考えて数ヶ月頑張ったのですが、効果が乏しく、再び元栓を絞りました。途端に毎月2立法メートルまで消費量が激減し、メーターが壊れたんじゃないかと驚きました。
小山市では上下水道とも10立方メートルまでは基本料金の範囲内なので、家計面では過剰な節約ということになりますが、資源の節約は個人の損得だけで取り組むべき問題ではないので、別にそれはよいです。
……とはいえ、政府の家計調査によれば、単身者世帯の水道料金平均額は1500円台なのに、小山市の水道料金は、基本料金だけで2360円。2360円が「高い」とは思わないけど、もやもや感はあります。ひょっとして、家計調査の水道代って上水道だけなの? それとも、下水道のない地域に暮らす方や、井戸水だから無料という方が、やたら多いのでしょうか。
うん、フルタイムで仕事を持っている社会人とは思えないですね。
2011年の1年間の合計では、読了した本は489冊、視聴した映画・テレビ番組・配信映像・音楽CDはDVD換算で1054枚、一応の「クリア」までプレイしたコンソールゲームが29本となっています。
上記のうち、最もコスト高なのが読書。図書館と古書店とコミックレンタルを相当に活用したのですが、年間支出は手取り月収を優に越えています。映像視聴はテレビ番組の録画が大半なので、直接の支出は10万円足らず。ゲーム関連の直接の支出は、もっと少ない。
テレビ番組やコンソールゲームは、「積む」ことさえしなければ、まずまず庶民的な趣味だと思う。でも本は、積読をせずとも容易に月3万円、4万円と支出を膨らませることが可能。映像作品を「全てDVDを買って視聴する」のと構造的には同じなので、「そりゃ、金がかかるわなあ」と。
いま「新刊:コミックレンタル:中古:図書館=3:3:2:2」くらい。「DVD購入:DVDレンタル:中古DVD:テレビ放送(+録画)」と考えたら、新刊3割という数字は馬鹿でかい。何せ分母が489冊なので。
自分では使わないけど、この手の流行りものは、けっこう好き。下品な方向に流れずにウケているのは、ちょっと貴重な感じがする。
また何か書こうかと思ったけど、今年はもう何回もこの手の話題に触れたので……。関連記事が多すぎて、リンクするのも面倒。でも大勢に読まれた記事がまだないから、アタックを続けるべきかな……とも思うけど、私が到達できるのは高々数万PVなので、どのみち無意味かな、とか。
私が(はてブ経由で)2chまとめサイトを見るのは、匿名掲示板における「ネット世論の流れ」を知りたいから。まとめの段階で編集に偏りが……という批判は何度も目にしたが、元スレの方を見ても多数派はやっぱり多数派であることが断然多かった。2chを直接チェックするのは私には負担が大きく、現在の精度なら、主要なレスが読みやすく編集されている2chまとめサイトを見るのがリーズナブル、というのが私の結論。
それに、「偏向したまとめサイト」が、「よりまともなまとめサイト」より人気を集める(=私のチェック環境でいうなら「たくさんはてブされる」)のだとすれば、「ネット世論」を知りたい、という私の希望をよりよく満たすのは、「偏向したまとめサイト」の方だろう。
やっぱりテレビってすごいな。ちなみに今回も『天空の城ラピュタ』は全国放送ではなかったそうだ。
いずれ警察が発表するとわかっていることを1日早く報じることに、いったい何の意味があるのかわからない。
書店で実物を見たんだけど、かなり大きくて、重い。ベタ焼きだから、大きな判型にしないとひとつひとつの写真がよく見えないので、当然といえば当然なんだけど……。あと、リンク先の記事にあるような解説を目いっぱい収録した副読本もほしい。できれば文庫サイズで。
江口さんのいいたいことが「何でないか」はわかったけど、結局、「じゃあ何がいいたかったの?」という疑問はそのまま。ずるずる後退していっているようにも見え、やっぱり、あれほど強い言葉を選択したのは上滑りだったのかな、と。
予想:Aから順に Twitter, Facebook, mixi, Mobage, gree
計算機が「見た目から意図を読み取る」未来はくるのか。実用水準では、私が生きている間は無理だと思う。
人がHTMLに「見た目ではなく意図を書く」というアイデアは、たしかにうまくいっていない。例えばW3Cがfont要素を非推奨にしても、結局はspan要素とstyle属性に置き換わっただけだった。(一般ユーザーには隠蔽されているが、多くのブログのWYSIWYGエディタがやっているテキストの装飾とは、span要素とstyle属性の付加である)
それでも、人がHTMLに「見た目ではなく意図を書く」のを幻想というなら、計算機が「見た目から意図を読み取る」のも幻想だろう。
HTMLで見た目ではなく意図を書くべき理由は、つきつめれば、マルチユースと再利用にある。マルチユースとは要するにGoogleでうまくインデックスしてもらうことであり、再利用とは要するに将来ブラウザのレンダリングが変わってデザインが多少崩れても意味的には同じものとして読めること(私の空行作成法はこのテストに失敗した)、と言ってもいい。
『Coders at Work』で誰だかが、「コードの再利用はうまく機能していない」と論じている。現在一般的なプログラミング環境が参照透明性を無視しているのが悪い、とその論者は言うのだが、まったく違うレベルで、私はその議論にうなずいた。そう、環境が悪い。必要なのは、「マルチユースや再利用を考慮して書け」というスローガンではなく、「見た目だけを書いたら半自動的にマルチユースや再利用に対応している」という環境だ。
つまり、人に意図を書かせるのではなく、計算機が見た目から意図を読み取るべきだ。
「いまできること」を考えたい。中里さんの理想は、当面、実現し得ない。ある程度のレベルでは実現可能だろうが、意図をマークアップした文書なら容易な「CSSを書き換えるだけで一括で見た目を変える」ようなことは、とうてい実現できまい。
(私はそうは考えないが仮に)意図をマークアップする仕組みが、いずれ不要になるものだとしても、いま、その仕組みの恩恵を受けている人は、確かに存在する。「いずれ意図のマークアップは全員に普及する」というのは幻想だったが、私を含め、みなそれは「わかっていた」と思う。
マルチユースと再利用について、もう少し。
Googleは、SEOテクニックとの戦いの末に、マークアップをあまり重視しなくなった(らしい)。中里さん定義の「マルチユース」分野では、既に意図のマークアップと分離されているわけだ。「意図のマークアップ」をして、損をすることはないが、とくに得をするわけでもない(title要素だけは例外、かな……)。
HTMLで正しく空行を作るのは少々面倒(というか設計の想定外?)なので、長らく全角空白+br要素ですませてきた。するとIE8からこれは空行を作らなくなり、IE9でも直る様子はなかったので、私はこの日記をIE7互換モードに設定した。
これが、中里さんが将来ブラウザのレンダリングが変わってデザインが多少崩れても意味的には同じものとして読めること
について私の空行作成法は(中略)失敗した
という根拠。
そんなバカなと思って試してみたが、うちのIE9では、連続brでいくつでも空行を作ることができた。中里さんが書かれている現象は、特殊な条件下で発生するバグか何かではないかと思う。
(以下、br要素を並べて2行の空行を置く)
↑ちゃんと空行ができていますか?
連続brで連続空行ができるのはHTML4.01の仕様書の解釈として最も自然な表現だ。HTML4.01の仕様書を参照するXHTML1.0についても、同じことがいえるだろう。中里さんはXHTML 1.0 Transitionalを採用されている。XHTML1.0対応ブラウザなら、デフォルトスタイルは連続brが連続空行になるのが自然だ。IE8やIE9が不自然な挙動をするとしたら、それは問題だ。(あらためて考えてみると「h5やh6がpより文字が小さい」なんてのも不自然なデフォルトスタイルだと思うが……)
HTML4.01対応を謳うブラウザは、HTML4.01にある通りの挙動をするはず。しかしウェブブラウザが古い仕様をいつまでもサポートし続けるとは限らない。HTML4.01でも、HTML5でも、永遠に中里さん定義の「再利用」が可能なわけがない。「意図のマークアップ」も所詮、ブラウザのサポートが続く間の「再利用」しか期待できないし、それは仕方のないことだと思う。
PCと携帯電話に同じHTML文書を読ませ、CSSだけ切り替えて各々の環境に最適な見た目を提供しよう……という構想が、かつては存在した。いや、今も完全に滅びたアイデアではないが、「最適化とは、それほど簡単なことではない」と思い知らされる10年間だったように思う。趣味レベルならワンソースでもいいが、本気で取り組むならHTML文書自体も最適化する必要がある、というのがコンセンサスだろう。
HTML文書を取り込んで、加工して再送信するといった仕組みも、いろいろ現れては消えていった。しかしそこで障害になったのは、文法違反の文書があまりに多いことや、「本文」とそれ以外を区別する仕組みがなかったことであって、本文に「意図のマークアップ」がされていなかったことではなかった。
ブログやmixiなどでテンプレートを変更する仕組みは普及したが、CSSだけ交換するような仕組みでは、多くの人々が「テンプレート変更システム」に求める機能を全く満たせなかった。
テンプレートの変更はHTML文書全体の書き換えを意味していたが、そこでは本文のマークアップは重要ではなかった。すなわち、「テンプレートを変えたい」という要望はあっても、「テンプレートに合わせて本文の装飾にも手を入れたい」という人はほとんどいなかった。
多くの人々は、強調表現が2種類では満足できない。改行だって1種類では足りず、空行なし、1行空き、2行空き、多行空きにそれぞれ別の意味を持たせて、フレキシブルに改行を挿入できる環境を望んだ。だから大多数のブログの本文には、span要素、style属性、br要素が乱舞する。
私は「それでよい」と思う。音声読上げブラウザの利用者の方には同情するが、実際のところ、span要素などによる装飾が音声に反映されない状況に、困ってはいる人は少ないと思う。多少の不便はあっても、99%の人々に「配慮しなきゃ」という気を起こさせるに十分な困難さでも、人数でもないだろう。
うん、私は8年前と同じことを書いているわけなんだけどね。全員に意図のマークアップを強いるだけのメリットは、存在しないんだ。自分にはメリットがあると思う一部の人だけ、きちんとマークアップすればいい。そういうもの。私が「テーブルレイアウト? ご自由にどうぞ」といってきたのも、同じ理屈だ。
「計算機が見た目から意図を読み取る」というやりかたは現在まだ主流ではない。もしかするとユートピア的に見えるかもしれない。しかし私の目には、「人間が見た目ではなく意図を書く」という幻想のほうがよほど砂上の楼閣であるように見える。
長々と書いてきたけど、じつのところ中里さんが何をどうしたいのか私にはわからない。わからないので、私の反論(なのか?)も趣旨不明になりつつある。
冒頭にも書いた通り、全員が意図をマークアップする未来はこないだろうが、それで何か問題ある? ないでしょ。意図をマークアップしたい人はすればいいし、する気のない人はしなくていい。私は別に、テーブルレイアウトだって、font要素だって、divとspanばっかりの文書だって、「作りたい人は作ればいいんじゃないの」という立場。ただし私自身は、意図のマークアップによって、幻想ではない現実の利益を得ているので、意図をマークアップする仕組みの存続を願っている。
私も含めて、「意図のマークアップ」の啓蒙も下火になって久しいし、いずれ全員が意図をマークアップする未来がくると思っている人なんて、1%もいないと思う。中里さんの記事の意図がわからない。
……あれ? 私は何に反論しようとしているんだ……? 中里さんの記事より、この記事の方が意図不明だよな。
……そもそも、いま私が感じているイラつきって、被害妄想なのかなあ。
中里さんの記事は、「全員が」は幻想だという内容であって、それなら、とくに異論はない。私がカッカしているのは、意図のマークアップが「少数の活用者」に現実の利益をもたらしていることへのフォローがないからでしかない。「全員が」の幻想でもって意図のマークアップの仕組み自体の価値を無と判断されては困る、と思ったのだけれども、中里さんの文章にそうした記述はない。
はい、私の被害妄想でしたー。
記事の本題はさておき、なぜ「明らかに表であるもの」を定義リストとしてマークアップしたいのかがわからない。そこのところで引っ掛かって、冷静に読めなかった。
ちなみに本題に関して、私の場合は、ExcelシートをCSV形式で保存し、TTT Editorで読み込んでます。TTT Editorには、CSVをHTMLのテーブルに変換する機能があるのです。作業手順は「タグ挿入→テーブル→テーブルの設定→セル→ファイルを開く」で、正直わかりにくい。TTT Editorユーザーでも機能の存在を知らないことが多いと思う。
ちなみに私の場合、タグ挿入にボタンはほとんど使わず、自分で設定したショートカットキーの利用がメインです。
こういう記事は、「データを入力する→見せ方を考えて表の形式を試行錯誤する→データを並べ替える→HTML文書にする」という過程を踏んで完成するので、最初のデータはExcelで作りたい。
こんなサイトがあったとは……。TTT Editorは開発停止になって久しいし、オープンソースでもないから、「えっ!? どういうこと?」と気になった。残念ながら、これはTTT Editorファンの方が作成されたメモで、期待した内容とは違っていた。それでも、私の他にもTTT Editorの愛用者がいるのは、何だか嬉しい。
私自身は、たくさんのエディタを試用してもなおTTT Editorが一番いいと思ったのだけれど、どこがどういいのか、うまく説明できない。なので、とくに人には勧めてきませんでした。でも私にとっては重要なソフトウェアで、TTT Editorが次期Windowsで動作しなくなったら、もうブログを更新しないかもしれない。
その点、私がHTML文書の作成・編集に用いているもうひとつのソフトウェアであるCrescent Eveは、人に勧めやすい。
とはいえ、Crescent Eveにしかないすごい便利な機能があるわけではなく、TTT Editorと比べて「カタログ的に見栄えがする」という話ではないです。では何なのかというと、自分でもよくわからない。結局、自信? みたいな? 「TTT Editorは自分にとっては素晴らしいのだけれど、他人にとってもそうだ、という確信が持てない」みたいな。どこまでも、私の気持ちの問題でしかないような……。
私の中では昨日の記事と関連している話題。
先進国でマイクロクレジットが普及しない最大の原因は、それが福祉・生活保護にかかわる公務員やNGOの“既得権”を侵害するからだろう。“かわいそうな貧しいひとたち”にお金を配る仕事がなくなると、このひとたちは用なしになってしまうのだ。
橘さんの邪推は妥当でないと思う。ユヌスさんのマイクロクレジット事業は、バングラデシュでも貧困の解消に大きな寄与をしていない。もちろん、一部の人にとっては、間違いなく助けになった。でも、マイクロクレジットを過大評価して、いきなりマイクロクレジット事業の解禁を目指すことには賛成しない。
ユヌスさんの考案したマイクロクレジットを日本で実現するには、大胆な規制緩和が必要になる。様々な金融規制は、多くの悲劇の上に成立したもの。現在の規制に過剰な部分はあるに違いないが、規制緩和はソロソロと慎重にやっていくべき。まずは実験的に実施して、そのメリットが日本でも生じるのか否か、そして特定の条件下では、過去に規制を必要とした災厄が再現されないのかどうか、災厄の発生は不可避だとしてもメリットの方がずっと大きいといえるのか否か、といったことを確認してほしい。
それはもちろん、ただ待っていても誰も始めないし、私だって積極的に音頭を取るつもりなどない。でも、マイクロクレジットの成功を確信する人が、前記のような手順を踏んで実現を目指すなら、そのチャレンジを応援したい。それは、橘さんの記事を読んで「ちょっと待って」といいたくなることと何ら矛盾しない。
大抵の官僚批判もそうなんだけど、利己主義によらず説明のつく話を、利己主義で説明してしまうと、自説の問題点を探す意欲が失われてしまう。
ユヌスさんのマイクロクレジット事業は、やっぱり「5人組」の連帯責任による返済の部分に課題がある。また、バングラデシュでの「成功」は、フラつきながらも高い経済成長率を実現してきたバングラデシュの経済状況に後押しされていた部分もあった。メリットとデメリット(あるいはリスク)との比較において、先進国で慎重論が出てくるのは当然の話だと思う。
Rockridgeさんの主張そのものは理解できた。TechWaveの記事は不正確で、状況を誤解させるものだ、ということだろう。
ただ、不確実な根拠で強い言葉を発したメディアに反論する記事の1/3超が、なぜか陰謀論なので困惑した。Microsoft製品の解説本を出版して稼いでいる人物
は信頼できないと断じるなら、「Firefoxのファンブログ」の信頼度はどうなるのか。「正確性に疑問符のつく論拠から、不相応に強い攻撃を繰り出す」と一般化すれば、湯川さんの記事にある問題は、Rockridgeさんの記事にも見出せる。
ネット世論は「相対比較でマシな方」の粗を指摘することに不熱心だが、私はむしろ、そういうところが気になる。「これを見逃していいとすれば、よりひどい方を叩く理由も消えてしまうはずではないか」と。
「空気」が一方に傾いている状況では「程度の問題」を論拠にできそうにも思える。だが、一歩引いて見ると、その「程度の差」は「空気」以外の論拠では明確には説明しえないことが多いように思う。それに、程度の問題であるならば、「不問と袋叩き」に分かれるのは奇妙で、「どちらも程度に対応した批判を受けるべき」ではないだろうか。少なくとも私は、そう思う。
著作権の侵害が明らかなゲームのプレイ動画を削除するのに「著作権侵害」以上の理由の説明は不要だろうが、「あっちはよくてこっちはダメな理由がわからん」という疑問は出るだろう。無視すればいい話だが、アリカ社は疑問に対し明瞭に答えられないことを苦にして、全ての動画を削除する道を選ぼうとした。
この件では、「きちんと説明できないとダメ」という価値観の根深さを、あらためて思い知らされた。結果的には角川グループのYouTube Q&A:MAD動画への対応と似た着地になってよかったけど、「恣意的な削除だ!」という声は消えないだろう。法的には「権利者の勝手」を押し通せるはずだが、現実にはどうか。世間の支持も無視できない要素だろうし、それに何より、「きちんと説明できないことに耐えられない」と感じた、自分自身と向き合っていかねばならない。
「基準を明確化しろ」なんてのは感情論のひとつなのだが、世間では「論理的な意見」「真っ当な意見」「筋道の通った意見」などとポジティブな評価を得やすい。この手の魔法の言葉には気を付けていきたい。逆に、私が自説を押し通したい場合には、魔法の効力を十全に活用させていただくつもり。
実際のところ、基準を明確化することにはメリットもデメリットもあって、利害対立が生じるのは自然なことだ。「所詮はそれだけの話」と双方が認識すれば、落ち着いて妥協点を探ることもできようが、そこに「曖昧は悪」という価値観が入り込むから、厄介な議論になる。
原本は著作権が切れているので、新たに訳して無料で公開しているというウェブサイト。はてブでは大歓迎されているが、「読みにくいから青空文庫に入れてほしい」みたいな意見も散見される。青空文庫の難点は、新訳を敢行した訳者への名誉の分配が期待できない点にあると思う。「Toko&Tonさんすごい」ではなく、「青空文庫すごい」になってしまうことが、容易に想像できる。
青空文庫で大長編をテキスト入力されている方がたくさんいらっしゃるが、ほぼ無名。かくいう私も、青空文庫のボランティアの方々の名前を覚えていない。関心が薄いためか、何度目にしても、覚えられない。冷たい話である。
所詮、一部の理論家以外は、単にコンテンツの値段を下げたいだけなのだろう。死蔵されているような駄作には関心がない。名作を、権利者に金を払わずに楽しみたい、そういう身勝手な気持ちがあるだけなんだ。
5年経っても、何も変わっていないと感じる。
ホームズシリーズは、今も売れ続けている。無料で読みたければ図書館へ行けばいい。売れ続けている本編それ自体を権利切れで無料公開することに、私は積極的な意義を見出せない。
21世紀になってトーキー映画の権利がどんどん切れ、1枚500円とかで激安DVDが出回った。結果、(画質、字幕、吹替えの質などが)まともな名作DVDシリーズが立ち行かなくなった。『ローマの休日』クラスの名作中の名作は大丈夫だが、ちょっとマイナーな作品になると……。いずれ字幕や吹替えの著作権も切れて、「まともな名作DVD」のコピーが出回るのだろうが、心ある権利者が安売りを避けて丁寧な売り方をしていた頃の方が、マシだったような気がする。
絶版・死蔵されてきたようなコンテンツの場合、「無料です」「ネットで読めます・視聴できます」ということで、状況はよくなるだろう。だが、毎年、きちんと売れ続けているコンテンツは、ちゃんと稼ぎ続けてほしい。「本編の無料化」で文化が豊かになるとは思えない、というのが実感である。
映画のDVDと比較すれば、書籍の世界は、よほど状況がいい。『星の王子さま』の新訳は、旧訳より価格が高く設定されているものが多く、それでも売れた。そうした経緯・背景があって、まさかの西原理恵子訳が出た。ポジティブな連鎖だったと思う。ホームズシリーズに無料の翻訳があっても、それはそれでいいのだが、はてブの反応には違和感がある。
「あのホームズシリーズが無料で読める」ことへの快哉に、私は乗れない。ホームズシリーズにすらお金を払いたくない、図書館へ通ってまで読みたくない、という人らは、所詮、ケチで面倒くさがりなだけに思える。
コナン・ドイルさんが亡くなったのは1930年のことで、1980年には原作の著作権が(日本では)切れた。もともと複数の翻訳があったため、『星の王子さま』のように新訳がドッと出ることはなかったが、小学生向けに簡略化したものが散発的に各社から刊行され、私はその恩恵を受けて育った。
小学校中学年向け、高学年向け、中学生向け……と揃っており、私は同じ物語を異なるバージョンで繰り返し読んだ。そんなわけで、私のミステリー小説体験の基礎は、ホームズシリーズである。江戸川乱歩さんの少年探偵団シリーズも好きだったが、私は同じ本をあまり再読しないので、いまひとつ印象に残っていない。(小説とマンガ、翻訳が違う、など、作品自体に何らかの違いがあれば、物語は同じでも再読は苦にならないが……)
時代を超えて売れ続けている作品の「著作権切れ」が、「有料のものを無料にする」ことで浪費されるのは、じつにつまらない。新訳、小中学生向けのリライト、自由闊達な翻案など、様々な横展開を行うきっかけになるのが一番いい。
私には、とくに食べたいものがない。だから、(自発的には)全く外食せず、朝も夕も自炊する生活を6年も続けているのに、全く料理のレパートリーが増えない。上手になりたいという気持ちもないので、包丁の上達もゼロに近い。ずっと日本語しか話していないのに、日本語が少しも上手にならないのと同じだな。
そんな私は、外出・出張先などで「なに食べたい?」と問われても、答えが見つからない。以前は「俺は自分勝手を通すぞ!」と思って「何でもいいです」といっていた。だが、いつ頃からか「もうこんな身勝手はやめたい」と思うようになった。ふと気付けば、「なに食べたい?」にどう答えたものかな……と考えはじめて5年ほど経つ。そろそろ中間報告を作成しておこうか、と思った。
とくに理由はない……つもりだったが、文字にしてみると意外と嗜好が出ていている。自分のことながら「へぇ、そうだったんだ」と思った。
あまり交流のない人と話をするとき、「好きな食べ物」の話題になることがある。私は食への関心が薄く、また外食をしないこともあって、とくに話すことがない。しかし「好きな食べ物」といわれてパッと思いつくものがないのは不便だと感じており、とりあえず何か答えを用意しておきたい。
そんなわけで、ここ数年、「好きな食べ物ってある?」と質問されて言葉に詰まるたび、「どう答えたものかなあ……」と考えていた。
「とりあえず、この3つかな」というのが、当座の結論。詳細は略す。
職場に「ノートパソコンなのにフルHD」というピクセル密度の高いディスプレイを使用されている方がいて、この人が(再)編集したWordファイルはどれも表示倍率が150%とか200%で保存される。150%以上でないと字が小さくて読みにくいから……という事情はわかるが、ふつうのディスプレイ(19型で1280×1024だから低PPIとはいえないと思う)を支給されている「他のみんな」は迷惑する。
Wordが保存時の表示倍率を記憶し、その表示倍率でファイルを開くことしかできないから問題になる。「常に100%で表示する」といった設定ができたらいいのに。ズームの変更なんて、たった1手順。マクロ登録すればキーボードショートカットも使える。でも、たくさんのファイルを開くときは、その1手順が面倒くさい。どうにかならんのか……。
入社当初からこうした問題は認識していました。当時の職場には老眼の大先輩がいて、表示倍率を200%にして編集・保存されることが悩みの種でした。でも私がそれを閲覧・再編集する場面が滅多になかったので、「問題はある」が「対策に(時間などの)コストを割くほどのことではない」というのが私の認識でした。この1年ほどは、仕事で社内のWord文書を読む機会が非常に増え、切実な問題になってきたわけです。
「それじゃ解決策になってない」という回答ばかり。どうしても無理なの?
社内で人に聞いて回ったら、解決策がわかりました。
Wordで「ツール→マクロ→Visual Basic Editor→Normal→Microsoft Word Objects→ThisDocument(ダブルクリック)」と進んで、開いたウィンドウに下記のコードをコピペすると、ファイル保存時の表示倍率を無視して「ページ幅を基準に」の設定でファイルが開かれるようになります。
Private Sub Document_Open()
With ActiveDocument.ActiveWindow
.ActivePane.View.Zoom.PageFit = wdPageFitBestFit
End With
End Sub
少し書き換えると「100%」で開くようにもできます。
Private Sub Document_Open()
With ActiveDocument.ActiveWindow
.ActivePane.View.Zoom.Percentage = 100
End With
End Sub
通常は保存時の倍率で開くのが便利でしょうが、特殊な状況下では、特殊な設定の方が都合がいいこともあります。
12もの記事がリンクされています……。
とても読み返せる量ではないので、自分用に、ごく簡潔に整理した表を作成しました。
名称 | 用途 | ABCDEFGHIJKL | 計 | |
---|---|---|---|---|
1 | GIMP | ビットマップ画像編集 | 0,1,1,1,1,1,0,0,1,1,0,1 | 8 |
2 | CCleaner | レジストリ最適化 | 0,1,1,0,0,0,0,1,1,1,0,1 | 6 |
3 | Everything | ファイル検索 | 0,0,1,1,0,1,0,1,0,1,0,1 | 6 |
4 | MPC-HC | 動画再生 | 0,0,1,1,0,0,1,0,1,1,0,1 | 6 |
5 | VLC media player | 動画再生 | 0,0,1,1,1,0,1,0,0,1,0,1 | 6 |
6 | Jane Style | 2chブラウザ | 0,0,1,0,0,0,1,0,1,1,0,1 | 5 |
7 | Orchis | ランチャー | 0,0,1,1,0,0,1,0,1,1,0,0 | 5 |
8 | WinRAR | 圧縮解凍 | 0,1,1,1,0,0,1,0,0,1,0,0 | 5 |
9 | マンガミーヤ | 漫画表示 | 0,0,0,1,0,1,0,0,1,1,0,1 | 5 |
10 | avast! | ウイルス対策 | 0,0,1,0,0,0,1,0,1,1,0,0 | 4 |
11 | Avira Free Antivirus | ウイルス対策 | 0,0,1,1,0,0,1,0,1,0,0,0 | 4 |
12 | Firefox | Webブラウザ | 0,0,1,0,1,0,1,0,0,1,0,0 | 4 |
13 | GOM Player | 動画再生 | 0,0,1,1,0,0,1,0,0,1,0,0 | 4 |
14 | Lhaplus | 圧縮解凍 | 0,0,1,0,0,0,1,0,0,1,0,1 | 4 |
15 | Thunderbird | メーラー | 0,1,1,0,0,0,1,0,1,0,0,0 | 4 |
16 | Windows Media Player | 音楽再生・管理 | 0,0,1,1,0,0,1,0,1,0,0,0 | 4 |
17 | X-Finder | ファイラー | 0,0,0,0,0,0,1,0,1,1,0,1 | 4 |
18 | Audacity | 音楽編集 | 0,0,1,0,1,0,0,0,1,0,0,0 | 3 |
19 | AviUtl | 動画フィルタ | 0,0,1,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 3 |
20 | Chrome Plus | Webブラウザ | 0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,0,1 | 3 |
21 | CLaunch | ランチャー | 0,0,1,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 3 |
22 | CLCL | クリップボード拡張 | 0,0,0,1,0,0,0,0,1,1,0,0 | 3 |
23 | Evernote | 外部記憶 | 1,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 3 |
24 | foobar2000 | 音楽再生 | 0,0,1,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 3 |
25 | GDI++ | フォント滑らか | 0,0,0,1,0,1,0,0,0,0,0,1 | 3 |
26 | Google Chrome | Webブラウザ | 0,1,0,0,0,0,1,0,0,1,0,0 | 3 |
27 | iTunes | 音楽再生・管理 | 0,1,0,0,0,0,1,0,1,0,0,0 | 3 |
28 | Leeyes | 画像表示(見開き) | 0,0,0,1,0,1,0,0,1,0,0,0 | 3 |
29 | LhaForge | 圧縮解凍 | 0,0,1,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 3 |
30 | OpenOffice.org | オフィススイート | 0,1,0,1,0,0,0,0,1,0,0,0 | 3 |
31 | QTTabBar | エクスプローラ拡張 | 0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,0,1 | 3 |
32 | TrueCrypt | 暗号化仮想ディスク | 0,0,0,1,1,0,0,0,0,1,0,0 | 3 |
33 | unlocker | ロックされたファイルを削除できる | 0,0,1,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 3 |
34 | Wheel Redirector | 非アクティブの窓をホイール操作 | 0,0,1,1,0,0,0,0,0,0,0,1 | 3 |
35 | AIMP | 音楽再生 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 2 |
36 | Alcohol 52% | 仮想ドライブ | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 2 |
37 | AmaRecTV | PC画面録画 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 2 |
38 | AutoHotkey | 操作支援 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,1,0,0 | 2 |
39 | AVG Anti-Virus Free Edition | ウイルス対策 | 0,1,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 2 |
40 | bluewind | ランチャー | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 2 |
41 | CDex | CDをMP3に | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 2 |
42 | CPU-Z | デバイス情報表示 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,1,0,0 | 2 |
43 | Craving Explorer | 動画DL・変換 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,1 | 2 |
44 | CrystalDiskInfo | HDD診断 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 2 |
45 | Defraggler | デフラグ | 0,0,1,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 2 |
46 | Dropbox | ファイル同期 | 1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 2 |
47 | ffdshow | 動画再生支援 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 2 |
48 | Fittle | 音楽再生 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 2 |
49 | Flexible Renamer | ファイル名変更 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 2 |
50 | FLV Splitter | 動画再生支援 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,1 | 2 |
51 | Foxit Reader | PDF閲覧 | 0,1,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 2 |
52 | Gmail | メーラー | 0,0,0,0,0,0,1,0,1,0,0,0 | 2 |
53 | Google日本語入力 | IME | 0,1,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 2 |
54 | Inkscape | ベクター画像編集 | 0,0,1,0,1,0,0,0,0,0,0,0 | 2 |
55 | IrfanView | 画像表示 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,1 | 2 |
56 | JDownloader | ダウンローダー | 0,0,0,0,0,1,0,0,1,0,0,0 | 2 |
57 | JTrim | 画像編集 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,1,0,0 | 2 |
58 | KeePass | パスワード管理 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,1 | 2 |
59 | K-Lite Codec Pack | 動画再生支援 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 2 |
60 | LibreOffice | オフィススイート | 0,0,0,0,1,0,0,0,0,1,0,0 | 2 |
61 | Lunascape | Webブラウザ | 0,0,0,0,0,0,1,0,1,0,0,0 | 2 |
62 | MassiGra | 画像表示 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 2 |
63 | Microsoft Security Essentials | ウイルス対策 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 2 |
64 | Mp3tag | 音楽管理 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 2 |
65 | nrLaunch | ランチャー | 0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,1 | 2 |
66 | NTREGOPT | レジストリ最適化 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 2 |
67 | Opera | Webブラウザ | 0,0,0,0,0,0,1,0,1,0,0,0 | 2 |
68 | RegSeeker | レジストリ最適化 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,1 | 2 |
69 | RocketDock | ランチャー | 0,0,0,1,0,1,0,0,0,0,0,0 | 2 |
70 | SimiPix | 重複・類似画像検索 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 2 |
71 | Skype | 通話・チャット | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,1 | 2 |
72 | SMPlayer | 動画再生 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,1,0,0 | 2 |
73 | SoundPlayer Lilith | 音楽再生 | 0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,0,0 | 2 |
74 | SuperTagEditor | MP3タグ編集 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 2 |
75 | Sylpheed | メーラー | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 2 |
76 | Tera Term Pro | ターミナルエミュレータ | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 2 |
77 | TeraCopy | ファイルコピー高速化 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,1 | 2 |
78 | The KMPlayer | 動画再生 | 0,1,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0 | 2 |
79 | ubuntu | Linux distribution | 0,0,0,1,0,1,0,0,0,0,0,0 | 2 |
80 | uTorrent | ファイルの受け渡し | 0,1,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 2 |
81 | Virtual Dub | 動画編集 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,1 | 2 |
82 | Visual Web Developer Express | 開発環境 | 0,0,0,1,0,1,0,0,0,0,0,0 | 2 |
83 | ViX | 画像管理・表示 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,1 | 2 |
84 | VMWare | 仮想マシン | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 2 |
85 | WhiteBrowser | 動画管理 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,1 | 2 |
86 | Winamp | 音楽再生 | 0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,0,0 | 2 |
87 | WinSCP | SSHでファイル転送 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 2 |
88 | XnView | 画像表示 | 0,0,1,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 2 |
89 | かざぐるマウス | マウスジェスチャ | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,1 | 2 |
90 | 極窓 | 拡張子判別変換 | 0,0,1,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 2 |
91 | サクラエディタ | エディタ | 0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,1 | 2 |
92 | ニコ生アラート | ニコニコ生放送通知 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 2 |
93 | 秀丸ファイラーClassic beta | ファイラー | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 2 |
94 | まめFile | ファイラー/ファイル名変更 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,1,0,0 | 2 |
95 | メモリの掃除屋さん | メモリ掃除 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,1,0,0 | 2 |
96 | 7sidebar | Vista風サイドバー | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
97 | 7-Zip | 圧縮解凍 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
98 | AG-デスクトップレコーダー | PC画面録画 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
99 | AkelPad | エディタ | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
100 | AppLauncher | ランチャー(Firefox拡張) | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
1,0,1 | AquaSKK | IME | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
102 | Auto pager | 分割ページ対策(Firefox拡張) | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
103 | Avesta | ファイラー | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
104 | Bing | 検索 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
105 | Bio_1,0,0% | ゲーム | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
106 | Calibre | 電子書籍管理 | 0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
107 | Capture STAFF Light | 画面キャプチャ | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
108 | CD Manipulator | CDリッピング | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
109 | CDBernerXP | 光ディスク作成 | 0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
110 | chika | 2chブラウザ | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
111 | ClamWin | ウイルス対策 | 0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
112 | Claws Mail | メーラー | 0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
113 | Clibor | クリップボード拡張 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
114 | Color Cop | カラーピッカー | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
115 | CrystalDiskMark | ディスク速度ベンチマーク | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
116 | CubeICE | 圧縮解凍 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
117 | Cut Assistant | 動画カット | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
118 | Cygwin | Unix風CUI環境 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
119 | Darik's Boot and Nuke | HDD一括完全消去 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
120 | DeepBurner | 光ディスク作成 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
121 | Def | 電信八号支援 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
122 | Delayer | 自動起動ソフトの待ち時間を設定 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
123 | Desktops | 仮想デスクトップ | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
124 | Dexpot | 仮想デスクトップ | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
125 | DOSBox | ゲーム | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
126 | DVD Shrink | DVD圧縮・書込 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
127 | Dさんの長押し | IMEをON/OFF | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
128 | Easy Thumbnails | サムネイル画像生成 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
129 | EasyLock | PC簡単ロック | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
130 | Eclipse | 開発環境 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
131 | Elona | ゲーム | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
132 | entumble | キーカスタマイズ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
133 | Eraser | データを安全に完全消去 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
134 | Eusing Free Registry Cleaner | レジストリ最適化 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
135 | Exact Audio Copy | CDリッピング | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
136 | Explzh | 圧縮解凍 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
137 | F.lux | 画面の色温度調節 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
138 | FaderController | 音量管理 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
139 | FCleaner | システム掃除ツール | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
140 | Fences | ランチャー | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
141 | FenrirFS | ファイル管理 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
142 | FFFTP | FTPクライアント | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
143 | firebug | ソース表示・編集(Firefox拡張) | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
144 | FLMask | 画像編集 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
145 | Format Factory | ファイル形式変換 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
146 | fre:ac | ファイル形式変換(音楽) | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
147 | Free Video Converter | 動画変換 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
148 | FrieveAudio | 音楽再生 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
149 | Glary Utilities | 総合PCメンテナンス | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
150 | Gmail Notifier | Gmail受信通知 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
151 | GnuCash | 会計 | 0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
152 | Googleツールバー | Webブラウザ補助 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
153 | Googleドキュメント | オンラインオフィススイート | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0 | 1 |
154 | Googleリーダー | RSSリーダー | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
155 | GPU-Z | GPU監視 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
156 | Greenshot | 画面キャプチャ | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
157 | Growl | デスクトップに情報表示 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
158 | GVim | エディタ | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
159 | Hamana | 画像表示 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
160 | HashCalc | ハッシュ計算 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
161 | HijackThis | PCの不具合を調査 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
162 | HugFash | swf、flvから音声抽出 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
163 | IE9 | Webブラウザ | 0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0 | 1 |
164 | Instapaper | あとで読む | 1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
165 | Internet Traffic Report | ネット接続監視 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
166 | Iria | ダウンローダー | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
167 | Jahshaka | 動画編集 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
168 | JaneXeno | 2chブラウザ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
169 | JGREP | 正規表現で文字検索 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
170 | JoyToKey | ジョイスティックでPC操作 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
171 | Jw_cad | 2D汎用CAD | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
172 | KbMedia Player | 動画再生 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
173 | Know URL | 短縮URLを安全に展開 | 1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
174 | lastpass | パスワード管理 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
175 | Lhasa32 | 圧縮解凍 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
176 | Lhaz | 圧縮解凍 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
177 | Lighthead - Caffeine | スリープ防止 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
178 | Linar | 画像表示 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
179 | LogMeIn Hamachi2 | 仮想プライベートネットワーク構築 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
180 | MagScope | 一部を拡大表示 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
181 | ManicTime | 行動記録 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
182 | MArc(まめFile付属) | 圧縮解凍(一括) | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
183 | MDIE | ファイラー | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
184 | Meadow | Windows版Emacs | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
185 | MediaMonkey | 音楽再生 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
186 | Memtest86+ | メモリ診断 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
187 | mezamash | 目覚まし時計 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
188 | MikuMikuDance | 3DCG動画作成 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
189 | MinGW | 開発環境 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
190 | Moo0 DiskCleaner | システム掃除ツール | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
191 | mp3DirectCut | MP3編集 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
192 | MP4BOX | MP4動画編集 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
193 | MPEG Streamclip | 動画編集 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
194 | MSYS | Unix風CUI環境 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
195 | Nail It! | 任意の窓を最前面表示 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
196 | Nami20,00 | エディタ | 0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0 | 1 |
197 | nave player | 動画再生 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
198 | Navicat Lite | DB管理ツール | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
199 | Noah | 圧縮解凍 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
200 | Nozbe | タスク管理 | 1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
201 | OllyDbg | デバッガ | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
202 | OnTopReplica | タスクバー拡張 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
203 | Orange | 画像管理 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
204 | PC Decrapifier | 不要ソフト一括削除 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
205 | PeaZip | 圧縮解凍 | 0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
206 | Picasa | 画像表示 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
207 | Pidgin | チャット | 0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
208 | Pito! | 窓操作補助 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
209 | PopUpIcon EX | デスクトップ活用支援 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
210 | PotPlayer | 動画再生 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
211 | Power ISO | 仮想ドライブ | 0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0 | 1 |
212 | Prime95 | 負荷テスト | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
213 | PS3 Media Server | PS3用DLNAサーバ | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
214 | Quicksys RegDefrag | レジストリ最適化 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
215 | ReGet | ダウンローダー | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
216 | Remember the Milk | タスク管理 | 1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
217 | Renamin | ファイル名変更 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
218 | Resize Enable | 全ての窓をリサイズ可能に | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
219 | Resource Hacker | リソース修正 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
220 | Screencast-O-Matic | PC画面録画 | 1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
221 | Scribus | DTP | 0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
222 | Secunia PSI | 導入ソフトの脆弱性一括調査 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
223 | ShellExView | 右クリックメニュー整理 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
224 | ShellMenuView | 右クリックメニュー整理 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
225 | SignalNow Express | 緊急地震速報受信 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
226 | simutrans | ゲーム | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
227 | Smart Defrag | デフラグ | 0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
228 | SoundEngine Free | WAV編集 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
229 | SpaceSniffer | ファイルサイズ視覚表示 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
230 | Start Menu 7 | スタートメニュー変更 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
231 | Stirling | バイナリエディタ | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
232 | strokeit | マウスジェスチャ | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
233 | StrokeIt | マウスジェスチャ | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
234 | Sugarsync | ファイル同期 | 1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
235 | SUPER C | ファイル形式変換 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
236 | surfDude | Webブラウザ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
237 | tbh for XP | エクスプローラ拡張 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
238 | TeraPad | エディタ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
239 | ThinkFree Online | オンラインオフィススイート | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0 | 1 |
240 | Thousand | 2chブラウザ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
241 | TMonitor | CPUパフォーマンス監視 | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
242 | TortoiseGit | Gitクライアント | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
243 | TortoiseSVN | Subversionクライアント | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
244 | trueremote | PC遠隔操作 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
245 | TTBase | 常駐型統合ユーティリティ | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
246 | tversity | PS3DLNAクライアント | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
247 | TVTest | テレビ視聴 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
248 | UWCMC | ランチャー | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
249 | UltraSearch | ファイル検索 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
250 | UnDup | 重複ファイル検索 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
251 | V2C | 2chブラウザ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
252 | Vieas | 画像表示 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
253 | Virtual CloneDrive | 仮想ドライブ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
254 | Virtual Image Printer driver | PDFを画像に変換 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
255 | VirtualBox | 仮想マシン | 0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
256 | VirtuaWin | 仮想デスクトップ | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
257 | VirtuaWin | 仮想デスクトップ | 0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0 | 1 |
258 | Visual Studio Express Edition | 開発環境 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
259 | VitaminSEE | 画像表示 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
260 | VxEditor | エディタ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
261 | webページショット | Webページキャプチャ(Chrome拡張) | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
262 | WheelPlus | マウスホイール補助 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
263 | WinMerge | ファイル・フォルダの比較・統合 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
264 | WinPcap | パケット監視 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
265 | Woopie Video DeskTop | 動画DL・変換 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
266 | XAMPP | サーバーソフト一括導入 | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
267 | xrecode II | オーディオ変換 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
268 | Zamzar | ファイル形式変換 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0 | 1 |
269 | アルカノイド | ゲーム | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
270 | お忍びリネーム | ファイル名変更 | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
271 | 解凍レンジ | 圧縮解凍 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
272 | 紙copi Lite | ウェブスクラップ | 0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0 | 1 |
273 | ギコナビ | 2chブラウザ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
274 | クリップnote | クリップボード拡張 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
275 | 午後のこ〜だ for Windows | MP3変換 | 0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
276 | 桜時計 | PC内蔵時計の時刻修正 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
277 | ステルスランチャーII | ランチャー | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
278 | ツイタマ | Twitterクライアント | 0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0 | 1 |
279 | トントン | 日程調整 | 1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
280 | 肉じゃが | 肉じゃが表示 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
281 | ぴすたちお | Windowsカスタマイズ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
282 | ブクログ | 読書履歴管理 | 1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
283 | ブラビオ・プロジェクト | ガントチャート共有 | 1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
284 | 聞々ハヤえもん | MP3特殊再生 | 0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0 | 1 |
285 | 窓の手 | Windowsカスタマイズ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0 | 1 |
286 | マウ筋 | マウスジェスチャ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
287 | Irvine | ダウンローダー | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
288 | CCB | プロクシリスト取得 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
289 | EpgNavi | テレビ番組表 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
290 | Cursor FX | マウスカーソル作成 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
291 | Gyazo | PC画面録画 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
292 | Styler | WinXPの見た目変更 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
293 | KIOKU | 画面キャプチャ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
294 | Maximize Assistant | 窓の位置・サイズ記憶 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
295 | MagnetWindow | ウィンドウスナップ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
296 | SetCaretColor | 入力モードでキャレット色変更 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
297 | TrayVolume | 音量設定を使い易く | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
298 | DirZipper | サブディレクトリ一括圧縮 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
299 | strcount | 文字数カウント | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
300 | Chromium | Webブラウザ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
301 | Skype Launcher | Skype多重起動 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
302 | Tapur | Skype録音 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
303 | Lyrics Master | 歌詞情報入手 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
304 | Broadway | iTunes同期型アートワーク検索 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
305 | UberIcon | アイコンにアニメ効果付加 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
306 | ニコニコPodder | 動画DL・変換 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
307 | orbit downloader | ダウンローダー | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
308 | peerbrock | IPフィルター | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
309 | FileArrangement | 正規表現で自動ファイル移動 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
310 | clipex | クリップボード拡張 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
311 | X Wheel | マウスホイールにキー割当 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
312 | sculptris | 3Dモデル作成 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
313 | Revo Uninstaller | 完全アンインストール | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
314 | ゴーストプロセス | 自動でプロセスの優先度を変更 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
315 | Locate32 | ファイル検索 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
316 | DAEMON Tools Lite | 仮想ドライブ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
317 | ID Manager | パスワード管理 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
318 | ArtTips | クリップボード保存など | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
319 | ImeWatcher | IMEをタスクトレイに | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
320 | Taskbar Shuffle | WinXPでタスクボタンの並び順変更 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
321 | ObjectDock | ランチャー | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
322 | BunBackup | バックアップ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
323 | Synergy | 仮想キーボード | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
324 | Auslogics Disk Defrag | デフラグ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
325 | eBoostr | USBメモリでPC高速化 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
326 | TuneXP | 起動高速化 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
327 | ShadowExplorer | 復元の補助 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
328 | 窓使いの憂鬱 | キーカスタマイズ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
329 | HoeKey | ホットキー設定 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
330 | UWSC | Windows操作の自動化 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
331 | Dさんの日本語じゃなきゃイヤン。 | IME日本語入力切替 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
332 | 月鏡 | 画像振り分け | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
333 | 真空波動研SuperLite | コーデック調査 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
334 | Haali Media Splitter | 動画再生支援 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
335 | CoreAVC | 動画再生支援 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
336 | Real Alternative | Real Media再生 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
337 | QuickTime Alternative | QuickTime再生 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
338 | JetAudio | 動画再生(音楽) | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
339 | GoldWave | 音楽編集 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
340 | FRAPS | PC画面録画 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
341 | Net Transport | 動画DL | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
342 | Janetter | Twitterクライアント | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
343 | TweetDeck | Twitterクライアント | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
344 | Mediainfo | 音楽ファイル調査 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
345 | SCFHDSF | 配信用取込管理 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
346 | PeCaRecorder | ピアキャスト録画 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
347 | PeerstPlayer | ピアキャスト再生 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
348 | pLaTeX | 日本語対応TeX | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
349 | PuTTY | ターミナルエミュレータ | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
350 | RealVNC | VNC | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
351 | gnuplot | グラフ作成 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
352 | Maxima | 数値計算 | 0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1 | 1 |
今回の記事のベースになっているExcelファイルです。この記事では、言及数が多い順にソフトを並べていますが、人それぞれ自分にとって都合のいい並べ方があると思います。ダウンロードして、適当にいじってみてください。Googleドキュメント版も用意しましたが、お勧めしません。
PCに入れておきたいフリーソフト+α (2009年秋)から、あまり変化がないですね。ただ、FirefoxやChromeを挙げる人は減りました。もう十分に普及したからかな。逆にOrchisは相変わらず大勢が勧めていますね。その割に普及しないのが面白い。
一覧を眺めると、動画関連のソフトが多いと感じます。私は公式配信の動画をブラウザで視聴するだけなので、必要性を感じたことがない。レンタルしたDVDやBDの視聴はドライブに付属していたPowerDVDで視聴していますし……。漫画も同じで、公式配信ならブラウザで閲覧するし、自分で電子化したものはPDFになっているので、画像ビューワで漫画を見る場面がありません。
毎年のこととはいえ、私はこうした無料ソフト紹介記事を読むのは好きですが、そこで紹介されているソフトには(あまり)興味がないみたい。かつて『日経エンタテインメント』を定期購読していた頃、自宅にはテレビがなく、映画とも無縁でした。よくテレビを観るようになったら、逆に雑誌の講読を止めてしまいました。私には、「**には無関心ないけど、**に関する情報には興味津々」というテーマがいくつかあって、無料ソフトもそのひとつなのだと思う。
パソコンに自分の意図で入れてるソフト一覧(2009年秋)から2年経ったので、更新版を作成。
名称 | 用途 | 備考 | |
---|---|---|---|
1 | McAfee Internet Security | ウイルス対策 | 有料 |
2 | Crescent Eve | エディタ | |
3 | xplorer2 | ファイラー | 有料 |
4 | ALZip | 圧縮・解凍 | |
5 | ばっちり同期 | バックアップ | 有料 |
6 | Dropbox | バックアップ | |
7 | ウェブアートデザイナー | 画像作成 | 有料(HPBのオマケ) |
8 | Google Chrome | Webブラウザ | |
9 | Windows Live メール | メーラー | |
10 | NextFTP | FTP | 有料 |
11 | AsociateHelper | Amazonリンク作成 | |
12 | キングソフトオフィス | 書類・データ編集 | 有料 |
13 | PowerX PerfectDisk | デフラグ | 有料 |
14 | PowerDVD | DVD・BD高速再生 | 有料 |
15 | BOOKSCAN ダウンローダー | BOOKSCAN専用 | 有料(会員専用) |
16 | 換算君 | 単位変換 | |
17 | Adobe Acrobat X | PDF高品質一括圧縮 | 有料 |
18 | 瞬簡PDF バインダー 3 | PDF編集 | |
19 | いきなりPDF SE | PDF編集 | 有料 |
20 | TURBOCAD Standard | 2DCAD | 有料 |
21 | 筆まめ | 住所録・はがき印刷 | 有料(雑誌の付録) |
OSがWindows7に変わったので、WMPは最初からWMP12だし、IEは自動でIE9にアップデートされる。Microsoft .NET Frameworkも自分で入れる必要がない。TV録画・視聴ソフトとSkypeはPCにプリインストールされていた。Napaterはサービス終了。そんなわけで、2年前と比較すると、いくつか減っている。逆に増えたのは、書籍のPDF化に伴うソフト。あとはDropboxくらいかな。
メーカー製の有料ソフトはどれもOSのアップデートに弱くて、だいたい買い直しになった。Windows7って、ソフトメーカーにとっても特需だったのかもしれないな、と思う。ウェブアートデザイナーのためだけに古いHPBを5本も所有しているのだけれど、XPと一緒にサヨナラらしい。残念無念。この際、無料ソフトを探そうかとも思ったけれど、いろいろ試してみたところ「価格はともかく自分にとっての使い勝手はやっぱり有料ソフトの方が上だな……」という結論になった。
上記の他に、個別の問題解決のために一時的に使用したソフトはいろいろあるのだけれど、たいてい使い終わると削除してしまうし、もう覚えていないので割愛。
名称 | 用途 | 備考 | |
---|---|---|---|
1 | Clock Launcher | ランチャー | スタートアップに登録 |
2 | 2xExplorer | ファイラー | |
3 | Sleipnir1.66 | Webブラウザ | |
4 | TTT Editor | HTMLエディタ | |
5 | Text Analyzer | テキスト解析 | |
6 | ViX | 画像管理・一括編集 | |
7 | Speeeeed | テキスト一括検索置換 | メイン |
8 | GrepReplace | テキスト一括検索置換 | サブ |
9 | FileRenamer2000 | リネーム | メイン |
10 | ねこそぎ改名 | リネーム | サブ |
11 | びーめむ | メモリ管理 | サブ機用 |
12 | Rekisa | テキスト比較 | |
13 | KanjiTranslator | 文字コード一括変換 | |
14 | コピット! | マウスで選択できない文字列をコピー | |
15 | ファイル自動選択削除 | 特定拡張子のファイルを削除 | |
16 | 空フォルダの削除 | 空フォルダを検索・削除 | |
17 | 復元(開発終了) | 削除したファイルを復元する | 有料版は開発継続中 |
18 | NALT | PC内臓時計の時刻修正 | |
19 | shin's PNG Editer | PNGファイル編集 | |
20 | BunBackup | バックアップ | サブ機用 |
21 | 漢数電卓 | 漢数字で計算 | |
22 | 巡集 | ウェブサイト保存 | |
23 | かざぐるマウス | マウスジェスチャ | IE用 |
24 | SetBrowserEx | 標準のブラウザを変更 | Windows7用 |
USBメモリに入れて持ち歩き、パソコンの特定のパスのフォルダ(C:\***\tool\ とか)にコピーして、Clock Launcher経由で使っているのが、これらのツールです。有料ソフトのアカウントをたくさん買うのが厳しいので、基本的に無料ソフトです。一時的に利用しただけのソフトは、一覧に入れていません。
こうして眺めてみると、2年経っても変化が乏しいですね……。一時的に利用したソフトはたくさんあるのですが、レギュラーに定着したものは少ないです。やっぱり、自分の生活が変わっていないのだから、使うソフトが変わらないのも当然かな。
ここ数年、個人ウェブサイトがレンタルサーバーサービスごと消え去るケースがいくつもあったので、巡集がレギュラーになりました。いつ消えてもおかしくなさそうな、しかし消えると困るサイトは、折々にDLするようにしています。
あと、今年に入ってからよく活用しているのが漢数電卓です。歴史あるソフトだけに、今まで知らなかったことが悔しい。「ゼロがたくさん並ぶと桁を見誤る」方に勧めます。これで全部の計算をしようとすると逆につらいのであって、概算に使うのがコツ。
さて、みなさんはどんなソフトウェアを実際に使っていますか?
例えば、無断で再利用できない写真(の構図など)を勝手に模写した漫画が、しばしば見つかって問題になります。その度に私は「漫画ファンが一致団結してパブリックドメインの写真データベースを作れないか」と思います。
ほしい資料写真が無料で(あるいは非常に安価に)は手に入らないから、写真を無断でトレスする漫画家が現れるわけです。この問題を根絶するには、100万枚程度では全然足りない。100億枚はほしい。途方もない枚数ではありますが、1000万人が平均1000枚の画像を提供すればよいわけなので、「絶対に不可能な数字」でもないと思う。現実的な数字でもないけれど……。
竹熊さんの記事が出てから、もう6年経ったのか……。竹熊構想への反応でいちばん引っ掛かったのは、読者の側に全く当事者意識がないこと。漫画を楽しんでいる自分自身が、どんどん自分の撮った写真を提供していくという発想が出てこないと、いつまでも「構想」は「構想」のままで、問題は解決されないと思う。
読者の側に「私たちも何か協力したい」という気運があれば、例えばPicasaあたりと出版社が手を組んで、特設サイトを作って数億枚の写真投稿を募るといったキャンペーンも可能になります。サイトの維持・運営だけなら、商売の苦しい出版社でも、何とかやっていけるかもしれない。でも現状はどうでしょうか。高々数万人が数千万枚程度の写真を提供するのが精一杯だと思います。数千万枚では実用にならないわけです。役に立たないものに金を出す出版社など、あるわけがない。
CCに期待する人もいますが、CCでは「表示」が必須なので、現実的でない。人のポーズ、背景、小物、服のコーディネートなどを別々の写真からもってきた場合、たった1つのコマに4つも権利表示が必要。権利表示するスペースの問題もありますけど、ふつうの漫画家の場合、完全な権利表示を実施するための事務作業が難しい。必ず表示抜けが多発するでしょう。だから、権利表示すら不要の資料写真が必要なのです。
何度も書いてきたことですが、あらためて。
私は、著作物の自由な再利用を推進したい。
しかし、著作権をないがしろにするつもりは全くありません。権利者の意向は、できる限り尊重していきたい。名誉の横取りにあたる「盗用」だけでなく、出典などを表記せず著作者への名誉の分配をサボることや、無断転載によるコピーをコントロールする権利の侵害なども、重大な問題です。
となれば、理想を実現する道は、ひとつしかないでしょう。著作物の自由利用を歓迎する私たち自身が、自由に再利用できるコンテンツをたくさん作っていくのです。
「勝手に再利用するな」という権利者のコンテンツは、きちんと許可を取って、認められた範囲内で再利用しましょう。許可を得られなければ、(基本的には)再利用を諦めるべきです。
「自由に再利用してよい」とされたコンテンツは、気兼ねなく再利用しましょう。再利用の盛り上がりにポジティブな効果があれば、再利用を認める範囲を広げていく権利者は、増えるはずです。きっと何年もかかるでしょうが、それは誰も悲しい思いをせずに問題を解決するため、不可欠なコストだと思います。
権利者の意向が無視される世界では、Creative Commons(CC)は広まりません。どのタイプのCCを付しても、誰もライセンスを気にせず、勝手に再利用する状況では、CCなど空しいからです。私は、こうした状況を変えたい。だから、安直な著作権軽視を批判しつつ、自由利用の素晴らしさを説くのです。
私は、究極的には「著作権より大切なことはたくさんある」と考えています。確信犯として著作権を踏み越えることは、あっていいと思います。しかし、「権利者に文句をいわれたら削除します」なんて人に、いったいどのような確信があるというのか。
安直にルールを破る人がいるから、弱いルールが強いルールで置き換わり、世界は次第に窮屈になっていくのです。このような流れは、私たち一人一人の努力で止めるべきです。
かつては自由利用の価値について否定的な意見が(私の視界の中では)目立っていたので、私は自由利用の意義を説く文章を書いていました。現在は、安直な著作権軽視が目立つ(ように思う)ので、著作権をもっと尊重すべきだと主張する記事が多くなっています。
上記の通り、2つの立場に矛盾はありません。著作者の意思に反する自由利用がいけないのであって、権利者自身が「このコンテンツは自由に再利用していいよ」というなら、みな幸せなはずです。だからまず、私たち自身が、自らの著作物(の一部)を開放していくところからはじめましょう。
「根拠」が一言も書かれていない。
それが、上記エントリを読むべきでない、たった1つの理由である。
とみーさんの記事を批判するvoodoo_childrenさんの記事に、いったいどんな根拠があるのかと思ったが、「そんな気がする」程度の話でしかなかった。自爆ではなかろうか。
ただ、私もとみーさんの記事には首を傾げる点がある。Creative Commons(CC)の規約違反に見えるのだ。元記事の利用条件はCC BY-NC-NDだ。私の解釈が正しいとすれば、とみーさんは、次の4項目を満たす必要がある。
実際はどうか。まず第1項だが、クレジット表示が記事へのリンクのみ。CCでは、原著作者の名前と公表年を明記することを求めているのだが……。第2項は、とみーさんのブログは営利目的ではなさそうなので問題なさそう。第3項は厳しい。とみーさんは元の記事を端折って翻訳しており、二重の意味で加工にあたるだろう。最後に第4項だが、とみーさんは元の記事に新たな内容を加えておらず、CC BY-NC-NDの表示が必要なケースだと思う(参考:CC FAQ)。
とみーさんが権利者から特別に許可を得てそのようにしているなら、何も問題はない。だが私は、とみーさんは他人の権利に無頓着な人で、「リンクしておけばいいだろう」と勝手に翻訳しているのだろう、と疑っている。あるいは、きちんと許可を得ていたのだとしても、どうして「CC表示をしない」ことを望むのか。CCの恩恵を自分だけ享受して、他人へリレーすることに消極的なのは、自己中心的な態度だと思う。それとも何か、私の想像を超えた事情があるのだろうか。
とみーさんの抄訳が無許可だという証拠がないので、これ以上の言葉は控える。それに、もし無許可だとしても、実際に原著作者の方に問い合わせたら、CC BY-NC-ND違反をとくに問題視せず、許容の意向を示されるのかもしれない。過去、そうした例を、いくつか目にした。
それでも、「盗用」以外は何も問題視しない日本のネット世論は、非常に気に食わない。先走って過剰な批判をすることは自制しなければならないが、「CC違反ではないか?」「許可を取ったのか?」という疑いの声は出て然るべきだと思う。9割超は、実際に権利の侵害をしている事例だと、私は確信している。
日本ではそういうことを気にする人があまりにも少ない。だから記事の勝手な再利用が横行する。日本でCCが普及しないのは、無断転載禁止と書いてあっても勝手に転載して「問題があれば削除します」などと勝手なことをいうような人が後を絶たないからだろう。そんな状況では、CCの意味が、ほとんどない。
ご指摘ごもっとも。記事を改訂しました。(2011-12-28)
2011年も終ろうとしていますが、CC0はまだ日本語化されていないんですね……。きちんとした翻訳って、やっぱり時間がかかるみたい。
英語で書かれた、自分でも詳細な部分をよく理解できてないライセンスを付与するのは、どうも気が進まないのだけれど、エイヤっとCC0を宣言しようかな。今はフッターに「著作権は主張しません」と書いているけれど、これに加えてCC0を宣言すれば、よりわかりやすくなると思う。
標準のリンク先に加えて、こちらのページにもリンクすれば、実質的な不都合はないかな?
般若心経を初音ミクが歌う動画があった。その動画へのコメントとしてザックリした現代語訳が投稿された。そのコメントが、ニコニコ大百科の動画記事に転載・整理された。その記事が1年ほど前に無断転載された。今になって、無断転載版が、ネットで話題に。
私は、「何であれ、話題になってよかったじゃないか」とは思わない。権利者が「よかった」と思っているならいい。でも、真意はわからぬ。そういう、わからない段階で、こうした事態を手放しで賞賛するつもりはない。
あと、いつものことだけど、ネット世論は「盗用」には敏感なのに、名誉の分配には関心がない。無断転載記事には、転載元へのリンクがあった。それなら、「これは素敵な記事だなぁ」という意味のはてブくらい、なるべく原本に近いところですればいいのに。その程度の手間を惜しむというのが、どうにもね……。
こういう人らが断然多数派ということでなかったら、えっけんさんが「面白い記事だったので、タンブラしました」…がどんだけのブロガーを無気力にさせているか少しは考えろなんて書く必要もなかったろう。
そもそもコメントを無断転載して動画記事を作っていいのか? 利用規約を読んでみたが、よくわからなかった。
「ニコニコ動画」における利用者の書き込みテキストに関する著作権については、利用者が書き込みした時点においてその一切が運営会社に譲渡されるものとし、運営会社は当該テキストを利用した出版等のあらゆる事業を行うことができます(著作権法27条及び28条に規定される権利も運営会社に譲渡されます)。
「ニコニコ大百科掲示板」に書き込まれたものに関する著作権については、書き込みをした時点でその一切の著作権(著作権法27条及び28条に規定される権利も含む)が運営会社に譲渡されるものとします。
……とすると、動画のコメントの権利はニワンゴにあり、大百科の記事は未来検索ブラジルが権利を持つ。ニワンゴは大百科の共同管理責任者でもあるが、大百科の記事の権利者ではない。ここまではわかったんだけど、結局、ニワンゴが権利を持っているニコニコ動画のコメントは、ニコニコ大百科で自由に再利用できる、と読めるような説明は、私には見つけられなかった。
まあでも、コメントを勝手に使ったな、といってニワンゴが怒る展開はきわめて考えにくいので、大百科の記事までは、著作権関連では実質的に問題にはなりそうにない。
般若心経の件では、少数とはいえ、無断転載記事が注目を浴びていることへの違和感の表明があった。ところがこの記事のはてブには、その手の意見が全くない。本当にひとつもない。どうなってるんだ。
この記事、画像の出典はおろか、著作者名すらひとつも記載されていない。唯一、「この絵は私が描きました」「この写真は私が撮りました」というウソはついていない。たぶん、そういう誤解をする人も、いない。でも、そんなのは当たり前だよね? 紹介されている画像が全てパブリックドメインなら、出典も著作者名表示も不要だから、著作権法違反と決め付けることはできないが、こういうのを誰も疑問に感じていないように見えるのが不愉快。
「不愉快なら見なければいい」という話ではなくて、こういうのを許容し、むしろ大歓迎している社会が不愉快だということ。ひどいものは、もっと批判されるべき。
子どもの健康第一といって社会にあれこれ要求する人がいるのだけれど、同じ人が、「共働きなので子どもに早寝させるのは無理」と、当然のようにいう。子どものためならどれだけコストをかけても……という発想を、自分には適用しないのか。
簡単に書けば、「子育て長屋」みたいな環境があったとして、参加する気があるのか、ないのか。大多数の人は「生活の一部をコミュニティに委ねるなんて嫌だ、ビジネスライクな付き合いをできる保育園ならいいけど……」と思い、「お金がないから無理」「経済の問題」ということにして、子どもに夜更かしさせる側だろう。子どもの健康なんて、所詮その程度のもの。
健康への悪影響が散々実証されてきた夜更かしを「別に、大丈夫だよ」と断言するなら、たいていのことは「気にする必要なんかない」ってことになる。というか、「そんな瑣末なことを気にするより、まず夜更かしを止めろ」というカウンターが成立するわけだ。
父方の伯父夫婦は、子ども(私のいとこ)が小さい間は祖父母と同居していたが、下の子が小学3年生になると、「今までありがとうございました」といって、用済みの祖父母を家から追い出した。清々しいまでの「子育て最優先」だな、と私は思った。ほんの20年ほど前の話だ。いまどきの親御さんらは、ぬるい。
自分はこの程度のことしかできない、する気がない、というなら、他人にも同じくらいしか求めるべきでない。さもなくば、要求に見合ったコストの負担をしろ。私はそう思う。
医者に「絶対」を求める人とかね。無茶いうなと。「絶対」を求めるのが人情というもの。それはそう。でも、それは克服すべき人の欠陥だよ。「そういうもの」だから「それでいい」なんて、私はいわない。
必死な人に対して、その場で説得を試みるなんてこと、私だってしないよ。そんなのは、万引きをした子どもに激昂して頬を張り飛ばすようなもの。
そうじゃなくてさ、日常的に、「絶対」を求めるのは間違っている、と語っていくこと。それは間違いですよ、という建前を形成していくことだ。いざというときに、当事者が我を忘れるのを、咎めるのではなくてね。冷静さを失った人を「仕方ない」と許容することと、それでも「間違っている」と社会が規定することは、両立できる。
感情を積極的に肯定して、確率的にしか成功し得ない医療に絶対を求める風潮を助長しないことだよ。共感はしても、主張に賛成はしない。そういうことが大切だと思う。
はてブを見たら「刑事罰を科すべき」「アメリカなら射殺」みたいな人が何人も。私が連想したのは近所の小学校で「小女子(こおなご:海産の小魚/イカナゴ)を焼き殺す」というジョーク犯罪予告で実際に有罪になった事例。
新聞では(簡単にいえば)健康に影響はないと説明していたが。こちらのはてブでは、「商品が商品だから仕方ない」みたいな反応が多いように見える。何なんだ、それは。
放射能への恐怖を煽る人がいて、まともな(≒科学的に意味がある)リスク管理の発想を離れた対応が必要になってしまっているのだが、その無意味なコストを誰も負担しない。悪いヤツが特定の個人ではなく、責任を問うことが技術的に難しいからか? いや、そうではあるまい。
一企業が社会の空気に逆らっても利益がない。そういう意味では「仕方ない」が、「仕方ない」といわざるを得ない状況には怒りを覚える。
「だったら大学を卒業させる必要もないだろ」みたいな意見もあるが、ユニクロでずっと働く人ばかりではないだろう。一企業が採用方法をどうこうしただけで社会を変えられるわけじゃなし、現実的には、親切な話だと思う。
あえて空想的に話を広げて考えることは有意義だとしても、この話題自体について語るなら、話のスケールをごっちゃにするのは感心しない。
終値ベースの時価総額は263億9700万円。
7日終値による時価総額は286億9300万円。
時価総額がほとんど変わっていない……。つい先日、2011年にクックパッドが大躍進したことを確認したばかりなので、意外な感じがした。2年前の株主の眼力が凄かったのか、単に楽観的だったのか。
株価の推移を見ると、現状は底値に近いんだな……って、そうだったの!? 私は、クックパッドがまさか2011年に利用者を倍増できるとは思っていなかった(既に頭打ちだろうと思っていた)ので、2010年に成長を見込んで株を買い、2011年の実績を見て失望売りをしている人々の考えが、よくわからない。
個人の成果をきちんと評価するのは非常に難しいしコストもかかる。また、給与体系を選択制にするのも、コスト面をはじめ難が多い。そのため、みんなが厳しい条件で働いている会社は、その前提で給与体系を組む。そうした会社では、「ゆるく働く人」は事実上のフリーライダーとなる。
昨日の記事のケースBやケースCに該当する会社なら、逆に少数派の「バリバリ系社員」こそ組織を乱す悪者だが、ふつうの会社では「ゆるく働く人」の方が少数派であり、憎まれ役になる。
何だかんだいって、大多数の人は「もっと給料がほしい。給料が増えるならもっと働く」が本音なので、それを無視して理想を語っても、あまり実りがないと思う。ワークライフバランスを訴える側の人は、それが多くの人にとって「口先の本音」であり、本心では「建前」の側に位置づけられていることを見落としがち。
「社畜www」みたいな嘲笑が、共感よりむしろ距離感を生み出していることに気付いてほしい。とはいえ、堂々とその手の言葉を他人にぶつける人たちって、仲間内(だけ)で共感のレベルを上げていくことに最大の関心がある様子。ならば、それはそれで目的に適った行動なんだろうな……。残念なことだけど。
ワークライフバランスの大切さを訴えるドラマを見て、感動して、共感もして、涙を流す。それでも自分は、残業する方を選ぶ。そして同じ職場の「ゆるく働く人」を憎む。そういう人が、多いように思う。
「涙まで流したのだから、それが本音」というのが誤解のもとなんだ。
いつも定時で帰社する人に対して「俺の仕事を増やすな」と思う。「一人あたりの給料を減らして人員を増やし、残業をなくすのが正しい」という発想が、どうしても出てこない。収入は絶対維持、ワークライフバランスなんか二の次。家族とのふれあいが少ないことより、貧乏の惨めさの方がつらいんだ。……それが現実、真の本音。
「やらずに後悔するより、やって後悔する方がいい」といって挑戦する人のドラマに感銘を受けることだって、そう。
テレビの画面の向こうの話なら感動して涙を流すけど、現実に身近な誰かの挑戦が失敗して自分が迷惑をこうむると、猛然と怒る。自分自身も、挑戦に対してきわめて臆病である。「失敗しないことが最優先。やらずに後悔するより、やって後悔する方がいい、なんてのは気休めのウソ。本当に、一番つらいのは、やってみて失敗することに決まっているじゃないか。当たり前だろ」これが真の本音なんだ。
現代の日本では、本音と建前の逆転が多い。「これがみんなの本当の気持ちですよね」という建前論は、人々の現実の生き方を否定し、責めさいなむツールに堕している。いい加減にしてほしい。
あと、一見「本音」風の建前論がまかり通っている状況は、多数派の本音に共感できないことがよくある私のような人にとって、非常に迷惑。みんなの話をよく聞いて、これで波風立てずに人間関係をやり過ごせるかと思ったら、「えっ!? みんなの真の本音はそっち?」と。
「やっぱり旅行にきたなら、名物を食べたいよね」
「だよねー、旅行気分を楽しまなきゃもったいないよね」
「じゃあ、あそこの**にしようか。このへんの名物らしいし」
(お店に入って注文をしてから)
「さっきはああいったけど、別にマクドかラーメンでよかったんじゃね?」
(みな頷く)
「……」
15年ほど前の、修学旅行の班別自由行動でのひとコマ。そういうことをいうのは、せめて食べ終わるまで待てないのか、と思ったね、私は。食べてみてマズかったときに、「さっきああしておけば……」と思うなら、私だって理解できる。私も、「店が悪かった」と心の中で責任転嫁ができる。でも、このタイミングでそういうことをいわれたら、逃げ場がないだろ。そういうことがわからないのか。
ていうか、する意味のわからない建前会話はやめろ。ふざけんな。
社会人になってからも、会議室でならともかく、どうでもいい雑談にまで「本音」っぽい建前を詰め込んでくる人が後を絶たない。そういう、自己演出としての「本音」風トークをするなら、もっと「あなたと私との間には壁があります」という雰囲気作りをしてほしい。真に受けてバカを見る私の迷惑も考えろ。
あるいは、自己演出なら、最後まで貫いてほしい。
私が誰とも「打ち解けない」のは、「本当のこと」なんか話すつもりがないから。「よくわかる」と見せかけておいて全然わからない人より、「こいつの腹の中はわからんが、とりあえず建前に忠実なヤツ」の方が扱いやすいと思う。
転職して半年経った。無断遅刻・欠勤、会議・休憩の時間が守れない、書類の提出期日が守れない、電話の取り方がわからない、敬語が使えない・・・そういう人たちがたくさんいた。(中略)驚くことに、利益、時価総額は、今の会社の方が桁違いに高いのだ。
ありえない話ではないと思う。例えば……
ケースAの会社では、「ゆるさ」に積極的なメリットがないことに注意。それゆえ、業績が傾いたり、給与総額の伸びと業績の伸びのバランスが崩れると、「ゆるさ」を解消して帳尻合わせを行うことになるし、それに反対するのは、きわめて難しい。給料を下げてまで「ゆるさ」を守ることに賛成する人は、珍しいからだ。
ケースBとケースCの会社では、経営者らが意図的にそうしており、その知恵を言葉を尽くして後代に伝えていこうとしているならいいけれども、私の観察するところでは、必ずしもそうではない。「何となく、気付いたらそうなっていた」場合や、一人の天才が築き上げた環境の場合、「ゆるいままでよい」理屈が言語化されていないので、いずれ崩壊すると思う。
危機になると議論が行われ、現状を変えようという話になる。そのとき、一般人が議論すれば、ふつうは「ゆるさをなくす方が合理的」という結論になる。誰も反対しないようなことは、仮に結果がまずかったとしても、「まさかゆるさを解消したことが問題だとは思わなかった」という罠に落ち、「もっと合理化を進めよう」となりがち。
私の狭い経験からいうと、現実に存在する「ゆるい会社」はケースAとケースBの合せ技だと思う。
競合他社より特別に優れているところはないが、経営者が「給料を低く抑え、人を増やし、残業をなるべくさせない」方針を持っている。その結果、「優秀な人に逃げられる」苦しみを慢性的に抱えている。しかし会社の業績は低空飛行なりに安定しているから、経営方針を堅持している。すると結果的に、「細く長く、ゆるく働きたい」社員が残る。彼らは多くの給料を求めないかわり、きつい仕事の仕方を嫌がる。
こうした社員をバリバリ働かせようとしても結果は出ない。ただし、こんな彼らも、いったん給料を上げてしまうと、それを下げることには強く抵抗する。だから、会社の業績がいいとき、一時金は増やしてもよいが、基本給を増やすことには慎重でなければならない。優秀な社員が逃げいていくのは我慢せねばならない。
つまり、本質的にはケースAである。「ゆるさ」に積極的な意味はない。一見、ケースBのようだが、それは積極的な選択の結果ではない。
高度成長期には「人手不足倒産」が多発した。「給料が安いかわり、社員に高い負荷をかけない」というのは、その時代を生き抜く経営の知恵のひとつだった。猫の手でも借りたい。そうしなければ業務が回らず、会社が消えてなくなる。だから、他社から弾き出された人材を吸収する手立てを真剣に考えたのだ。
バブル崩壊後の人余りの時代、そうした企業の多くは、方針を転換していった。「安い給料でこき使う」ことが可能なら、その方が都合がいいように思えるからだ。経営者だけではない。労働者の多数派だって、そう思っていた。だから、ふつうの会社では、「無能なヤツ」を追い出すことに反対するのは「変人」だった。
とにかく世の中には失業者がたくさんいる。マクロの需要不足がある以上、所詮はババ抜きだ。「ゆるく働きたい」人が、そうした人を排除しない会社に巡り合って、そこで幸せにやっている裏で、「俺なら同じ給料で2倍働くのに!」と嫉妬している人がいる。「じゃあ、そっちの人を雇おう」と思うのがふつうの経営者だ。
今も「ゆるく働きたい」人が多くを占め、古い経営方針を堅持している企業はレアだ。それなのに、当の労働者は自らの幸運をいまいち認識せず、「競合他社より給料が少ない」と文句をいっている。「無茶をいってはいけないよ」と私は思うのだが……。
純粋にケースAに該当する企業など滅多になく、そういう事例を見てよだれを垂らしても、自分がそこに入れる可能性はゼロに近い。
冒頭のリンク先の記事を書いた方が、ケースAに巡り合ったなら、それは宝くじに当たるような幸運だ。ぜひ、その幸運から手を離さないでほしいと思う。
古い記事を、いくつか読み返した。あの頃は、低成長とはいっても、景気がよかったな……。
人手不足の時代ならいざ知らず、人余りの時代である。日本中の会社が、上記の方針で経営されるべきだ。しかし、この方針は、ふつうの労働者にはウケが悪い。上記を7割くらい実践しようとしてきた会社を約10年間、内側から見つめてきて、つくづく実感した。
もっと働ける。もっと給料がほしい。優秀な人ほど、そう思い、他社へと移っていく。残った側は、彼らより明らかに低い自分の能力を知っている。会社に残った少数の優秀な人はみな管理職になり、そのことに不満はない。だが有能ならざる多数派に属する私たちは、将来不安に脅えている。これで本当に会社は存続できるのだろうか。この給料では、将来に備えた貯蓄も難しいし……と。たまたま私は倹約家だから、慈善事業に寄付できるくらいだが、多くの同僚には余裕がない。
そうした状況をつぶさに見てもなお、去る者を追わず、淡々と人員を補充する経営陣はすごい。現代の奇跡だと思う。
病気の派遣社員を「交代させろ」と積極的に主張した若手社員たちは、みんなリーマンショックの前に他社へ移った。1つ以上の特許がある若手社員には連日のようにヘッドハンティングの電話があった。さすが研究開発部門、僅かな例外はあったが、優秀な若手社員をゴッソリやられた。
送別会で聞いた話では、給料が下がるという人は皆無。給料が2倍になって、課長より高給取りになるという人までいた。仕事が厳しくなるとしても、みな「望むところ」だといっていた。
結局、残ったのは、飲み会の欠席者と、あのとき自らは口を開かず無言で頷くにとどめた人だけだった。これほどハッキリ明暗が分かれるのであれば、なるほど「採用面接で人柄を見る」のもまんざら不可能への挑戦とはいえないんだな、と感じた。
「罵倒芸」なんて幻想だ http://j.mp/u5DfZj :どうなんだろ、論の内容以前の設定や構造自体がおかしい時には、加野瀬さんの表現・反応のようになることもあると思うがな。そういう条件を無視して“「罵倒芸」なんて幻想だ”という論陣を張ること自体、設定がおかしい例だし。
言及された記事の書き手として、3つ、質問があります。私の記事の「1.」は、加野瀬さんとの過去の因縁を記述した部分。記事タイトルに対応するのは「2.」以降です。まず、その点、伝わっていますか?
次に、「1.」でリンクしている、私を名指しした加野瀬さんの質問記事と、そのコメント欄にある私の回答を、藤若さんは読まれましたか? 私の回答は質問に正対しており、無視するのは失礼だと私は思います。
最後に、「2.」で私が述べているのは、「罵倒」は例外なくNGであり、「面白い」といった理由で許容することはできない、ということです。藤若さんは、前提次第では「罵倒」もOKとお考えなのですか?
下書きまでしたが、藤若さんから返信はないだろうな、と思って、何となく面倒くさくなり、投稿しなかった。せっかくなのでブログに入れておく。
同じ100人中50番目の人が、同じライフハックをやったら、みんな10番以内に入れますか?
そんなことはありえませんね。なぜならば、順番というものは相対的なものなので、みんなが同じ努力をしたら、結局、お互いの相対的な地位は変わらないはずなのだから。
別に、そのことと、「ライフハック」がウソかどうかは別問題。みんなが同じ努力を
することなどありえず、「やり得」の状況が数十年にもわたって続くことが珍しくないからです。
例えば、自転車の乗り方の指導法。子どもが1回も泣かず、怪我もせず、それでいて半月以内に補助輪なしで自転車が乗れるようになる指導法があるのに、それを学ぶ気の全くない親御さんが、やたら多い。そのせいで、毎日、毎日、日本中で子どもが泣きじゃくっているわけです。
公開されている方法であっても、ほとんどの人はそれを読まない。もっといえば、記事を読んだ人でさえ、肝心の実践をパスするのがふつうだと思います。
これらの記事は1万人以上に読まれましたが、実践した人は、一人もいないと思う……。
100%純粋に「ふつう」の人は、自己啓発の本など読まない。だから、「ライフハック」の記事が「ふつうの人でも成功者になれる」というときの「ふつうの人」とは、「そうした記事を読んで実践する」という1点に限っては「ふつうじゃない人」を前提としています。それを「欺瞞だ」というなら、まあ、それはそう。
でも、potato_gnocchiさんが仰っているのは、そういう話ではないですよね。「もし全員が実践すれば」なんて前提が成り立つことはないので、「ありえない仮定をして難癖をつける」の類だと思う。
それはそうでしょうね。「ふつうの人でも成功できる」と謳う提案の中には、実際にはふつうの人には手が出ないものが少なくない。
でも「自転車の乗り方、練習法」や「「質問できない新人」の簡単な指導法」くらいなら……。そうでもないか。読み返してみたら、「これも、ふつうの人には高コストすぎて無理っぽいな」という気がしてきました。
手間をかけて自転車のペダルを外したり戻したりするより、泣く子を怒鳴りつける方がリーズナブル。2ヶ月ほど多少の仕事の不便に耐えるより、新人の不出来を嘆いて愚痴をいう方がリーズナブル。そう思うのが、「ふつう」なんでしょうね。ま、人間なんて、そんなものですよ。
ライフハック記事は「読んで自分が既に実践している事を見つけて安心するため」読まれる、という説↓に得心。
[再掲]ライフハックの記事の読まれ方(strange)
格言教訓的なものなら、10個以内の短文の箇条書きにして見えるところに貼っておくと多少身につくかな。本の内容を身につけるなら、要約や紹介文を書く。
「難癖」で連想した話題。
近年の「読めない名前」に厳しい一方、あまり古風な名前も、匿名掲示板に集う人々のおメガネには適わないらしい。点数の付け方を眺めるに、何となくだけど、自分たちの世代の「ふつう」を子々孫々へ伝えていきたいという本音が見え隠れしているように思えてくる。気のせいかな。
日本の大学の経済学部は国際的に評価されていないので、日本の俊英が経済学なんかやっているのは無駄じゃないの、という記事。この議論は、前提を間違えている。himaginaryさんは「ネタ」と断っているけれども、はてブやTwitterなどでの反応を見ると、必ずしもジョークとしては受け取られていないのが気になった。
なぜ日本にたくさん経済学部があるのかといえば、入学希望者がたくさんいるからだ。入学希望者が少ない学部・学科は、どんどん淘汰されてきたのが、日本の大学の歴史である。
比較劣位云々が問題になるのは、弱い産業を保護することの是非が問題になる場合だ。しかし日本の大学の経済学部は、海外の大学の経済学部を商売上のライバルとしていない。また実質的な競争相手である国内の大学の他の学部と比較しても、特別な保護を受けてはいない。理系の学部と比較すれば、むしろ、ないがしろにされているといっていい。
大学自体が被保護産業なので、経済学部も政府の保護下にあるわけだが、経済学部は比較的に保護の度合いが少ない。本当に比較劣位にあるなら、経済学部は今頃、自動的に滅んでいただろう。だが、そうはならなかった。経済学部は、入学希望者獲得競争を勝ち抜いてきたのである。
大学の国際評価など、日本の大学の消費者には、一顧だにされていない。どうでもいい。だから、経済学部への進学を考えている人々は、評価の高い海外の経済学部への進学など、全く考えていない。
日本の大学の経済学部の消費者は、日本で、日本語で、経済学を勉強できることに大きな価値を見出しており、国際ランキングを見て「比較劣位産業だ」とかいうのは、馬鹿げている。海外の経済学部がそんなに素晴らしいなら、日本に進出して日本語で授業をやったらどうか。
言葉と文化の壁によって、ローカルで強い競争力を持つ産業なんてのは、世界中に無数にある。大学の経済学部もそのひとつだった、という話に過ぎない。
同じような話題で、日本の経済学の先生方を貶すのもヘンな話。日本で、日本語で授業を受けたいという学生の需要に応えるのが日本の大学である以上、そこで職にありつけるのは、需要に見合った供給ができる者に限られる。現状は、実現しうる最高の水準に近いのであって、ないものねだりをしても仕方ない。
海外のどれほど優れた経済学の教師であっても、生活拠点を日本へ移し、日本語で授業を行うことができないのであれば、日本の大学で職を得るのは難しい。「私はノーベル賞受賞者だぞ」といっても、何の意味もない。「ノーベル賞受賞者の授業なら衛星中継+英語でもいいから受講したい」「レポートを英語で書くのが苦にならない」なんて学生は、そういう事業が商売として成り立つほどには、存在しないからだ。
学問の話題になると、恐れ多くも消費者様に向かってお説教を始める者が後を絶たないが、英語の壁を乗り越えるメリットが明らかなら、みんな勝手にそうする。説得が必要になるという時点で、「何かおかしい」と思うべきである。
英語の勉強はつらい。そのつらさは、英語が得意になることのメリットに釣り合わないと判断する者が、世間の大多数だ。「つらさ」は主観だから、人によっては英語の勉強は「そんなにつらくない」。だが、そういう人が、「とてもつらい」と思っている人を説得しようとしたって、うまくいくわけがない。
親が子に「英語を勉強しろ」と説教するのは噴飯もの。英語を勉強することにメリットがあるなら、自分が勉強すればいい。他人に苦労させて、自分は苦痛ゼロで間接的なメリットだけ得ようとする、そのムシのよさは、子どもに見透かされている。
いま物覚えの悪い人は、昔から物覚えが悪かったのである。その子どもだって、当然、物覚えが悪いと考えるべきだ。自分が英語を勉強するのは非常に苦痛だが、子どもにとってはそうではない、なんて仮定は、全く間違っている。物覚えがいいなら、漢字テストの点数だって、もうちょっといいに決まってるじゃないか。
ともかくそんなわけで、日本の学生が、日本で、日本語で授業を受けることを望むのは、当人にとってそれがリーズナブルだからだ。その条件のため、授業の質がいくらか落ちてしまうとしても、海外で、英語で授業を受けるよりは、いくらかマシだということだ。
まあね、消費者の啓蒙を試みるのは自由だよ。自由なんだけどね、うまくいくとは思えないな。みなさん、あんまり高飛車なんでね。こんなモノの言い方で、中学生や高校生を啓蒙できると思っているのかなあ、と。たぶん、いいたいことをいってスッキリしたいだけで、結果の方は重視していないのだろうと思う。
ちなみに私は、いいたいことをいってスッキリしたいだけです。
メインカルチャーに対する行政の支援については、そろそろ有権者の支持が怪しくなりつつあると思う。文化支援施設である公民館も、過半の市民にとって「自分と(ほとんど)関係ないもの」になって久しい。
交響楽団への支援や、公民館の改築・新設には一部の有権者から厚い支持が寄せられ、反対論には熱がない。しかし、それらへの支出をやめて負債の解消に充てることの是非を住民投票にかけたならば、「支援無用」「むしろ公民館は多すぎる」が民意として出てくるのではないだろうか。
でも実際にはそんな住民投票は行われず、ほとんどの自治体ではメインカルチャーへの支援が続くだろう。一見、その方が、軋轢が少ない。怒る人も、泣き叫ぶ人も現れないから、政治がうまくいっているように見える。だがしかし、政治と民意のズレからくるひずみは、少しずつ蓄積され続けている。決して、消えてなくなったわけではあるまい。サイレント・マジョリティの怒りは、いずれ爆発することになる。
しかし、先の成田市長選でも、今年の小山市議会議員選挙でも、支出を増やすことを訴えた候補が強かった。それは何故かと考えてみると、「自分が我慢しても、どうせ他の誰かが浪費してしまう」という予想が堅いからではないか。誰も浪費せずに借金を減らすのが一番いいが、それは無理なので、だったら自分にとってメリットの大きい浪費を望むのである。
生活振興券や定額給付金も同じ。その政策には反対でも、自分ひとり受け取りを我慢したって、世の中よくならない。だから貰えるものは貰って、適当に消費に回す。本来であれば、「そのお金で学校の耐震工事を進めるべき」などと訴えていた人々は、自主的にお金を寄付して自分の支持する政策を実現すればいいだろうに、有権者たちはバラバラでまとまりがなく、世論調査の結果と現実の行動は、全く一致しないのだった。
世の中にはこういう、放っておくとまとまりにくい意見というのがあって、本当はそこに巨大な票田があるように思えるのだが、実際にはなかなか顕在化しない。
私も、市民の過半が年に1回も利用しない市立図書館のヘビーユーザーなので、過半の市民が「図書館なんて、自分の生活には関係ないよね?」「負債を減らす方が優先だよな」と我に返るのを恐れる一人ではある。が、市民の本音の支持と図書館予算の乖離は、いずれ調整を迫られるはずだし、それは仕方ないとも思う。
現在の延長上にある近未来において市立図書館の分館を全部廃止することになった場合、市役所に文句をいうのは筋違いだろう。図書館の縮小に反対する人々が、各自の身の回りの人々を説得できないなら、それが全て。
市場が縮小していくなら、致し方ないことかな。
商品の高度化と市場の縮小が同時に起きる場合、従来と価格が異なってくるのは当然のことだ。おそらく今後くりかえし出てくるであろう「インテルは儲け過ぎている」「昔は**円くらいだったのに」といった主張は、環境の違いを考慮しない消費者の無茶な要求に過ぎない可能性がある。
インテルが儲け過ぎているのかどうかは、値段だけ見てもわからない。新規参入があって、価格が下がれば、「儲け過ぎはあった」ことの傍証になる。だが、新規参入がなければ、儲け過ぎはなかったか、あっても新規参入しても利益が出ない程度だったと推察できよう。
世の中には、成功者が大きな利潤を得ること自体を否定する人もいる。彼らは利益率の大小を見て「儲け過ぎ」を認定してしまう。例えば、ある知人は、ライバルさえ登場し、公正な競争が行われれば、企業の利益率が0%近傍になるまで価格は下がるもの、と思い込んでいた。
そうではないわけだ。ライバルが、インテルが利益率20%を確保できる水準までしか価格を下げられないなら、インテルは対抗値下げしても20%の利益率を残せる。これは儲け過ぎではなく、コスト削減努力の正当な対価である。赤字にならない範囲でさらに値を下げて、ライバルを市場から退出させることができたなら、それもまたインテルの技術力、販売力の成果である。
インテルの利益率がどんなに高くても、それ自体は「儲け過ぎ」の証拠にはならない。
医療に関する情報の非対称性の問題か……。患者には保険適用外の診療のよしあしがわからないので、医師の勧めるままに無駄な治療がたくさん行われるようになるだろう、という。代替医療問題を注視してきたNATROMさんらしい切り口だと思う。
ならば、保険診療の水準を現状維持で固定すると決めて、「従来なら保険診療の対象となった治療法に限って順次混合診療の対象としていく」のはどうか。効能不明の治療法は混合診療を認めないわけ。
経済成長が滞っている以上、医療だけ際限なく水準の向上を目指すとすれば、増税や保険料の増額によって、総支出に占める医療関連支出の割合を上げていくしかない。だが、日々の生活も重要であって、どこかで限界を迎えることになる。当たり前の話だ。
医療の世界では収穫逓減の傾向が明らかだ。この20年ほど、平均寿命は頭打ちに近いのに、医療費の伸びは止まらない。ほんの少し寿命を延ばすためだけに、どれだけの医療費を注ぎ込んできたことか。そろそろ、発想の転換が必要だ。
高齢化への対応だけでも、保険料の年々の上昇は十分にキツい。保険料が上がれば、ますます保険から排除される人々が増える。免除制度の周知徹底など不可能だし、仮に周知できたとしても、免除対象外の、しかし貧しい人々が、保険から排除され続ける。「いや、免除対象外の人が、私的な浪費を我慢できず、健康保険に加入しないのは、さすがに自業自得でしょ」という声もあろうが、それは恵まれた人々の驕りだと私は思う。
端的にいえば、我慢が足りないのも、軽度の先天的障害とみなすべき。「我慢が足りないのは本人の問題」と斬り捨てて、もっとも過酷な扱いをするのは公正でない。ときどき心を入れ替えてまじめになる人がいるから、「やる気の問題」と片付けられがちだが、例外を一般化しないでほしい。
医療水準の向上より、保険加入率の維持の方が大切だ。保険料を上げないことを重視して、今後しばらく「医療費が下がる」治療法以外は保険診療に加えるのをやめたらどうか。
また、保険料方式では「経済的弱者(の一部)が排除される」問題の抜本的な解決は不可能だ。もし可能なら「健康保険の基礎部分は全額税方式とし、その分の保険料相当額を増税する」のがよいと思っている。
国内の医療格差に敏感な人は、どうして日本人と発展途上国の人々との医療格差を問題視しないのか。命が平等だというなら、上を見るより下を見ろ。自らの富と命を対価に、より多くの命を救ったらどうか。自分が1年寿命を延ばすお金で、大勢の命を総計何百年も延ばせる可能性がある。
私はそういう風に思うから、「金持ちは助かる(可能性がある治療を受けられる)のに自分には選択肢がないのは許せない!」と声を上げる気にはなれない。かつて私は母の胎内で微動だにせずスクスク育ち、予定日を過ぎても生まれる気配が全くなかった。陣痛促進剤を何本も打たれても、無視して眠り続けた。放置すれば母のお腹は破裂し、母子ともに死んでしまう危険があったので、私は現代医学の力で生まれてきた。それから30年余り経った世界では、私と似た子らが、毎日たくさん死んでいる。
「命の平等」を謳うなら、私の命が金持ちとの比較で少し短くなることより、死にゆく子らを助けられずにいる自分のふがいなさ(例えば、収入の9割を、自分の快適で楽しい生活と、将来不安の軽減のためだけに投じてしまい、寄付に回すのが1割足らずであること)こそ問題視すべきだ。本気で人の命の不平等を是正する気がないのは、自分自身に他ならない。
話の範囲を国内に絞っても、医療格差を批判するのに「命は平等」なんてお題目を掲げるのであれば、まず目を向けるべきは無保険の人々だと思う。
- 全集を端末にバンドルして売ろう(再掲)
- 作家(と複数の版元)を説得して、「この作家の作品は絶対にココで買える」という契約をしよう
- 物理媒体の仕様を早く確定させよう
- 漫画向け端末を作ろう
現実的には、保護されたPDFをDVD-ROMに詰めて売るという仕組みになりそう。というか、現状、実際に流通しているのは、そういう商品。
私が実際に買ったりしたことがある商品としては『日経エレクトロニクスDVD縮刷版』ですかね。定期購読者は安く買えるという仕組み。工業系の学会誌などの場合、毎回、本誌のPDF版が付録のCD-ROMに入っていたりします。IT系の雑誌には、年末に増刊号としてCD-ROMにPDF形式でバックナンバーを収めたものを1000円前後で売るのが恒例になっている例も。
「PDF+光ディスク媒体」というのは、消費者目線では不満の多い、つまらない答えなのですが、それでも強力な現実解だと思います。
浅倉さん待望の『藤子・F・不二夫大全集』電子版は、私もほしいと思っていた商品。今はもう、紙のを買っちゃいましたが……。ちなみに小学館は2002年に『赤塚不二夫 漫画大全集 DVD-ROM』を発売した実績があるので、今も「絶対にない」とは思っていません。
とはいうものの……浅倉さんが仰るような、端末にバンドルして売るのは厳しそう。けっこう豪華なF全集でも3期100巻で18万円くらい。紙の本より本当に読みやすい電子版というのは、現状、想像がつかないですし、電子版が20万円とかだったら売れそうにない。『赤塚不二夫 漫画大全集 DVD-ROM』は単行本217冊+単行本未収録原稿6000頁で7万円という価格設定でした。コレクター向けだとしても、売れるのはこっちの方でしょう。
コレクター向け電子書籍は、「PDF+光ディスク媒体」という答えがあって、それでは納得できなくて、どこにもない正解を探してさまよってる感じがします。光ディスクだとドライブの大きさが問題だとしても、microSDカードやmicroSDHCカードだと、現状では3000円未満の商品の流通媒体としてはコスト面で壁が。
加野瀬さんの言及に対して私が補足説明をしても、たいていスルーされてきた(と私は思っている)から、今回も加野瀬さんの反応はスルーかな。
もし何かあるとしたら、例えば、私の過去の発言を引っ張ってきて、「まず自分の言動を見直したら?」というパターンか。実際、私は自分の理想を実現できてはいないし、脛に傷はたくさんある。ただ……開き直りと受け止められることを承知でいうのだが、「自分が完璧になるまで、理想を掲げて、よりひどい他者を批判してはいけない」なんてことはないと思うよ。カッコいいとか悪いとかなんてことより、大切なことってあるよ。
ただ、私の場合、いくつかの点について、過去に全く逆の主張もしている。そのことについては、「考えが変わりました」と先に書いておく。とくに2004年から2005年にかけて、私は、いろいろな点について主張を改めた。その後、現在に至るまでの間にも、私の考えは少しずつ変化してきている。
私は加野瀬さんが岩崎さんを「ハックルさん」と呼ぶ程度のことを法律で禁止すべきとは思っていない。でも、合法だから完全に自由だとも思っていない。そこは自制すべき領域じゃないか、と。
私の中では、無断リンクとかと近い扱い。無断リンクはしていい。究極的には、そう。だけど、それを嫌がる人の気持ちにも、可能な範囲で最大限の配慮をすべきだと考えている。相手が嫌がったとしても、それでもリンクする意義があると確信できるときだけ、リンクしないでほしいといっている記事にリンクすべき。
無断リンクを嫌がるのはおかしい。おかしい人の言い分には耳を貸さない。無視する。……そういう乱暴な意見には与しない。どんな勘違いがあるにせよ、現にリンクをつらいと感じている人がそこにいるわけであって、その痛みに何の配慮もしない、考えない、それでいい、というのは強者の論理だ。
「ハックルさん」という字面に悪意はないが、あるコミュニティにおける使われ方を見れば、彼らが「岩崎さん」と呼ばず「ハックルさん」という理由は、透けて見える。「ひろみちゅ」だってそうじゃないか。誰がそんな呼び方をはじめたんだ。私はリアルで高木さんに「ひろみちゅ」と呼びかけている人を見かけたことがない。ネットでは「愛称」として通用しているかのように装っているが、やっぱりみんな失礼な呼称だと思っているんじゃないのか。
そういうことを、安直にやるべきでない。どうしても「ハックルさん」と呼ばねばならない理由、あるいは、そう呼ぶことの社会的効用が、礼を失する悪を上回っていると確信できるときだけ、そういう言葉遣いをすべき。
REV あまり蔑称は使わない方針だけど、「国家社会主義ドイツ労働者党」は蔑称で呼ぶことが多い。 / あと、頻用されている通称が、内部の人には好まれていない場合があり、どっちを優先すべきかちょっと困る。
通称の「ナチ(独: Nazi (ナーツィ))」は Nationalsozialist の初め2音節を同音異字につづり変えた物で、当時の対抗勢力がナチ党員および国家社会主義者に付けた蔑称(中略)。また「ナチス(Nazis (ナーツィス))」はその2格(属格)および複数形であり、集合的にナチ党の意味でも用いる。(中略)したがって、映画などでナチ党員が「ナチス」と言うのは本来は誤りであり、自分たちにナチおよびナチスという呼称を用いる事は無かった。自称としては党名のイニシャルを略して NSDAP (エンエスデーアーペー) 或いは NS (エンエス) と呼んでいた。
知らなかった……。今後は、何のメリットもないのに「ナチス」と書くのは、控えることにしたい。例えば、NSと深い関わりのあった方の子孫とわかっている人と会う機会があったとき、何の意味もなくナチスという言い方をしないことにしようと思う。ブログの文章ではどうしようか……。「NS(いわゆるナチス党)」とでも書こうか。字数制約が厳しいTwitterでは、たぶん「ナチス」を使い続けると思う。
ちなみに、ネオナチはドイツ語でもNeonazismusなのだそうだ。でも、ネオナチの人々が、Neonazismusを自称しているのかどうかは、ちょっと調べただけでは、わからなかった。実際のところ、どうなのだろう。
あと、頻用されている通称が、内部の人には好まれていない場合
として私が思い当たるのは、「イギリス」「イギリス人」かな。「イギリス」は蔑称ではないが、スコットランドや北アイルランドから来た方がいい顔をしないことは、経験的にも理解している。小学生の頃、英語の授業の補助で教室にやってきたスコットランド出身の方が、「イギリス人」は日本語だから我慢できるが、そういわれるのは嬉しくない、「English」といわれるのは耐え難い、と力説されていた。が、私はそれ以降も、「イギリス」「イギリス人」を使い続けている。「UK(いわゆるイギリス)」と書いてもいいはずなのだけれど、過去ログを検索してみたところ、私は一度もそうした書き方をしていない。
ekken 「ハックルさん」は、彼が「岩崎夏海」であることを告白する以前に付けられた「愛称」であると認識している。「ハックルさん」自体は蔑称だとは思わないけど、言及内容が過度に馬鹿にした物言いであることが多い
経緯はどうあれ、現在の「ハックルさん」使用者の偏り具合を見れば、いま「ハックルさん」という呼称が持つ意味合いは透けて見えます。
また、岩崎さんのはてなIDは「aureliano」なので、本名不詳、ハンドルネーム不詳なら、「aurelianoさん」と呼ぶのがふつうではないかと。そうせずに「ハックルさん」を選ぶ人は、その時点で既にネットWatch感覚に片足を突っ込んでいるように見えます。finalventさんを「終風爺」「爺」などと呼ぶ人などもそうですが、勝手に徒名をつけて呼ぶ行為全般に、私は同じ空気を感じます。
徳保さんってほんと変わらないよね…。ただ単に気に入らないというだけなのに「お前はどうせ匿名に叩かれるよ!」だもんな…。
また加野瀬さんに言及されたが、例によって「補足説明をしたくなる」ような文言だった。いい機会だと思うので、以下、延々と書く。長いよ。
追記:やっぱり長すぎたのと、ひとつの記事で扱う話題が多すぎると思ったことから、昨日、先に書き上げていた部分は、昨日付の記事として分割した。
質問されたから、コメント欄へ出向いて回答したのに、完全に無視された。これが、私の加野瀬さんに関する最も不愉快な思い出。だから「さして嫌な思いをしたことはない」ともいえる。
加野瀬さんには、けっこうはてブされてる。私も、加野瀬さんのはてブのコメントにはレスしてない。はてブのコメントは無視していいが、ブログ記事のコメント欄は無視してはいけない、というのは無理がある。一方をスルーしていいなら、他方もスルーしていい。そう思う。思うが、やはり、「教えて!」といっておいて、回答を無視するのは、ひどいと思う。
参考・関連として並べたリンクの中に加野瀬さんの記事も含まれていただけのケースを除外すれば、近年は、私から加野瀬さんの記事に言及した回数より、加野瀬さんに言及された回数の方が多いと思う。私の方が言及に対する反応率が高いので、記事数では「私→加野瀬さん」の方が多いだろうが……。
ちなみに、ブログツールの編集画面で検索すると、「artifact」で31件、「加野瀬」で33件、「kanose」で44件の記事がヒットした。Googleよりは確実な結果だと思うが、重複も多いので注意。またこれは、「加野瀬さん」に対する言及ではなく、話題を拾ったネタ元としてリンクしているだけの記事を多く含んでいる。
記事中、加野瀬さんが引用しているhankakueisuuさんの記事は、私は名誉毀損だと思う。ひどいと思う。「面白いからいい」「ジョークだからいい」みたいな意見には、怒りを覚える。
6年前に私が怒ったのも全く同じ構図だ。ある日のhankakueisuuさんのジョークに、私はプッツンきて批判した。hankakueisuuさんのブログは私の巡回先ではなく、たまたま目に入ったものを批判したという経緯なので、hankakueisuuさんの他の記事と比べて、当該記事がとくにひどかったというわけではないだろう。
だが、私の怒りに共感する人は少数派だった。「ひどい」といいつつ笑っているような人々が、当時の空気を形成していた(少なくとも私には、そう見えた)。
hankakueisuuさんの暴言が許されるなら、世の中に名誉毀損なんて罪は存在しないのと同じだが、実際には、「たまたま場の空気が許せば笑って済まされるが、そうでなければ叩かれる」という仕組みになっている。同じことをいっても、場の空気が叩きモードになっていると、何でも攻撃の理由になる。ジョークがジョークとして許されず、暴言だとして叩かれるようになる。
hankakueisuuさんも同じだろう、と6年前の私は思ったし、今もそう思っている。以前と変わらぬクオリティで記事を書き続けても、何かのきっかけで空気が変わった途端、「キレがなくなった」ということにされ、「単なる暴言」「笑えない」という反応が大いに増える。「暴言」を理由として、本論の手前のところで拒絶されるようになる。あるいは、そういう理由で拒絶する側の声が目立つようになる。
私は、hankakueisuuさんが書いているのは名誉毀損で、ジョークだから許されていいものだとは考えていない。だが6年前、可視化されている読者の大多数は、その暴言を問題視しておらず、私が抵抗しても勝ち目はなかった。だから私は「野暮を申しました」と引き下がったが、納得したわけじゃない。
あんな暴言が許容されているのは異常な状態であって、何か切っ掛けさえあれば、「暴言が暴言として正しく認知される」はずだと思っている。「罵倒芸」なんて幻想だ。罵倒は罵倒、名誉毀損は名誉毀損、ひどいものはひどい。「**だから許される」なんてのは、カンチガイである。
この記事の中で小林Scrap Book(現:Heartlogic)の名前を出したのは、私の誤り。小林さんには悪いことをしました。私は罵倒に対して怒っていたはずなのに、最初に「ツッコミ屋」という枠で記事を起こし、小林さんも例に挙げたために、論旨が不明になっている。このことも、今回、長々と「補足説明」をした理由のひとつ。
マサムネさん、山本さん、hankakueisuuさんのサイトやブログは、巡回先ではないものの、巡回先のサイト・ブログで記事が紹介されることがたびたびあって、いくつも記事を読んでいた。だが、小林さんの記事は、ほとんど目にした記憶がない。今回、小林さんの2005年5月当時の記事を全て読んだが、読んだ記憶のある記事がひとつもなかった。なのにどうして小林さんのブログを例に出したのか、全く思い出せない……。
ちなみに、私が小林さんのブログにリンクしている記事は、ツッコミ屋の有為転変(2005-05-28)の他には棚卸しメモ(2007年5月版)(2007-05-01)しかない。
検索した限りでは、私のブログに加野瀬さんが初登場するのは孤独(2003-09-06)という記事。ARTIFACT ―人工事実― : テキストサイトの衰退?(2003-09-03)のコメント欄での発言に対する言及だ。
いま読み返すと、コメント欄にある2003年当時のjounoさんの主張は、2005年以降の私の主張と概ね重なっており、興味深い。
少なくとも近年の記事に、いわゆる「釣り」はありません。(中略)矛盾があれば、実際に矛盾しているだけです。書いてある通りに読んでいただければよろしいかと。